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大師子吼経


大師子吼経


大師子吼経』(だいししくきょう、巴: Mahāsīhanāda-sutta, マハーシーハナーダ・スッタ)、または『迦葉師子吼経』(かしょうししくきょう、巴: Kassapa-sīhanāda-sutta, カッサパシーハナーダ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第8経。

類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第25経「倮形梵志経」(らぎょうぼんじきょう)がある。

経名は、経中に登場する、後の仏弟子であるマハーカッサパ(大迦葉)に因む。「師子吼」(獅子吼、ししく、巴: sīhanāda, シーハナーダ)とは、「釈迦の説法」を「獅子の咆吼」に例えた仏教用語。すなわち、この経名は「マハーカッサパ(大迦葉)に釈迦が説法した経」の意。

構成

登場人物

  • 釈迦
  • カッサパ(迦葉) --- 裸形苦行者

場面設定

ある時、釈迦はウジュンニャー近くのカンナカッタラに滞在していた。

そこに裸行者カッサパが訪れ、苦行と楽行について問う。釈迦はそのどちらからも離れた苦楽中道の重要性を説きつつ、八正道、十善戒、六根清浄、正念正智、三衣一鉢による満足、五蓋の除去(五禅支の生成)、四禅および六神通を述べていく。

更に、釈迦は自分こそが、他のいかなるバラモンよりも、戒律、厭離、智慧、解脱について優れており、応供、等正覚、善逝、世尊であること、かつてニグローダという苦行者が仏道に出家したことを述べつつ、カッサパに出家を薦める。

カッサパは出家し、後に阿羅漢になったことが述べられつつ、経は終わる。

内容

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典1』(第6巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)戒蘊篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典1』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

関連項目

  • 中道
  • 八正道
  • 三学
  • 十善戒
  • 六根清浄
  • 五蓋・五禅支
  • 四禅
  • 六神通
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外部リンク

  • Mahāsīhanādasuttaṃ - Tipitaka.org

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 大師子吼経 by Wikipedia (Historical)