諏訪 ななか(すわ ななか、1994年11月2日 - )は、日本の女性声優、歌手。埼玉県川越市出身。ステイラック所属。愛称は主にすわわ。Aqoursのメンバーでもある。
テレビアニメ『ひだまりスケッチ』がきっかけで声優になりたいと思うようになる。中学2年生のとき、埼玉県から代々木にある声優の養成所に週1回通学していたが、高校入学にあたり、母親の意向もあり、養成所を辞めることになる。その一方で、高校では外国語科で学びながら、英語劇部の活動を3年間続けた。
A&Gアカデミー第15期生。
高校3年生のとき、超!A&G+のラジオ番組のオーディションに合格し、2013年に声優デビュー。文化放送のインターネットラジオ番組超!A&G+の販売ユニット「うるめいつジュニア」としても活動していた。2014年、A&Gアカデミー・ボーカルコース優秀者の高林大旗と結成した二人組ユニット『Supreme Daydream』として音楽活動を行っていた。2015年4月8日、アミュレート所属となる。
2015年、『ラブライブ!』の新シリーズ『ラブライブ!サンシャイン!!』(松浦果南役)への出演が決まり、同時にAqoursとしても活動を開始。本人曰く、事務所に入って程なくしてのタイミングで、『ラブライブ!サンシャイン!!』のオーディションに合格したという。
2017年3月、Aqoursの一員として、第11回声優アワードにて、歌唱賞を受賞した。
2021年4月1日、前日3月31日をもってアミュレートを退所したことを発表した。6月1日には、ステイラックと業務提携したことが発表された。
『ラブライブ!サンシャイン!!』(松浦果南役)は、オーディションから「果南役を望んでいた」ため、「少しボーイッシュでシンプルな服装で臨んだ」という。2016年8月のインタビューでは、「自分もどんどん成長して9人の絆を深めて、みんなと一緒に新しい世界を開いていけたらいい」と意気込みを述べている。また、2017年12月のインタビューでは、(『ラブライブ!サンシャイン!!』という作品、あるいは果南との出会いによって)「声優として活動していますといえる実感を(やっと)持てるようになった」「声優人生の転機になった」と述べている。
声優としてのみならず、(将来的な目標として)ソロ歌手としての活動やミュージカルへの挑戦への意欲も示唆している。また、「(アフレコ以上に、)ライブに出て、ステージの上で歌ったり踊ったりできることが、楽しくてとても生きがいを実感できます」と述べている。
自身が目標とする声優として、後藤邑子を挙げている。後藤とは、2017年8月の『Animelo Summer Live2017 - THE CARD -』1日目において、同じステージに立つことが叶うことになったが、その際に喜びのツイートをしている。
愛称は主に「すわわ」。ただし、Aqoursのメンバーである降幡愛からは「おすわ」と呼ばれることがある。
座右の銘として、「Challenge&Never Give Up」を挙げている。理由として、「何事もまず挑戦してみて、諦めないことを大切にしているから」「挑戦する心を忘れないでいたいと思っているから」と述べている。
自身の特徴について、「マイペース」「頑固である」「物事を深く考えずにフィーリングで生きる感じ」「あまり物事に執着しない、さっぱりした性格」「何事にも、それはそれ、これはこれと考える」と述べている。また、ダンスが苦手で高校や大学の授業などでは「友だちに付き合ってもらって居残りで練習していた」という。人物的特徴として、Aqoursのメンバーである小宮有紗は「(普段は出さないけど)絶対陰で努力してるんだろうな、ということは感じます。だから、(私も、[同じ3年生組である]鈴木愛奈も、諏訪が)Aqoursの3rdシングルにてセンターをつかんだときは、(自分のことのように)とても嬉しかった」と述べている。
自身は、寝ることやゲームなどが好きなインドア派であり、スポーツは全くできないとのことで、特技がダイビングでアクティブな少女として描かれる果南とは対照的であり、素直に尊敬できるところと述べている。また、自身の好きなファッションとして、「フリルのブラウス」「ワンピース」のような、「いかにも女の子っぽいファッション」を挙げており、その意味でも果南とは正反対であるという。好きな色として、「ピンク」及び「紫」を挙げている。私服では、「全身ピンク」「全身紫」にすることが少なからずあるほど、好んで着用するという。
趣味は、寝ること、ゲーム、映画鑑賞、散歩。特技は、ダンス、ピアノ、書道、浴衣の着付け、靴を壊すこと。本人曰く、「寝る前に枕を叩くこと」が、毎日の習慣であるという。
甘いものが好きであり、特に「食事よりもアイスが好きです」というほどに、アイスが大好物であるという。その一方で、2017年9月に、所属事務所を通して、ファンからの「食品類(飲料含む)のプレゼント」を辞退させて頂く意向を表明した。
人混みが嫌いであるという。また、「泳ぐのは苦手だけどダイビングはできる」ということを述べている。
ヘアアレンジを好み、自身のTwitterでは、ヘアアレンジの写真を時折アップしている(自身の持ち番組「諏訪ななかのすわわーるど」の放送報告のツイートでも、ほぼ毎回のように異なる髪型を披露している)。本人曰く、「アニメのキャラクターのような難しい髪型に挑戦することが好きです」とのことである。
本人曰く、「(子ども時代から)視力がずっと悪い」とのことであり、小学生のときからずっと眼鏡を着用していたという。声優になってからは、普段はコンタクトレンズをつける一方で、自宅では現在でも眼鏡を着用することがあるという。アラレちゃんが使用しているような、「機能的で目に優しい、実用的な眼鏡」をいくつか所持しているとのことである。
蒼樹うめ(『ひだまりスケッチ』の原作者)及び田村ゆかりのファンである。
声優になる以前からアニメイトをよく利用しているとのことで、声優になってからも公私両面で利用するほか、京都や大阪、北海道や沖縄などへプライベートで訪れた際にも、アニメイトに立ち寄るほどであるという。そのため、(2017年12月時点で)アニメイトの専用ポイントカード(のポイント)が、DVDを購入できるほどに貯まっているという。
Aqoursのメンバーの中でも、特に英語に自信があるとのことであり、2016年7月のロサンゼルス訪問の際、「英語は子どもの頃からずっとやってて、こういう所で使えたのは嬉しかったなあ」とのことであり、実際に英語のツイートも披露している。しかし中学生時代は、(英語よりも)数学の方がむしろ得意であったとのことであり、高校で外国語科で学び、英語劇部で活動をし続けたことで、英語が得意になれたという。
自身のAqoursとしての活動姿勢として、「(技術的に下手でも)楽しそうに歌って踊ることを心掛けている」と述べている。理由として、「技術的なことは簡単に身につくものではないけど、楽しそうに踊ることは誰でもすぐにできる(と思うから)」を挙げている。また、Aqoursの活動を通して学んだこととして、「『できないことがあっても、できるまで頑張ればいいんだ』と、物事をポジティブに考えられるようになった」「頑固である自分が、もっと視野を拡げて、いろんな方々の言葉や考えに耳を傾けようと心掛けるようになった」と述べている。また、2017年9月のインタビューでは、「Aqoursは、(「職業としてのアイドル」ではないからこそ)青春時代の楽しさや、きらめきを見せられるアイドルになれたらいいな、と思っています」と述べている。
果南について、自身との共通要素として、「物事を深く考えずにフィーリングで生きる感じ」を挙げている。本人曰く、果南を演じるにあたり、「お姉さん(的な存在)なんだけど、親しみやすさを感じてもらえるように表現する」ことを心掛けているという。また、2017年春のインタビューでは、果南の特徴について「友達想いで、スタイルがよくて、かわいい」「おっとりしているのに、体力があって運動ができる(という)ギャップがある」と述べている。
テレビアニメ1期の第9話のアフレコを時間をかけて録ったとのことだが、その際に、それ以前(1期の第8話まで)の果南は、本当に友達を想ってるからこそ、感情を出せなくなり、言えないことが多くなってしまっていたことに気付いたこと、そしてだからこそ、第9話で(果南としての)感情をやっとぶつけられた、「ハグしよ?」というセリフが、(ひときわ)想いのこもった言葉になったことを、2017年春のインタビューにて述べている。
インタビューにおいて、Aqoursの活動を通して、「ダンスは大好きだけど苦手」であることを、しばしば言及している。本人曰く、ダンスは「高校の部活(英語劇部)」でやっており、また、「ミュージカルを学ぶ大学に通っている」とのことだが、それらを通して培ったことと、Aqoursのダンスとは「全くの別物」とのことで、「頭のイメージと実際の動きに差があることが多い」とのことだが、メンバーの親身な助言を通して、吸収することができているとのことである。
Aqoursのメンバーの中では、特に鈴木愛奈との親交が深い。本人曰く、「公私共に、仲良しでもあり、ライバルでもある」とのこと。自身のTwitterでも、「ななあいにゃ」と称して、鈴木との2ショット写真を時折アップしている。
Aqoursの楽曲の中でも特に大切な楽曲として、『HAPPY PARTY TRAIN』(以後、「HPT」と略して表記)及び『夏の終わりの雨音が』を挙げている。特にHPTについての思い入れの強さはインタビューで時折言及しているが(自身のセンター曲である)、センターを務めることが決まった当初は自分の実力が追い付いていないことに、もどかしさを感じていたという。そのため、センターが決まってすぐにボイストレーニングに通い始めたという。ボイストレーニングを通して、「歌い方や声の出し方も変わって、自分のやりたかった表現ができるようになった」ことを、2017年9月のインタビューにて述べている。また、『Animelo Summer Live2017 - THE CARD -』(1日目)において、HPTを歌唱した際に、「こんなに大きなステージで、センターに立って歌えるんだ!」という嬉しさを実感できたこと、及び、観客全体が果南のイメージカラー(エメラルドグリーン)を示してくれたことに感動して、この経験が自信になったという。
Aqoursの1stライブ(2017年2月。横浜アリーナ)に臨む際は、自身にとって、「(それまでに)一度の機会に多くの曲を人前で歌う機会がなかった」とのことであり、不安や緊張のあまり、本番直前に泣いてしまったという。しかし、みんなで支え合い、足りない部分を補い合う(という意識で臨んだ)ことで、「(Aqoursのメンバーの)9人で大きなステージができた」「みんなでこの時間を共有しているんだな、ということを感じられた」と思えて、自信になったとのことである。また、 「(1日目冒頭の)『青空Jumping Heart』で、(登場時は後ろ向きだが、ステージへと振り向いた瞬間に)目に入ってきた光のきらめきが(とても衝撃的で)一生忘れられないと思います」とも述べている。
1stライブを通して、自身にとってのAqoursとはどのような存在になったかということについて、「一緒に成長して高めあっていける仲間であり、ライバルのような存在」と述べている。また、1stライブの際、ファンへの感謝の想いとして、「1日目の感想が綴られた手紙を2日目のプレゼントBOXに入れてもらえていたことが、とても嬉しかった」と述べている。
太字はメインキャラクター。
※はインターネット配信。
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