『ベイブレードバースト』は、森多ヒロによる日本の漫画作品。および、それを原作にしたアニメ作品。『月刊コロコロコミック』(小学館)にて、2015年8月号から2022年1月号まで連載された。タカラトミーから発売されたホビー「ベイブレードバースト」を題材としている。
2015年7月18日より展開された第3世代ベイブレードで、漫画およびアニメでメディアミックス展開される。相手より長く回る「スピンフィニッシュ」、相手をスタジアムの外にはじき飛ばす「オーバーフィニッシュ」に加え、相手を破壊(バースト)する「バーストフィニッシュ」が特徴。ほとんどのベイには漫画またはアニメで使用するキャラクターがモデルブレーダーとして設定されている。また、スマートフォンとの連動する記録端末ベイロガーを使用する「ベイクラウド」システムも特徴(2021年4月26日まで)。初期型〜ゴッドレイヤーシステムまでのコマには村田製作所開発のNFCチップが搭載されている。
前作である『爆転シュート ベイブレード』および『メタルファイト ベイブレード』とは直接的な関係は無く、登場人物やベイブレードも一新されている。
『コロコロコミック』編集部およびアニメのシリーズ構成・脚本担当の園田英樹は本作をスポーツものとしてとらえている。「スポーツとしてのベイブレード」という軸で描かれているため、アクロバティックなシュートフォームのブレーダーが多い。
この節では、アニメ版の設定を中心に解説する。
小紫財団が買い取り、ワキヤがオーナーをしているベイチーム。スペインのマドリードにある。
ドイツの強豪ベイクラブ。
アメリカのベイクラブ。略称は「ブルズ」。勝利への意欲が高く、各地から優秀なブレーダーをスカウトしている。最高の設備を整えており、トレーナー、ドクター、フィジカルもメンタルも万全の体制でブレーダーをベストコンディションに保てるよう務めている。
フランスのベイクラブ。もともとは闘争心や自信がない目立たない弱小チームだったが、ダイナが加入したことで急激に強くなった。
イギリスの強豪ベイクラブ。
ブラジルのベイクラブ。道場が拠点。名物は100人連続で戦う百人バトル(漫画版では100人が一度にシュートする)。
2016年4月4日から2019年3月25日まで、テレビ東京系列にて月曜17時55分 - 18時25分に計3シリーズ放送された。2017年4月3日からは第2シリーズ『ベイブレードバースト
YouTubeのコロコロチャンネルでは、第3シリーズ第1話 - 第6話が「アイガ爆進編」、第7話 - 第15話が「ロンギヌスカップ編」、第16話 - 第28話が「バトルシップクルーズ編」、第29話 - 第31話が「アイガ暴走編」、第32話 - 第37話が「デッドグラン編」、第38話 - 第42話が「アキレス超Z進化編」、第43話 - 第51話が「破壊神vs超ゼツブレーダー編」と区切られている。
2019年4月5日よりWebアニメとして第4シリーズ『ベイブレードバースト
また、日本での展開は第6シリーズで終了したものの、海外での放送・配信向けに、バーストアルティメットレイヤーシリーズのベイが登場する第7シリーズ『ベイブレードバースト クアッドストライク』も制作されており、アメリカでは2023年4月から放送が開始されている。
なお、第4シリーズ配信中の2019年10月1日に従来のベイブレードシリーズの製作を手掛けたd-rightsがADKエモーションズに吸収され解散したことにより、第4シリーズの第27話からはADKエモーションズ(クレジット上は「ADK」のみ)が製作を引き継いでいる。そのため、ベイブレードシリーズ初となるADKが関わった作品である。
ナレーションは『スパーキング』まで垂木勉が、『ダイナマイトバトル』では千葉繁が、それぞれ担当。基本的に漫画版に沿った展開になっている。
字幕放送を実施。文字多重放送では第1・2期では蒼井バルトの台詞は黄色(3期では水色)、紅シュウの台詞は水色、その他のキャラクターは白となっている。第3期では赤刃アイガの台詞は黄色。
韓国の地上波局(SBS)において例外的に編成された純日本製テレビアニメであり、2016年からトゥーニバースでも放送されている。これは、本商品を韓国で輸入販売している玩具メーカーのヨンシロプ社(ヤングトイズ)がスポンサーとなっていることによるもの。
放送日はテレビ東京系列(第1期〜第3期)、TOKYO MX(第5期)のもの。
なお、各話サブタイトルや次回予告のナレーションは第1期と第2期は蒼井バルト役の井上麻里奈が、第3期は赤刃アイガ役の池田朋子が、第4期は虹龍ドラム役の潘めぐみ、第5期は朝日ヒュウガ役の藤原夏海および朝日ヒカル役の戸松遥が、第6期は大黒天ベル役の田村睦心が読み上げる。
テレビ東京系列の地上波のみ字幕放送と連動データ放送を実施。同時ネット局も含め特番編成などにより放送時間の変更や休止が発生する場合があった。
時間帯は全て現地時間。
2015年7月〜2016年2月まで展開されたシリーズ。アマテリオス以外は漫画版でのみ登場。スターターは2016年12月に再発売された。ただし、デスサイザーのみレイヤーが殿堂入りのため再発売されていない。
2016年4月〜2017年2月まで展開されたシリーズ。
2016年10月から2023年2月まで展開されたシリーズ。『爆転シュート ベイブレード』と『メタルファイト ベイブレード』のバースト版。『コロコロアニキ』に掲載された漫画『爆転シュート ベイブレード ライジング』と『メタルファイト ベイブレード ソウルバースト』の登場ベイ。
2017年3月〜2018年2月まで展開されたシリーズ。レイヤーにゴッドアビリティ(神能力)というギミックを持たせ、さらにディスクをコアディスクとフレームに分かれた。それにより、戦略の幅が広まった。
2018年3月〜2019年2月まで展開されたシリーズ。レイヤーの大部分に金属パーツを使用し、さらに「超Zアビリティ」というギミックを持つ。ドライバーに「高さ」の概念が生まれた。
2019年3月〜2020年2月まで展開されたシリーズ。基本的には、レイヤーが「ガチンコチップ」「ウエイト」「ベース」の3パーツ構造。「ガチンコアビリティ」はレイヤー単体の能力ではなく、ディスクなどのギミックを利用したものも存在。本システム開始以降、イニシャルは廃止された。
2020年3月から2021年3月まで展開されたシリーズ。基本的には、レイヤーが「スパーキングチップ」「チップコア」「リング」「シャーシ」の4パーツ構造。
2021年4月から2022年3月まで展開されたシリーズ。基本的には、レイヤーが「DBコア」「ブレード」「アーマー」の3パーツ構造。
2022年4月から2022年12月まで展開されたシリーズ。基本的には、レイヤーが「DBコア」「BUブレード」「アーマー」の3パーツ構造で、ダイナマイトバトルレイヤーシステムとの互換性があり、ローモードとハイモードに対応している。このシステムのものは日本での原作、アニメ展開が完結した後に発売されたため、日本向け作品に限ると全て本編未登場となる。
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