Aller au contenu principal

パワーリーグ


パワーリーグ


パワーリーグ』(POWER LEAGUE)は、1988年にハドソンから発売されたPCエンジン用野球ゲームおよびそのシリーズ。長らく、PCエンジンを代表する野球ゲームとしてあり続けた。以来1998年までに、家庭用ゲーム機において全13作が発売された。

2000年から2001年にはハドソンのトレーディングカードゲーム部門子会社未来蜂歌留多商会より「POWER LEAGUE〜夢のスタジアム〜」をリリースした。2004年7月19日にiアプリ版を配信開始。2006年にはインターネットポータルサイトi-revoにおいて初期の三作品がインターネットで配信開始。2007年7月31日からパワーリーグ4がWiiのバーチャルコンソールで配信され、2009年9月16日にはゲームアーカイブスにも配信された。2010年12月20日発売の『PC Engine GameBox』(iOS)にも収録されている。

北米においても、1988年に『World Class Baseball』、1995年に『Sporting News Baseball』が発売された(後述参照)。

続編がPCエンジン版では5作品、スーパーファミコン版では3作品出ている。そのタイトルに振られるナンバー表記(年号が振られたPCエンジン版最終作を除く)については、PCエンジン版の2作目・3作目のみローマ数字であり、それ以外は全てアラビア数字である(ただし、タイトル画面については、PCエンジン版は一貫してローマ数字だった)。

概要

1987年に、ジャレコから発売された『燃えろ!!プロ野球』とともに、俗にリアル系野球ゲームといわれる野球ゲームの先駆け。打席に入っているバッターが皆神主打法のような構えをしているのが特徴。第1作目は守備・走塁画面が真上から見下ろしたような視点であった(この視点を採用した野球ゲームには、いずれもセガの「メジャーリーグ」や「スーパーリーグ」がある)が、II以降は他の野球ゲームの多くと同じ俯瞰視点になった。

また、リアルな野球をさらに楽しめるように、エディット機能が搭載されていた。初期は、打順変更と先発野手、一軍登録の変更のみだったが、IIからはオールスターチーム編成・IIIからは選手データ変更もできるようになり、スーパーパワーリーグ3からはオリジナルチーム作成ができるまでに進化した。そして、スーパーパワーリーグ3と4ではそのオリジナルチームをペナントレースに参加できるようになるなど、意欲的に機能を拡充して行った。この他、II以降は本塁打競争が、III以降は最大4人までの協力プレイモードが追加されている(スーパーパワーリーグでもマルチタップを用いた同様のモードが搭載された)。

シリーズを通して、隠し要素があるのも特徴。隠しチームとしてアメリカ大リーグの選手をモチーフにした「ヒュービーズ」(名称はハドソンの野球チーム「Hu Bees」から)やたけし軍団をモデルにした「GUNDAN」(大技林では「軍団チーム」と表記、パワーリーグ2のみ登場)、 戦国武将がモチーフの「戦国武将隊」(スーパーパワーリーグ2〜4)、RPGの怪物で構成された「モンスターズ」(パワーリーグ64) などが、隠し球場としてセンターが128mと非常に広いトイスタジアム(のちヒュースタジアムに改称)や、アイランドスタジアム(周りを海に囲まれた、ホームベース型の島そのものが球場)等がある。

放送局とのタイアップ

現在では当たり前のようになっている、テレビやラジオのアナウンサーとのタイアップを行ったスポーツゲームの先駆けがこのシリーズである。

1993年にスーパーファミコンで発売された「スーパーパワーリーグ」に、試合終了後の結果報告に、フジテレビのプロ野球ニュースとのタイアップで当時所属アナウンサーだった中井美穂を実写取り込み映像と合成音声で登場させた。

翌1994年発売の「スーパーパワーリーグ2」は、TBSアナウンサーの松下賢次を実況にすえ、試合終了後の結果報告には、「TBSプロ野球情報」というタイトル(番組は架空)で、当時TBSアナウンサーだった福島弓子を起用(いずれも音声のみ)。

タイアップの変遷

スーパーパワーリーグ

  • フジテレビ
    • スポーツワイドプロ野球ニュース
      • 中井美穂

スーパーパワーリーグ2

  • TBS
    • 実況担当
      • 松下賢次
    • TBSプロ野球情報(番組は架空)
      • 福島弓子

スーパーパワーリーグ3

  • フジテレビ
    • 実況担当
      • 福井謙二
    • フジテレビプロ野球情報(番組名は架空)
      • 八木亜希子

スーパーパワーリーグ4

  • フジテレビ
    • 実況担当
      • 福井謙二
    • プロ野球ニュース
      • 小島奈津子

スーパーパワーリーグFX

  • フジテレビ
    • 実況担当
      • 福井謙二
    • プロ野球ニュース
      • 福井謙二
      • 八木亜希子

作品リスト

PCエンジン

  • パワーリーグ - 1988年6月24日 ハドソン全国キャラバンの対象ソフトとして製作され、最初で最後のスポーツゲームでもあった。
※TVCMに「みのもんた」が声の出演。パ・リーグモデルのチームにはDHが設けられているが、セ・リーグモデルのチームには無く違うリーグ同士の対戦だとセ側のチームがやや不利になる、一作目のみX68000版が発売され審判の声を高橋名人が担当しチームデータも一部変更されている。
  • パワーリーグII - 1989年8月8日 守備画面が斜めアングルとなる。このシリーズからバッター背番号がつく様になり、チームオーダーの設定から二軍枠が廃止された。またネスレ・ミロとたけし軍団とのタイアップであった。

(当時ハドソンとネスレ日本はテレビ朝日放送のバラエティ番組『ビートたけしのスポーツ大将』のスポンサーで同ソフトが景品になっていた)

  • パワーリーグIII - 1990年8月10日 このシリーズからエディット機能が付く、同時にセ・リーグモデルのチームもDHのチームオーダーが設定可能になった。
  • パワーリーグ4 - 1991年8月9日
  • パワーリーグ5 - 1992年8月7日
※初の実名版。本作より、日本野球機構の公認により、実名の球団・選手が登場した。
  • パワーリーグ'93 - 1993年10月15日

スーパーファミコン

  • スーパーパワーリーグ - 1993年8月6日
※パッケージの画像にPORYGON PICTUERS制作のCGを使用。
  • スーパーパワーリーグ2 - 1994年8月3日
※パッケージの画像にPORYGON PICTUERS制作のCGを使用。
※TVCMにウッチャンナンチャンが出演(3のTVCMにも出演)。
  • スーパーパワーリーグ3 - 1995年8月10日
  • スーパーパワーリーグ4 - 1996年8月9日

PC-FX

  • スーパーパワーリーグFX - 1996年4月26日※ハドソン最後のPC-FX用ソフト。

NINTENDO64

  • パワーリーグ64 - 1997年8月8日※ハドソンのNINTENDO64参入第1弾ソフト。※シリーズ初の3Dフルポリゴン映像導入。
※前年にファミリーコンピュータMagazineとハドソンの共催で行われた「スーパーパワーリーグ4大会」の成績(ペナントモード)上位入賞者による架空チーム「ドルフィンズ」(スーパーパワーリーグ3〜4ではエディット選手を入れるためのチームであった)が登場。

プレイステーション

  • パワーリーグ - 1998年11月12日

トレーディングカードゲーム

いずれも、子会社の未来蜂歌留多商会から発売。
  • POWER LEAGUE〜夢のスタジアム〜 - 2000年8月26日
  • POWER LEAGUE UL2000 - 2000年12月23日
  • POWER LEAGUE 夢のスタジアム2001 シリーズ1 - 2001年7月21日
  • POWER LEAGUE 夢のスタジアム2001 シリーズ2 - 2001年10月13日

iアプリ

  • パワーリーグ - 2004年7月19日、ハドソンが運営するiアプリサイト「着信☆あぷり♪」(現「着あぷ☆ボンバーマン」)内「PCエンジンコーナー」にて配信開始。

i-revoゲーム

いずれも、i-revoが開設された2006年に配信開始。
  • パワーリーグ
  • パワーリーグII
  • パワーリーグIII

バーチャルコンソール

  • パワーリーグ4 - 2007年7月31日

ゲームアーカイブス

  • パワーリーグ4 - 2009年9月16日

北米版

TurboGrafx-16

  • World Class Baseball - 1988年7月24日

Super NES

  • Sporting News Baseball - 1995年10月
※パッケージにはスーパーパワーリーグ2のCGが流用されている。

Virtual Console

  • World Class Baseball - 2007年9月17日
※同名作品の配信。

脚注

外部リンク

  • パワーリーグ(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
  • パワーリーグII(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
  • パワーリーグIII(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
  • パワーリーグ4(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
  • バーチャルコンソール パワーリーグ4(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2009年1月6日アーカイブ分)
  • PCエンジンアーカイブス パワーリーグ4(ハドソン公式サイト) - ウェイバックマシン(2009年10月4日アーカイブ分)
  • パワーリーグ5(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
  • パワーリーグ'93(ハドソンゲームナビ) - ウェイバックマシン(2004年5月5日アーカイブ分)
  • POWER LEAGUE - 未来蜂歌留多商会 - ウェイバックマシン(2000年10月18日アーカイブ分)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: パワーリーグ by Wikipedia (Historical)