株式会社ベルク(英: Belc CO.,LTD.)は、埼玉県鶴ヶ島市に本社を置き、関東地方で「ベルク (Belc)」「クルベ (CLBE)」の名称で約130店舗(2023年現在)を展開する食品スーパーマーケットチェーンである。埼玉県秩父地方を足がかりに埼玉県北部および群馬県南部を中心に店舗を展開した。近年は軸足を埼玉県中部へ移して埼玉県東部・南部方面など多方面で出店を強化している。2016年に関東一都六県へ進出して2017年に100店舗となる。イオン株式会社の持分法適用関連会社である(詳細は後述)。
元来は埼玉県秩父市で創業したローカルスーパーマーケットであったが、1994年の店頭公開前後から熊谷市など秩父地方外へ進出し、2006年にイオン株式会社と提携する。
標準化を強みとして古参店舗から最新の店舗まで商品レイアウト、オペレーション、内外観を全店でほぼ統一している。
名称は BEtter Life with Community に由来する。地域密着型の食品スーパーを目指して当初はホームセンターなどと共同出店したが、ショッピングモールなどへ入居せず、独立店舗で専用の大規模駐車場を備えた。2000年代以降はコーナン湾岸市川モール、ぐりーんうぉーく多摩、イオンタウン上里、フォレオ青梅などへ出店し、自らをディベロッパー・核店舗としてショッピングセンターを開業している(#ベスタ・フォルテを参照)。閉店時間も2000年代前半に多くの店舗が深夜24時までへ切り替えが完了済みで、近年の傾向に対応している。
本部は、埼玉県鶴ヶ島市のすねおり店の国道407号を挟んで向かい側に設置。その他の関連施設は、関越自動車道沿い(花園IC - 寄居PA間)の寄居町・美里町境付近丘の上を中心に所在し、1994年7月の惣菜センター移転を皮切りにより順次増築されていった前本社エリア(1996年5月 - 2015年1月)の物流センター(ドライ)を第1センター、南方1km弱の場所に2014年新設された物流センター(チルド)を第2センターと称している。特に関越道上り線を走行していると寄居PAを過ぎた直後の正面やや右寄り、寄居PA出口車線からだと真正面に壁面にベルクのロゴが描かれた第1センターと隣接するリサイクルセンターが視界に入る。
創業50周年を記念して、創業地である秩父市と成長期に店舗展開を行った熊谷市に各総額500万円相当を寄付・寄贈し、秩父は秩父病院ヘリポート建設費用、熊谷は防犯パトロール車3台購入費用とした。
2021年から市場の初競りに積極的に参加。豊洲市場では一番マグロを落とすまでには至らないものの、2023年に二番目に重いマグロを競り落として店頭販売し、同年には大田市場で縁起物の「宝船」を競り落とし、フォルテ津田沼店で展示した。
2023年7月にディスカウント業態店として、クルベ (CLBE) がオープンした。
シジシージャパン (CGC) に加盟し、社団法人全国スーパーマーケット協会会員であったが、2006年7月にイオンと業務と資本で提携し、2006年8月に第三者割当による新株式発行によりイオンは10%を取得する第2位の大株主になった。その後もイオンによる株式の取得が進み、11月10日に筆頭株主、2007年度(2008年2月期)から持分法適用関連会社となり、イオングループの一員になった。2006年10月31日にCGCから脱退してCGCブランド商品の販売を終了し、イオンのプライベートブランド・トップバリュ商品の販売に切り替える。イオングループの役員を社外取締役に迎える。
イオンは『24時間テレビ』チャリティー募金に参加しており、当社も2007年からイオングループとして参加企業に連ねる。
埼玉県南・東京都・千葉県の一部店舗でクレジットカード決済の試験導入を開始し、現在は全店舗で利用可能である。関連業務はイオンクレジットサービスに委託している。佐谷田店駐車場にウエルシア関東の薬店「熊谷佐谷田店」が開店した。2008年8月にイオンが開業した「イオン上里ショッピングセンター」に上里SC店を核店舗として出店した。
イオンと提携以降、店舗数は50店舗弱から100店舗超へ増加し、株式市場はジャスダックからプライムへ変更し、既存店売上は5年以上増加する。トップバリュに並行して独自プライベートブランドを維持し、2015年3月設立のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスに関与していない。
2023年7月時点で、埼玉県に80店舗、千葉県に20店舗、群馬県に17店舗、神奈川県に7店舗、東京都に7店舗、栃木県に2店舗、茨城県に1店舗を有する(ベルク133店舗、クルベ1店舗)。
市町村単位の店舗数は、埼玉県熊谷市の8店舗が最多で、次いでさいたま市・川越市の各6店舗、群馬県高崎市の5店舗、創業の地である秩父市で4店舗となっている。
午前9時に開店し、ほとんどの店舗が深夜24時まで営業する。クルベは午前10時から20時まで営業する。
一部の店舗でセルフレジを導入したが、川越新宿店以降の店舗はセミセルフレジを導入し、既存店もセミセルフレジへ切り替えを順次進めている。
クルベ (CLBE) は、2023年7月に誕生したディスカウント業態のスーパーマーケットである。キャッシュレス決済利用不可(現金のみ利用可)、ベルクカード利用不可、レジ袋有料(ベルクでは無料配布)、買い物カゴ廃止(カートのみ設置)、各種サービス廃止などの制約を加えることで、低価格での商品提供を実現している。「クルベ」は「Challenging the limits of Belc(ベルクの限界に挑戦)」の頭文字から採られている。
ベスタ (Besta) とフォルテ (forte) は、自身を核店舗として開発したネイバーフッド型ショッピングセンターである。ベスタ松戸秋山を除き2013年以降にオープンした店舗はフォルテ、それ以前にオープンした店舗はベスタとなっている。2023年7月現在埼玉県に8施設、群馬県に3施設、千葉県に8施設、東京都に1施設、神奈川県に3施設、栃木県に1施設所在する。埼玉・群馬・栃木の10施設と千葉の蘇我・松戸秋山・船橋・白井は各テナントが独立または1棟の建物だが入口や外観デザインがテナント毎に完全分離の半独立した各戸平屋建てのオープンモール形式で松戸秋山はベルク棟の敷地とそれ以外の店舗棟の敷地が道路を挟んで分離されている、神奈川の森永橋と千葉の残り3施設は2階建て1棟によるエンクローズドモール形式となっている。蘇我はベルク棟が2階建てで、土地所有者のJFEスチールの事業所内保育所などが入る。
ベスタ・フォルテよりも規模が小さいオープンモール形式のショッピングセンターで、「○○モール」と称しているところもある。
上記以外にも小規模なオープンモール形式で敷地内に独立したテナント棟を持つ店舗が多数ある。
以下の5店舗が閉店した(第88・94・98号店は欠番)。
「トップバリュ」は、イオングループで展開しているプライベートブランドである。
「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」は、2018年3月頃に新設された新プライベートブランド。
ベルクお届けパック
(終了)ベルクリック
POSシステムはNECプラットフォームズ (NEC) 製を使用している。一部店舗ではセルフレジが導入されているがこちらは日本NCR製である。
ベルク店舗へ製品・サービスの供給がおもな業務内容である。
すべてTOKYO FM。
この2番組とも放送と同時にベルク全店舗で流れる。
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