『戦国BASARA』(せんごくバサラ)は、カプコンから発売されているアクションゲームおよびそのシリーズ名。シリーズ累計本数は2019年時点で400万本に達している。テレビアニメ化のみならず、舞台、テレビドラマ、劇場映画などメディアミックスは多岐にわたる。
ロゴタイプは、伊達家の家紋「竹に雀(仙台笹)」を背景に「戦国」と「BASARA」を二段に分けて書かれたものである。
日本の戦国時代を舞台とした、三人称視点3Dの一騎当千型スタイリッシュ英雄 (HERO) アクションゲーム。
プロデューサーは小林裕幸、キャラクターデザインは土林誠と『デビルメイクライ』と同じスタッフが製作に参加している。
各種舞台・人物設定などは、伊達政宗が英語を操り6振りの刀で戦う、本多忠勝がロボットのような武将になっている、史実では最年長の毛利元就が青年として描写されるなど、実際の歴史にはまるで囚われない大胆かつ荒唐無稽なアレンジが施されている。主人公である伊達政宗と真田幸村は、同社のゲームである『ストリートファイター』シリーズにおける、リュウとケンのようなポジションにあるという。カプコンのアクションゲームは難易度の高い作品が多いが、本シリーズは「豪快感」をテーマに初心者でも遊びやすいように控えめな難易度に調整されている。
本シリーズのヒットにより、伊達政宗や真田幸村、長曾我部元親、毛利元就といった戦国武将が若い女性の間でブームになり、グッズを購入したり、ゆかりの地を訪れる女性観光客が増えていると報道された。2009年の宮城県知事選では、広報用ポスターに本シリーズに登場する伊達政宗が使用された。
テレビアニメ化もされ、第1期が2009年4月期に主なTBS系列局で放送、第2期が2010年7月期からTBS系列全国ネットで放送された。さらに2011年6月にはストーリー上の完結編がアニメ映画化された。
主題歌はゲーム(PS2版『2』を除く)・アニメ共に、一貫してT.M.Revolution(西川貴教)、または西川がボーカルを務めるabingdon boys schoolが担当している。
キャッチコピーは「戦場ごとぶった斬れ!」
キャッチコピーは「咲いて、暴れて、戦国乱世!」
『2』に追加要素や変更が加えられた作品。
キャッチコピーは「英雄の数だけ、戦国はある」「明かされなかった英雄たちの物語」
Wii版『2』と『英雄外伝』のセット。Wii初のディスク2枚組ソフトである。
キャッチコピーは「果たし合え! 燃え尽きるまで!」
キャッチコピーは「斬れぬ、絆。斬り合う、運命。」
『2』より約4年ぶりとなる正式ナンバリングタイトル。
キャッチコピーは「乱れ舞え、宿命の決戦へ。」「こんな関ヶ原見たことねぇ!」
キャッチコピーは、「熱き英雄達の戦記が今、甦る!」
『3』に様々な新規追加要素や変更が加えられた作品。
キャッチコピーは「戦国英雄(ヒーロー)暴れ咲き!」
『1』『2』『英雄外伝』をHDリマスター化して1本に収録したもの。
キャッチコピーは「戦国創世」
『4』に新規追加要素が加えられた作品。
キャッチコピーは「暴れ廻れ!歴史を裏斬れ!」
真田幸村の生涯を軸に、幸村の幼少期からのストーリーが描かれる。
キャッチコピーは「紅く燃えた、日ノ本一の生涯(ドラマ)。」「時代が求めた真の武士(もののふ)の物語」
2016年8月25日発売。日本語音声、中国語字幕。
ゲーム中には「熱唱びわ」「熱唱こと」「熱唱つづみ」「自演のつづみ」「応援の竹笛」「伴奏蓄音機」というアイテムが存在する。これらのアイテムを装備すると、戦闘中のBGMが変化する。アイテムと楽曲の関係は下表のとおり。
2009年4月1日より中部日本放送 (CBC)・毎日放送 (MBS) との共同製作で、この2局およびTBSテレビほか一部TBS系列局にて放送された。全13話。
アニメ化の企画はMBSのアニメ担当プロデューサーである丸山博雄が各アニメ制作会社に話を持ちかけたところ、Production I.Gが多大な関心を示して早速版権元のカプコンに打診を取ったとのことである。初のCBCとMBSの共同製作深夜アニメ。MBSアニメの特徴である提供バックの廃止により、提供クレジットはAパート冒頭にて画面右下部に表示(送出は各局別)。
ストーリーは主に『1』における織田軍との戦いで構成されているが『2』・『英雄外伝』からの新規キャラクターも多く登場している。
第12話放送終了時には、「2010年 第二期 出陣!」のメッセージと共に第2期の制作決定が告知された。
第2期放送に先駆け、第1期の総集編『戦国BASARA 宴EDITION』(せんごくバサラ パーリィーエディション)が一部地域(主に第1期未放送地域)で2週にわたって放送されている(一部地域では2週分続けて放送)。上ノ巻が第1期第1話から第6話、下ノ巻が第7話から第12話とOVAで公開された第13話に相当。同枠内では、第2期のPVも公開されている。第2期DVD第1巻の特典映像として収録。
2010年4月11日に、同年7月よりMBS製作「日5」枠にて全国放送されることが『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』放送終了直後の番宣で告知され、アニメ公式サイトでも発表された。全13話。
当初は7月4日放送開始の予定で公式サイトや当初放送された予告編でも告知されていたが、『鋼FA』の総話数が1話追加されたために1週延期され、7月11日から放送開始となった。日曜夕方5時枠では初の提供バックがある。なお、『弐』の制作にCBCは関与しておらず、MBSも製作委員会 (TEAM BASARA) には参加せずに単独でクレジットされた。この作品からアナログ放送ではレターボックスでの放送となったことで、在阪局制作全日帯アニメはレターボックス放送へ移行した。これにより、すべてのアナログ放送ではレターボックス化となった。
ストーリーは『2』における豊臣軍との戦いで構成されており、アニメ第1期には登場しなかったキャラクターも登場。終盤ではサプライズ的な演出として『3』の要素も含まれた。視聴率は、第1話で5.3%を記録(数字はビデオリサーチ調べ・関東地方でのデータ)。
最終話後に劇場版の制作が発表された。
劇場版公開に先駆け、第2期の総集編『戦国BASARA弐 宴EDITION』(せんごくバサラツー パーリィーエディション)がMBS、TOKYO MXにて放送された。
『戦国BASARA Judge End』(せんごくバサラ ジャッジ・エンド)のタイトルで、2014年7月より9月まで日本テレビほかにて放送された。本作品から製作体制が一新されている。
ストーリーは『3』における関ヶ原の戦いで構成している。第1期、第2期、劇場版アニメとのストーリー上での繋がりはない。
『学園BASARA』(がくえんバサラ)は、「もし『戦国BASARA』の登場人物たちが、現代に存在する「BASARA学園」の生徒・教師であったなら」という設定で作られたいわゆる学園モノの作品。『戦国BASARA』と直接繋がる作品ではないが、各キャラクターの性格や他キャラとの関係性などは概ね原典に準拠している。元々はカプコンが直接出版していたコミックアンソロジー『学園BASARA』が初出で、同アンソロジーを基として制作される。アンソロジーと学年やクラスが異なるキャラクターが多い。
テレビアニメ版は再びTBS系列での放送となったが、今回はTBSが主導の製作体制となり、2018年10月より12月まで放送された(『戦国BASARA』第1・2作を放送したMBSでの放送については未だに実現していない)。なお制作会社・メインスタッフなどは『戦国BASARA』とは異なる。
声優についてはゲーム版・アニメ版と概ね共通だが、徳川家康役はそれまで演じていた大川透がアフレコ当時に病気療養による長期休業をしていた(同年8月より復帰)ため、代役として増田俊樹が演じた。また、「いつき」がゲーム『クロニクルヒーローズ』以来7年ぶりに音声付作品に登場、『戦国BASARA MOBILE』でも同役を担当した沢城みゆきが声を務めた。
このほか、浅井長政役の辻谷耕史が放送期間中の2018年10月17日に逝去。本作品が生前でシリーズ最後の出演となった。
オープニング主題歌もシリーズ過去作品と同様に西川貴教が担当するが、ソロ名義での担当は初となる(Fear, and Loathing in Las Vegasとのコラボ楽曲)。
出典は公式ホームページを参照。
※ 従来の作品とは設定が異なるため、それを簡易に記載。各キャスティングの出典は基本的に公式ホームページを参照。 ※ 学年・組順に記載。
テレビアニメ第2期の最終回後に劇場版の制作が告知された。2011年6月4日公開。
キャッチコピーは「決着(ケリ)をつけたい、宿敵(とも)がいる」・「最終決戦の地、関ヶ原」。
ストーリーは『3』における関ヶ原の戦いをアニメ第2期の展開を踏まえた上で構成しているため、『3』とは登場人物の所属陣営が一部異なっている。
全国22スクリーンという小規模公開ながら、2011年6月4、5日の初日2日間で興収5,240万1,450円、動員3万4,872人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第9位を記録している。また、女性客を中心に人気が集中しスクリーンアベレージでは同日公開の人気作を押さえ第1位となる好成績となっている。
2011年12月7日に初回限定版特典付きのBDおよび本編のみ収録のBD・DVDが発売された。
キャストは舞台版オリジナル。
公演および特典映像を収録したDVDが発売されている。
また、舞台「戦国BASARA」サウンドトラックが2009年10月7日に発売されている。
公演および特典映像を収録したDVDが発売されている。初回生産分には公演フォトブックが付属。
その他、イベントDVD「戦国BASARA 5周年祭〜武道館の宴〜」で「蒼紅共闘」キャスト8名が舞台ダイジェストを披露している。
公演を収録したDVDが発売されている。初回限定版には特典映像DVDと特典フォトブックレットも付属。
その他、イベントDVD「戦国BASARA バサラ祭2011?夏の陣?」では「3」に出演したキャスト6名が映像特典の前夜祭に出演している。
公演を収録したDVDが発売されている。初回限定版には特典映像DVDと特典小冊子も付属。
公演を収録したDVDが発売されている。初回限定版には特典映像DVDと特典小冊子も付属。
公演を収録したDVDが発売されている。初回限定版には特典映像DVDと特典小冊子も付属。
戦国BASARA キャスト
Devil May Cry キャスト
ゲスト武将
ゲスト武将
2012年11月2日に宝塚歌劇団花組による公演決定が告知された。2013年3月18日に制作発表会が行われ、公演内容の概要が発表された。宝塚歌劇とカプコンのゲームコラボレーションシリーズとしては『逆転裁判』に続く2作目となる。
公演および稽古風景・千秋楽挨拶などの特典映像を収録したDVDが2013年9月17日に発売された。
毎日放送にて2012年7月13日から9月21日まで、BS-TBSにて同年9月5日から10月31日までそれぞれ放送された。林遣都と武田航平のダブル主演で、舞台版に出演した長澤奈央と椎名鯛造は同じ役で出演する。また、織田信長役のGACKTは本作品が民放の連続ドラマ初レギュラー出演となる。
ストーリーは魔王・織田信長率いる織田軍と伊達・武田連合軍の戦いを中心に描かれているが、エピソードはほぼドラマオリジナルのものとなっている。
テレビドラマ版の映像を元に、テレビ未放送の秘話を追加し、ドラマ全9話を再編集した劇場版リミックスバージョン。東京では2012年11月24日よりシネ・リーブル池袋にて、大阪では2012年12月15日よりテアトル梅田にて公開。
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