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松戸市


松戸市


松戸市(まつどし)は、千葉県の北西部に位置する市。

人口は約50万人。千葉県内では千葉市、船橋市に次ぎ第3位の人口規模である。旧東葛飾郡。計量特定市に指定されている。1943年(昭和18年)市制施行。

概要

江戸川を挟んで東京都に接し、東京都市圏(東京都区部)のベッドタウンとしての性質が強い。東京都区部への通勤率は37.3%(2010年国勢調査)であり、いわゆる「千葉都民」が多い。日本の市の人口順位において非政令指定都市・非中核市としては最多の人口を有する。健康都市連合加盟都市。

江戸時代には水戸街道の宿場町・松戸宿として栄え、徳川将軍家ゆかりの地としての歴史を持つ。このため江戸や水戸との関わりが深く、松戸神社は徳川光圀(水戸黄門)と縁があり、旧徳川家住宅松戸戸定邸は元水戸藩主の徳川昭武が明治時代に暮らしていた邸宅である。松戸には徳川将軍が鷹狩りをするために度々訪れていた記録もある。江戸川は古くから水運が盛んで、船底の浅い高瀬舟が野菜を満載して、農村地域の河岸と江戸の日本橋の青物河岸を行き来していた。松戸にも河岸が置かれ農産物の集散地として賑わった。明治になると蒸気船が登場して内国通運(日本通運の前身)が日本橋を起点に、古河(茨城県)や小山(栃木県)を結ぶ定期航路を開設した。「矢切の渡し」でも有名である。太平洋戦争後は宅地化が進んだ。東京との結びつきが強いが、逆に千葉県の県庁所在地である千葉市へ鉄道アクセスはよくない。

地理

千葉県の北西部に位置し、県庁所在地である千葉市から約20 - 30キロメートルの距離である。東京都(日本の首都)の都心から10 - 20キロメートル圏内である。

南北に流れる江戸川を西端としている。平野部は関東平野に含まれ、江戸川の左岸にあたる西部地域は海抜4メートル前後の沖積平野で水路が縦横に走り、宅地化が進んだ現在でも、水田や畑地が各所に見られる。

東部地域は下総台地(海抜20-30メートル)の西端となっていて、現在ではおおむね住宅地が広がっているが、1960年代以前は、山林や果樹園、畑が多く見られた。標高は市域のほぼ中央に位置する常盤平駅周辺が最も高く、ここを境にして市内の河川は西に向かい東京湾へ流れる江戸川水系と、東に向かい太平洋へ注ぎ込む東の手賀沼・利根川水系に分かれている。なお、市内を流れる坂川は、北千葉導水路の一部として江戸川に流れている。

水戸街道と並走するように東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線が市の中西部から南北に貫き、北部の新松戸駅で武蔵野線と交差している。松戸駅からは新京成電鉄新京成線が分岐し、ほぼ市の中央の八柱駅にて武蔵野線が通る新八柱駅と交差するように市の中央部を横断している。また、南部では北総鉄道北総線が東西に走り、東松戸駅で武蔵野線と連絡している。

地形

最高海抜は32.4メートル(21世紀の森地先)、最低海抜は1.1メートル(栄町三丁目地先)となっている。

市域 広袤(こうぼう):東西11.4キロメートル 南北11.6キロメートル

自然

河川:江戸川(一級河川)、北千葉導水路(流況調整河川)、坂川、柳原水閘

隣接している自治体

(この節の出典:)

  • 千葉県
    • 市川市、柏市、流山市、鎌ケ谷市
  • 東京都
    • 江戸川区、葛飾区
  • 埼玉県
    • 三郷市

歴史

古代(前史)

松戸市域は古くから人が居住し、縄文時代の遺跡が多数見つかっているほか、河原塚古墳などの古墳も存在する。古代から近世まで下総国葛飾郡に属し、下総国府(現・市川市国府台)にほど近い地であったが、中世以前の松戸市域の記録はほとんど残っていない。

平安時代に書かれた『更級日記』に登場する「下総の国と武蔵との境にてある太井川といふが上の瀬、まつさとの渡りの津にとまりて」という記述が、松戸と思しき地名の初出である。松戸は、太日川(現・江戸川)において、浅瀬を人や馬が渡河できる場所すなわち「馬の港」を意味する馬津(うまつ)や渡船場の集落として生まれたようである。

江戸時代の市域は、天領、大名領、旗本領が入り組んだ近郊農村地域で、下総台地上は小金牧(中野牧)という放牧地(周辺集落の採草地を兼ねる)であった。

宿場

市内の松戸、小金および馬橋は水戸街道の宿場町となっていた。水戸と江戸の間に存在するため、徳川将軍家および水戸徳川家とのつながりが強く、将軍はしばしば小金牧で鷹狩りを楽しんだ。松戸神社には水戸藩の二代藩主だった徳川光圀(水戸黄門)ゆかりの銀杏の樹があり、松戸には水戸藩最後(11代)の藩主徳川昭武が建てた旧徳川家住宅松戸戸定邸(旧水戸藩主別邸、後の松戸徳川家本邸)がある。

水戸街道

  • - 松戸宿 - 小金宿 -

廃藩置県後

廃藩置県後の1878年、東葛飾郡役所が松戸駅(鉄道駅ではなく宿駅)に置かれた。松戸地区には国・県の出先機関が置かれ、行政上の拠点都市の性格を持っている。1896年に日本鉄道により現在の常磐線(東京・田端駅 - 水戸駅間)が開通。

1940年6月3日、逓信省航空局松戸飛行場が竣工。また飛行場を使用する中央航空機乗員養成所が開所。

1943年に東葛飾郡松戸町・高木村・馬橋村が新設合併し、松戸市が発足。1954年には旧小金町の大半を編入した。

市名の由来

諸説あるが、有力な説として

  1. 松戸一帯には後に小金牧が設置されるなど馬の飼育が盛んであった。そこで「馬の里」から「馬里(うまさと)」から「まさと」になり、変化して「まつど」になったといわれる。
  2. 松戸神社の伝承では、ヤマトタケルが従者とこの地で待ち合わせたところに祠を祀ったという故事から、「待つ里」→「まつど」→「松戸」と称される由縁になったという。
  3. 松戸は太日川(現・江戸川)の川べりにある宿場町であり、渡し舟を「待つ里」から「まつど」に転じたとも考えられる。
  4. 太日川を馬連れで渡河できる馬津(うまつ)が語源とする解釈もある。

行政区域の変遷

  • 1943年(昭和18年)4月1日 東葛飾郡松戸町・高木村・馬橋村が新設合併し、市制施行、松戸市となる。(千葉県では7番目)
  • 1954年(昭和29年)10月15日 東葛市(現:柏市)より旧・東葛飾郡小金町の大半を編入。
  • 1956年(昭和31年)4月1日 東葛飾郡沼南村(後の沼南町、現在の柏市)の一部を編入。
  • 1982年(昭和57年)9月1日 防災行政無線設立開始。
  • 1983年(昭和58年)3月23日 防災行政無線運用開始。
  • 1999年(平成11年)10月1日 東葛飾郡沼南町と境界変更。
  • 2006年(平成18年)4月5日 防災行政無線の子どもたちの安全を呼びかける放送が開始される。

町名

松戸市では、全域で住居表示を実施していない。新設年次が空欄のものは、明治以来の大字。並び順は、松戸市統計書による。

  • を付した町名の「〜丁目」「〜町」の部分は、独立した町名ではなく小字名である。

人口

2020年国勢調査より前回調査からの人口増減を見ると、3.06%増の498,293人であり、増減率は千葉県内54市町村中10位、60行政区域中11位。


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行政

市長

  • 市長:本郷谷健次(2010年7月3日就任、3期目)

歴代市長

行政機構

2018年4月1日時点の市職員数は4,123人で、このうち病院事業には1075人が配属されている。職員数は前年比で44人減少しており、職員数は年々削減されている。

市組織はおおよそ以下の通りである。

  • 市長
    • 会計管理者
      • 会計課
    • 副市長
      • 総務部、総合政策部すぐやる課、財務部、市民部、経済振興部、環境部、健康福祉部、福祉長寿部、子ども部、街づくり部、建設部
      • 消防局
    • 水道事業管理者
    • 代表監査委員
    • 病院事業管理者
    • 教育長
2013年4月から、市長、副市長、教育長、総務部長、総合政策部長、財務部長他による松戸市総合政策会議が設置され、通常月2回、市政運営方針や重要施策の審議がされている。

警察・消防

夕方になると防災無線で子供に帰宅を促す放送を行う。使用される曲は『歌の町』。

  • 松戸警察署
  • 松戸東警察署
  • 松戸市消防局 - 2004年12月に、消防車両大手のモリタが開発・製造した、消防ポンプ車と救急車の機能を両立した消防救急車(通称「消救車」)が、日本で初めて六実消防署に導入された。

広域行政

当市と野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市の6市により構成されている東葛広域行政連絡協議会で、2006年(平成18年)5月に 政令指定都市問題研究会 が発足。2006年度(平成18年度)・2007年度(平成19年度)の2ヵ年をかけて、今後の政令指定都市の議論に役立てるため、構成市である6市の基礎データの収集や分析、広域的課題の整理などを行うとともに、政令指定都市制度の研究や東葛地域におけるシミュレーションなどの調査・研究を行った。

2007年(平成19年)4月27日、市川市、船橋市、当市、鎌ケ谷市がこの圏域の将来的な選択肢の一つとして、合併や政令指定都市への移行に関する共同研究を行う 東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会(2008年9月1日時点の4市推計人口1,649,569人)を設立した。

2008年(平成20年)7月5日、政令指定都市移行による効果や影響、意義等について、より具体的な検証を行うため、松戸市、柏市の2市による 松戸市・ 柏市政令指定都市研究会を設立した。

国の機関

議会

市議会

県議会

  • 選挙区:松戸市選挙区
  • 定数:7人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:405,520人
  • 投票率:31.62%

衆議院

千葉県第6区
  • 選挙区:千葉6区(市川市の一部、松戸市の一部)
  • 投票日:2021年10月31日
  • 当日有権者数:369,609人
  • 投票率:52.99%
千葉県第7区
  • 選挙区:千葉7区(松戸市の一部、野田市、流山市)
  • 投票日:2021年10月31日
  • 当日有権者数:434,040人
  • 投票率:54.54%

経済

産業

第一次産業(食品流通を含む)

民設公営卸売市場の松戸市綜合卸売市場があり、主要商圏は東京都と埼玉県の東部、千葉県西部であり、約500万人の台所となっている。青果棟、水産棟、関連食品棟、食堂棟の4部門、約60店舗からなり、青果・鮮魚・肉類・生花・関連食品から包装資材まで、食に関するほとんどの商品を取り扱う。

  • 和なし(二十世紀梨の発見地)
  • ねぎ(矢切ねぎ)

農協

  • とうかつ中央農業協同組合(本店)
  • 松戸市農業協同組合
  • 千葉小金農業協同組合

第二次産業

北松戸工業団地

  • パン(山崎製パン)
  • 酒類(宝酒造、合同酒精)

稔台工業団地

  • ペットボトル(吉野工業所)
  • 粉末冶金製品(レゾナック)
  • 昇降用製品(トーカン(旧東洋高砂乾電池)・本社)
  • 戸田建設

松飛台工業団地

  • モーター(マブチモーター・本社)

その他

  • 時計・電子辞書等(セイコーインスツル)
  • 白玉粉(川光物産・本社)
  • 鞄(カワノジャパン/カワノバッグ)

第三次産業

松戸駅の西口に位置した旧宿場は、古くから商業拠点として賑わい、現在も集客力のある駅として松戸市の中心市街地および市内随一繁華街を形成する単独商圏都市となっており、千葉県内の常磐線沿線では柏駅の繁華街に次ぐ規模を有する。1960年代から大規模住宅団地が市内各地に造成され、住宅開発が進むと常磐線・新京成線の鉄道駅周辺が商業施設などの集まる市街地として発展した。また、幹線道路の整備・拡幅に伴い、ロードサイド型店舗が沿線に立地しているほか、小金や馬橋には昔からの商店街も残っている。

  • ドラッグストア(マツモトキヨシ・本社)
  • 百貨店(アトレ松戸)
  • 総合スーパー(イトーヨーカ堂、ダイエー、西友、イオン、ザ・プライス)
  • 小売スーパー・コンビニ(ハローマート、コスモスジャパン)
  • サービス業(パチンコ店、風俗店(角海老グループ)等)
  • 不動産管理・運営(松戸公産、新京成エステート、ハウスパートナー、山喜他)
  • ケーブルテレビ(ジェイコム東葛葛飾)
  • ペット(東葛ペット・本社)
主な商業施設

本社・本店を置く企業

姉妹都市・提携都市

日本国外 ホワイトホース市(オーストラリア連邦 ビクトリア州)<姉妹都市>

  • 1971年5月12日、旧ボックスヒル市との間に姉妹都市提携。その後、1977年に完成した松戸駅ビル内のショッピングモールは「ボックスヒル」と名付けられた。

日本国内 倉吉市(鳥取県)<提携都市>

  • 2004年7月25日に交流都市として提携を結び、交流が行われている。松戸市から導入されて倉吉市の特産品となった「二十世紀梨」と、元横綱琴桜がこの松戸市に「佐渡ヶ嶽部屋」を作ったことがきっかけで始まった。

小牧市(愛知県)

  • 2012年(平成24年)2月3日 災害時応援協定締結

地域

住宅団地
放送
  • J:COM 東葛・葛飾
活動
  • PARADISE AIR - 松戸市を拠点に行われているアーティスト・イン・レジデンス。世界各国のアーティストを招き、滞在中の創作活動を支援している。

施設

  • 森のホール21
  • 松戸市立博物館 - 常盤平団地の部屋を再現展示。
  • 松戸市民劇場 - 「音響家が選ぶ優良ホール100選」に選出。
  • 松戸市民会館 - プラネタリウムを併設。
  • 松戸市健康福祉会館
  • 松戸競輪場
  • 松戸市文化ホール郷土資料展示室
  • 松戸市綜合卸売市場
図書館

人形劇や紙芝居等を上演する、専門家による財団「おはなしキャラバン」があった。市内各地を循環し、子供達を楽しませていたが、当市の行政改革に伴いボランティアを担い手とする方針が打ち出され、2009年3月に解散した。

  • 松戸市立図書館
  • 千葉県立西部図書館
郵便局

郵便番号は以下が該当する。2集配局が集配を担当する。

  • 松戸郵便局:「271-00xx」
  • 松戸南郵便局:「270-22xx」「270-00xx」
樹林地

松戸市は条例で樹林地の保全を目的に保全樹林地区及び特別保全樹林地区を指定している。

面積は、約20ヘクタールにおよぶ。指定されているのは、栗山・矢切の斜面林、千葉大学園芸学部(松戸キャンパス)の敷地約3分の1にあたる樹林地約5ヘクタール、他には、風早神社の樹林地、関さんの森、浅間神社の極相林、幸谷観音の樹林地などがある。またその一部は、国の法律による特別緑地保全地区に指定している。

医療

二次医療圏(二次保健医療圏)としては東葛北部医療圏(管轄区域:鎌ケ谷市を除く東葛地域)である。三次医療圏は千葉県医療圏(管轄区域:千葉県全域)。

医療提供施設は特筆性の高いもののみを記載する。

  • 二次医療圏(市内)
    • 松戸市立総合医療センター(災害拠点病院・救命救急センター)
    • 千葉西総合病院(災害拠点病院)
  • 一次医療圏(市内)
    • 緊急指定病院
      • 五香病院
      • 新東京病院
      • 新松戸中央総合病院
      • 東葛クリニック病院
      • 山本病院
    • その他の病院
      • 旭神経内科リハビリテーション病院
      • オーククリニックフォーミズ病院
      • 大倉記念病院
      • 恩田第二病院
      • 小板橋病院
      • 三和病院
      • 常盤平中央病院
      • 松戸整形外科病院
      • 松戸リハビリテーション病院
      • 日本大学松戸歯学部付属病院
      • 松戸市立福祉医療センター東松戸病院
  • 二次医療圏
    • 東京慈恵会医科大学附属柏病院(柏市、災害拠点病院・救命救急センター)

医療法人社団

  • 大伸会(事務局所在)

設立学会

  • 日本大学口腔科学会(日本大学松戸歯学部の学術外郭団体)
  • 日本緑内障学会(本部所在)

上水道

松戸市は水道部があるが、供給範囲は小金地区(水源:深井戸及び江戸川の表流水)給水面積 : 6.1平方キロメートル、小金浄水場と幸田浄水場、大金平浄水場(休止)による)と常盤平地区(常盤平1丁目 - 7丁目 給水面積 : 1.7平方キロメートル、常盤平浄水場にて)のみで、根木内の一部は流山市上下水道局が供給している。のこり大半の区域は千葉県企業局(市川水道事務所 松戸支所)が供給。

古ヶ崎浄化施設(江戸川河川事務所管理)から流水保全水路ふれあい松戸川、ちば野菊の里浄水場をへて、栗山配水塔にて方々に供給される。なお、ちば野菊の里浄水場のできる前は古ヶ崎浄水場(千葉県水道事務所江戸川水源工場、2007年(平成19年)廃止)にて浄水し、供給を行っていた。

教育

1970年 - 1980年代の人口急増に伴い児童、生徒の数が1000名を超えるようなマンモス校が増え、仮設校舎での授業や学校の新設が相次いだ。2004年から公立のすべての小学校、中学校の学校選択制が導入されている。

部活動改革
伝統的に部活動は突出して盛んで小学校・中学校は早朝から、中学校は休日も部活動の練習がある学校がほとんどであったが、スポーツ障害の予防、地域活動等への参加、心身のリフレッシュ、教員の働き方改革等の社会的要請から、2019年1月に「松戸市運動部活動指導の指針」が作成された。
指針は市内の全ての小学校、中学校に適用され、大会の参加は生徒と顧問職員の過度な負担にならないよう、学校長による精査責任が新たに明確にされた。主な内容は次の通り。
  • 中学校
    • 休養日:(平日)週1日以上、(土日)週1日以上、(年間)100日以上
    • 活動時間:(平日)2時間程度、(土日)3時間程度
  • 小学校
    • 休養日:(平日)週1日以上、(土日・冬季休業等)行わない
    • 活動時間:(平日)2時間程度

松戸市公共施設再編整備基本計画

2019年1月に「松戸市公共施設再編整備基本計画(案)」が公開され、その中で松戸市内すべての公立の小学校、中学校を対象に「統廃合の検討」、「再配置の検討」が行われる案が出されている。

さらに、市立東部小学校と第五中学校を統廃合し9年制の小中一貫校にする「東部学園」構想の検討も公表されている。ただし、両校の学区は宅地開発等による人口増加が見込まれる地域でもあり、公共施設再編整備推進審議会に出された資料によれば、2030年に東部小の児童数は738名(25学級)、第五中の生徒数は1,315名(44学級)に膨れ上がる推計となっている。小中一貫校化後の児童生徒数は約2,000名(70学級)と見込まれ(さらに特別支援学級も加わる)、全国で最大規模のマンモス校になる可能性もあるなど課題も多い(学校教育法施行規則による小中一貫校(9年制の義務教育学校)の標準学級数は1校あたり18 - 27学級でこれを大幅に超える)。

大学

  • 国立
    • 千葉大学
      • 千葉大学園芸学部・大学院園芸学研究科 - かつては工学部もあったが、1964年に千葉市に移転。
  • 私立
    • 聖徳大学 - 聖徳大学短期大学部併設
    • 日本大学(松戸歯学部)
    • 流通経済大学(新松戸キャンパス)

専修学校

  • 北原学院歯科衛生専門学校
  • 日本大学松戸歯学部附属歯科衛生専門学校
  • 松戸市立総合医療センター附属看護専門学校
  • 松山学園松山福祉専門学校
  • 日本国際工科専門学校

高等学校

中学校

市立中学校(20校)

※新松戸北中学校は2009年、小金中学校と統合した。

私立中学校
  • 光英VERITAS中学校
  • 専修大学松戸中学校

小学校

市立小学校(45校)

※梨香台・寒風台の両小学校は、日本で最初の5階建て建築の小学校である。

私立小学校
  • 聖徳大学附属小学校

特別支援学校

  • 千葉県立つくし特別支援学校
  • 千葉県立松戸特別支援学校
  • 千葉県立矢切特別支援学校

高齢者教育

千葉県は、高齢者に生涯教育としての学習機会が得られるよう、県内5地域に生涯大学校を設置しており、松戸市内には千葉県生涯大学校 東葛飾学園浅間台校舎(松戸市上矢切と松戸市中矢切)が開設されている。

スポーツ

松戸市七草マラソン大会が、松戸運動公園で毎年正月明けに開催されている。

スポーツ施設

  • 松戸運動公園
  • 松戸競輪場
  • 古ケ崎河川敷スポーツ広場
  • 矢切スポーツ広場
  • 宝酒造グラウンド
  • 千駄堀多目的スポーツ広場
  • 六高台スポーツ広場
  • 東部スポーツパーク
  • 柿ノ木台公園体育館
  • 小金原体育館
  • 常盤平体育館
  • 和名ケ谷スポーツセンター
  • 江戸川ラインゴルフ松戸コース
  • 北小金ボウル
  • ときわ平ボウリングセンター

(テニスコート)

  • SYSテニスクラブ
  • 栗ヶ沢公園庭球場
  • 金ヶ作公園庭球場
  • 松戸中央公園庭球場
  • 紙敷庭球場
  • 新松戸庭球場
  • IHSMテニスアリーナ松戸(室内コート)
  • 紫陽花テニスクラブ
  • 塚山テニスクラブ
  • 松戸テニスクラブ
  • アルドールテニスステージ北松戸(室内コート)
  • SOL Tennis College

(格闘技ジム)

  • アントジム - ムエタイジム。
  • グラント ボクシング&フィットネス
  • キックボクシングアカデミーROOTS
  • 新松戸高橋ボクシングジム
  • Fitness Boxing Gym RPG
  • TEPPEN GYM
  • PIRIKA TP GYM
  • 格闘技パラエストラ松戸
  • FANG-BASE
  • キックボクシングFANG-GYM
  • 松戸平沼ボクシングジム
  • キックボクシングシェアリングジム
  • KICKBOXING-SQUARE
  • グラント ボクシング&フィットネス
  • リーベル松戸
野球

当市を本拠地とし日本野球連盟に所属する社会人野球

  • ヌーベルベースボールクラブ
  • 千葉熱血MAKING(名誉監督:森田健作)
相撲

松戸市を本拠地とし日本相撲協会に所属する相撲部屋

  • 佐渡ヶ嶽部屋
テニス

テニス日本リーグ所属

  • 新松戸山喜(日本最高峰の団体戦であるテニス日本リーグに出場している選手や日本ランキング30位前後のプロテニス選手が多数在籍している。山喜は千葉県初の日本リーグチームである。)
サッカー

日本プロサッカーリーグ所属

  • 柏レイソル(ホームタウンは隣の柏市であるが、東葛・印旛地域の我孫子、印西、鎌ケ谷、白井、流山、野田、松戸の8市を活動エリアとして、サッカースクールや各市の市民招待デーなどを企画、また、各市で開かれる市民祭りなどでのサイン会などをしている)

千葉県社会人サッカーリーグ所属

  • SFC nomu matsudo
陸上
  • ロジスティード陸上部 - ロジスティードの実業団陸上競技部。旧・日立物流グループ陸上部
ラグビー

ジャパンラグビートップリーグ所属

  • NECグリーンロケッツ東葛(東葛飾地域の松戸市・柏市・野田市・流山市・我孫子市・鎌ケ谷市、印西市、白井市をホストエリアに設定)
バスケットボール

ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ所属

  • 千葉ジェッツ(ホームタウンは隣の船橋市であるが、松戸市ともブーストタウン協定を締結)

市外局番

松戸市の市外局番は04739(市川MA)となっていたが、1964年(昭和39年)7月26日より、0473(市内局番は62)に変更。1997年(平成9年)1月1日には、松戸市を含めた0473区域の市内局番の不足に伴い、047に変更された。

収容局は以下の4ビルが該当し、市内局番は以下の通り。

交通

鉄道路線

市内には6つの事業者が運行する8の旅客鉄道路線と、20の鉄道駅がある。

※常磐線各駅停車は東京メトロ千代田線へ直通しており、地元住民や不動産業者からは「(JR)千代田線」と呼称される場合もある。

計画・構想段階

地下鉄11号線(半蔵門線)の松戸延伸が、「2015年までに整備し着手するのが適当である路線」と位置づけられている。(「東京直結鉄道」参照)

バス路線

  • 松戸新京成バス(松戸駅、北松戸駅、馬橋駅、新松戸駅、北小金駅、八柱駅、常盤平駅、五香駅、東松戸駅、松飛台駅、秋山駅)
  • 京成バス
    • 松戸営業所(松戸駅、馬橋駅、東松戸駅)
    • 市川営業所(東松戸駅)
  • ちばレインボーバス(五香駅)
  • 東武バスセントラル
    • 八潮営業所(松戸駅)
    • 沼南営業所(北小金駅)
コミュニティバス

2017年(平成29年)12月16日からバスの空白地帯であった中和倉地区への交通の便を確保する目的で実証運行を開始。

  • 松戸市立総合医療センター - 中和倉商店街 - 馬橋駅入口 - 北松戸駅 - 松高裏門 - 松戸市立総合医療センター(左回りルート・逆の右ルート、松戸新京成バスに運行委託)

道路

高速道路

  • 東京外環自動車道
    • 松戸IC
一般国道
  • 国道6号(水戸街道)(北方面 - 柏・取手・土浦・石岡・水戸、南方面 - 金町・四ツ木・向島・浅草・日本橋)
  • 国道298号(東京外郭環状道路、一部開通)
  • 国道464号
  • 北千葉道路(計画中)
自転車道
  • 千葉県道401号松戸野田関宿自転車道線
選定道路
  • 常盤平さくら通り - 日本の道100選
  • 常盤平けやき通り - 新・日本街路樹100景

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所・旧跡

神社

  • 風早神社 - 三匹獅子舞が市の無形文化財。
  • 白髭神社
  • 浅間神社
  • 蘇羽鷹神社
  • 松戸神社 - 水戸光圀ゆかりのお宮。山崎直子宇宙飛行士も宇宙飛行の安全祈願に参拝。
  • 矢切神社
  • 王子神社
  • 弁財天神社
  • 安房須神社

寺院

  • 一月寺
  • 恵光寺 - 住居兼店舗型ビルの一室を寺院として宗教法人を設立。
  • 廣龍寺
  • 東漸寺 - 関東十八檀林の一つ。枝垂桜が有名。
  • 徳蔵院
  • 本土寺 - アジサイ寺として有名。本土寺過去帳は県指定有形文化財。
  • 本福寺
  • 万満寺 - 重要文化財の金剛力士像がある。
  • 宝光院、善照寺 - 「千葉周作修行之地」と記された標柱があり、後に北辰一刀流を編み出した千葉周作が修行した浅利義信の浅利道場があった場所。
  • 中根寺

礼拝堂

  • カトリック松戸教会

遺跡

  • 貝の花貝塚
  • 河原塚古墳
  • 竹ヶ花古墳 - 松戸市役所の北東にあたる、当時は竹ヶ花地区となっていた、現在の小根本地区に存在していた。

城跡・陣屋跡

  • 金ヶ作陣屋
  • 栗ケ沢城
  • 小金城址 - 戦国時代高城氏の居城。
  • 根木内城址 - 高城氏の小金城に移る前の居城。
  • 松戸城跡

旧跡

  • 戸定邸(戸定が丘歴史公園)- 徳川慶喜の実弟昭武の屋敷。国の重要文化財。松戸市戸定歴史館では松戸徳川家や徳川慶喜家の資料が展示されている。
  • 松戸宿 - 水戸街道江戸より三番目の宿場町。幕末には新選組が滞在。
    • 松戸探検隊ひみつ堂(旧原田米店)
  • 小金宿 - 水戸街道江戸より四番目の宿場町。旅籠玉屋が現存する。
  • 栢日庵立砂居宅跡
  • 矢喰村庚申塚
  • 野菊の蔵
  • 野菊の墓文学碑
  • 野菊苑
  • 二十世紀梨発祥の地

※かつては以下のような著名な劇場が多く存在していた。

  • 松戸映画劇場
  • 松戸輝竜会館
  • 松戸京葉劇場
  • 松戸サンリオ劇場
  • 松戸常盤館

2023年現在、市内の映画館は、ユナイテッド・シネマテラスモール松戸のみ。

自然・公園
  • 子和清水
  • 栗山配水塔 - 2006年土木学会選奨土木遺産に認定。
  • 柳原水閘 - 近代化産業遺産、土木学会選奨土木遺産。
  • 矢切の渡し - 環境省日本の音風景100選。
  • 矢切の渡し公園
  • 納屋川岸跡 - 江戸川舟運の舟問屋及名主として、松戸の繁栄に貢献した青木源内家の屋敷の黒板塀(築地塀)一部を復元している。
  • 斉藤家竹林
  • 21世紀の森と広場
    • 縄文の森
  • 松戸中央公園 - 陸軍工兵学校の正門が残る。
  • 松戸運動公園
  • 大谷口歴史公園
  • 根木内歴史公園 - 根木内城跡や上富士川の湿地帯からなる公園。
  • 東松戸ゆいの花公園
  • ユーカリ交通公園
  • 八柱霊園 - 西條八十、柔道創始者嘉納治五郎の墓がある。
  • 松戸市営白井聖地公園
その他
  • 新京成鉄道模型館(2012年4月8日をもって閉館)
  • 江戸川
    • 松戸フラワーライン
    • 江戸川カッパ市
    • 江戸川アースディ 自転車ライド
    • 水辺の健康エコロード
    • 下矢切スーパー堤防(さくら並木、バーベキューエリアなどがある)
    • 江戸川土手の菜の花
  • 千駄堀#史跡・千駄堀湧水広場
  • 小山樋門橋(通称レンガ橋・めがね橋)
  • 常磐緩行線流山ガード(明治期煉瓦遺構)
  • JR東日本 新松戸変電所(直流)
  • 元禄まつど村(千駄堀民芸資料館と民芸かぼちゃ展の村)
  • 松戸ラブマツ(松戸市の地域SNS。2022年運営修了)
  • 月刊 Hello!まつど(毎月22日頃発行、松戸のタウン情報誌。株式会社エムズジャパンが発行)
  • 月刊新松戸(1979年7月に創刊。毎月1日に約1万部を発行している無料のタウン情報誌)
  • 新京成ドッグラン松戸(広さ約13,000平方メートル)
  • ウエキ・アート・ミュージアム
  • 昭和ロマン館(浅野工務店内)
  • 昭和の杜博物館
  • 関東地方整備局建設技術展示館

祭事・催事

  • 松戸宿坂川献灯まつり
  • 松戸宿坂川河津桜まつり
  • 小金宿まつり
  • 東部地区・東松戸まつり
  • 松戸まつり
  • コスモスまつり
  • 松戸花火大会

文化財

国・県指定および国登録文化財一覧。

出身者・ゆかりのある人物

出身人物

ゆかりのある人物

松戸市を舞台・ロケ地とした作品

当市を舞台にした作品・歌謡
  • 飯島多紀哉『アパシー・シリーズ』
  • 伊藤左千夫『野菊の墓』
  • おーはしるい『会計チーフはゆ~うつ』(松戸市にある設定の(株)セブン商事松戸会計事務所が舞台)
  • ちあきなおみ『矢切の渡し』(細川たかし他カバー)
  • 司馬遼太郎『北斗の人』
  • 阿久井真『青のオーケストラ』(主人公が松戸市に住んでいるという設定になっている)
当市でロケが行われた作品
  • 『オイシーのが好き!』(TBS。ドラマ、1989年) 常磐線「北松戸駅」、六高台さくら通りのマンション
  • 『青い鳥』(ドラマ、1997年) 北総鉄道矢切駅構内
  • 『雷波少年』(日本テレビ。1998年) 松戸駅東口および北総鉄道北国分駅北口(松戸市側の地名は大橋)
  • 『きみはペット』(TBS。2003年) 森のホール21と、その周辺
  • 『ケータイ刑事』(BS-TBS) 森のホール21及び周辺道路
  • 『恋におちたら〜僕の成功の秘密〜』(フジテレビ。2005年) 森のホール21
  • 『東京DOGS』(フジテレビ。2009年) 森のホール21
  • 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 北総鉄道矢切駅構内
  • 『電車男』(映画。2005年) 北総鉄道矢切駅および松飛台駅構内、また列車の走行シーンの一部も当市内で撮影したものがある。
  • 『進研ゼミ中学講座CM 定期テスト直前編』 松戸市立栗ヶ沢中学校校内
  • 『砂の器』(TBS。テレビ版ドラマ) 坂川柳原水関門付近
  • 『 特急田中3号』(TBS。ドラマ) 江戸川・樋野口付近
  • 『仮面ライダーエグゼイド』(テレビ朝日。特撮テレビドラマ) 千葉西総合病院施設内、屋上の撮影では松戸市内の景色も
  • 『いつまでも白い羽根』(フジテレビ系・運営東海テレビ。ドラマ。2018年) 松戸市立総合医療センター、病室からの松戸市内の景色も
  • 『SUMMER NUDE』(フジテレビ。ドラマ) 新松戸三丁目のビデオ店にて

脚注

注釈

出典


関連項目

  • 全国市町村一覧
  • 下総国(令制国)
  • 印旛県(廃藩置県)
  • 徳川家・水戸徳川家・松戸徳川家
  • 水戸街道・松戸宿
  • 健康都市連合

外部リンク

行政
  • 公式ウェブサイト
    • 千葉県松戸市(公式) (@matsudo_city) - X(旧Twitter)
    • 千葉県松戸市役所 (matsudocity) - Facebook
観光
  • 松戸市観光協会
その他
  • 松戸商工会議所
  • まつどインフォメーションデスク(2011年3月31日業務を終了)
    • まつどインフォメーションデスク (@matsudo_info) - X(旧Twitter)(2011年3月31日業務を終了)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 松戸市 by Wikipedia (Historical)