佐藤 泰生(さとう たいせい、1945年 - )は、日本の洋画家、新制作協会会員。和光大学芸術科名誉教授。神奈川県逗子市在住。
経歴
1945年に日本統治時代の大連で生まれる。1967年東京藝術大学油絵科(小磯教室)卒業。大橋賞を受賞する。1969年大学院修了。大学では猪熊弦一郎・脇田和らとともに新制作協会(発足時:新制作派協会)を結成した小磯良平教授に師事する。1973 - 1978年の間、フランス政府給費留学生として渡仏滞在する。1980年新制作協会会員となる。2001 - 2002年渡仏パリ滞在。1992年和光大学芸術科教授に就任(2015年3月退職)。
2012年 『共鳴/主張する個性~現代洋画家10人~』展参加。他は池口史子、大沼映夫、林敬二、櫃田伸也、小杉小二郎、酒井信義、諏訪敦、青木敏郎(諏訪市美術館)
受賞歴
- 1970年 第34回新制作展で新作家賞を受賞(1979年)。
- 1977年 第12回昭和会展で昭和会賞を受賞。
- 1981年 東京セントラル美術館油絵大賞展で優秀賞(1983年は佳作賞)を受賞。
主たる個展歴
- 1976年 日本橋髙島屋で滞欧作展を開催。
- 1976年 パリのパッスレル・サンルイ画廊で個展を開催。
- 1978年 日動画廊で個展(以後、9回開催:1984年、1989年、1992年、1999年、2002年、2005年、2007年、2011年、2015年)を開催 。
- 1992年 佐藤泰生屏風絵展
- 2011年 『佐藤泰生の新しい世界観』展(2011年11月10日 - 21日・本店、2012年1月14日 - 22日・福岡)
- 2015年 『それぞれの時間 佐藤泰生展』(2015年11月5日 - 18日・本店、2016年1月16日 - 24日・福岡)
- 2007年 『佐藤泰生の世界展 - 1963~2007』を諏訪市美術館で開催 。
- 2009年 高島屋(東京・大阪・名古屋・横浜)で個展を開催(2013年にも開催『風と光と夢』展)。
- 2015年 佐藤泰生和光大学退職記念展(2015年2月7日 - 21日)。
新聞小説の挿画
- 1992年 宮本輝著『朝の歓び』(日本経済新聞朝刊連載)挿画担当(1992年9月14日 - 1993年10月17日 全385回)。
- 1994年 『佐藤泰生原画展』を開催(日動画廊 東京展:2014年1月18日 - 25日・福岡展:2月5日 - 13日・大阪展:2月21-28日)。
- 2008年 高樹のぶ子著『甘苦上海』(日本経済新聞朝刊連載)挿画担当(2008年9月30日 - 2009年10月31日 全386回)。
- 2010年 『佐藤泰生原画展』を開催(三越[東京・名古屋・仙台・福岡・松山]) 。
- 2011年 高樹のぶ子著『マルセル』(毎日新聞朝刊連載)挿画担当(全355回)。
- 2012年 『佐藤泰生原画展』を開催(日動画廊 東京展:2012年3月13日 - 26日・名古屋展:4月2日 - 12日・福岡展:4月17日 - 26日、梅田画廊 大阪展:5月7日 - 16日) 。
脚注
外部リンク
- Taisei's World 2012年3月-12月のブログ(「マルセル」原画展、アフリカ サファリ編、敦煌スケッチ旅行など)
- 日動画廊取扱い作家
- 新制作協会
- 和光大学佐藤泰生ゼミ・佐藤泰生氏の紹介
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