八幡平市(はちまんたいし)は、岩手県の北西部に位置する市。東北自動車道と八戸自動車道が分岐する交通の要所である。
おおよそ、市の北半(旧安代町)は安比川(馬淵川水系)流域、南半(旧西根町・松尾村)は赤川・松川(北上川水系)流域である(ただし北西の一角に、日本海へと流れる米代川の最上流域がある)。元来、北半は二戸郡、南半は岩手郡で、結びつきは薄かったが、昭和に入り国鉄/JR花輪線が全線開業し、道路においても国道282号や東北自動車道などの山を越えて南北に走る交通網が整備されると次第に生活圏を同じくし、旧安代町域においても西根町・松尾村と同じく行政面や経済面においても盛岡市およびその周辺地域との結びつきを強めるようになり、2002年(平成14年)には安代町が岩手郡へと移管され、2005年(平成17年)には平成の町村合併に至った。
ケッペンの気候区分によると、八幡平市は亜寒帯湿潤気候・湿潤大陸性気候(岩手松尾はDfa、荒屋はDfb)に属する。12月から2月にかけて日平均気温が氷点下となり、寒さが厳しい。冬季に-20℃前後の気温が観測されることも珍しくない。旧松尾村は特別豪雪地帯に指定されている。他の地域は豪雪地帯に指定されている。
岩手松尾
荒屋
法定合併協議会で市の西境にある山の八幡平からとって八幡平市と新市の名称を決めた。旧3町村の沿革はそれぞれの項を参照
定数:18名
合併前の西根地区、松尾地区、安代地区の3つに区分される。
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、8.11%減の26,355人であり、増減率は県下33市町村中20位。
2021年(令和3年)10月時点の各地区の人口と世帯数。
八幡平市内TV中継局
旧西根町域の一部では盛岡親局(紫波新山)や谷地山局の電波も受信可能(長者山からの電波が山陰になって届きにくい一部地区では盛岡親局あるいは谷地山局を受信)。旧安代町域・荒屋新町地区の世帯は折爪岳にアンテナを向けている。
在盛AMとエフエム岩手は市内全域で盛岡親局(IBC岩手放送矢巾ラジオ送信所・NHK矢巾ラジオ放送所・紫波新山)を受信するが、北部の旧安代町域は山間部のため場所により聞こえにくくなる(旧安代町域・荒屋新町地区では折爪岳経由で在盛FMを受信可能)。なお旧安代町域・兄畑地区では隣県の民放AM局秋田放送(ABSラジオ)鹿角局801kHz経由)や鹿角市のコミュニティFM局鹿角きりたんぽFMが受信可能である。
盛岡地区広域消防組合(管轄:八幡平市・盛岡市・滝沢市・岩手郡・紫波郡)
主要施設のみ掲載。
図書館
コミュニティセンター
すべての施設は指定管理である。
博物館
主な運動施設
主に西根地区の花輪線と並行する国道282号(西根バイパス)や市道沿いにロードサイド店が立地する。又、大更駅と平館駅周辺には複数の小売店が密集している。
市内には複数のスキー場が所在し、岩手ホテルアンドリゾートが運営する安比高原スキー場や安比高原ゴルフクラブを中核としたリゾートエリアや、八幡平リゾートが運営するリゾートエリアは県内最大規模を誇っており、周辺にはホテルやペンションが集中している。
※以下は廃校
※以下は廃校
保育園
幼稚園・こども園
郵便局
簡易郵便局
盛岡都市圏に属する区域は、旧西根町域と旧松尾村域となる(花輪線と並行する国道282号経由の旧安代町域と旧松尾村域を結ぶ一般路線バスは無い)。
八幡平市はこれまで「岩手」ナンバー(岩手運輸支局)が割り当てられていたが、2014年11月17日から(岩手警察署管内で唯一となる)ご当地ナンバーである「盛岡」ナンバーが交付されている。
岩手ナンバー割り当て地域( - 2014年11月16日)
盛岡ナンバー割り当て地域(2014年11月17日 - )
東八幡平温泉は、温泉地の字名が「八幡平温泉郷」であるため八幡平温泉郷に含まれることが多いが、国民保養温泉地指定範囲ではない。
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