赤牛岳(あかうしだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)中部にある標高2,864 mの山。山域は1934年(昭和9年)12月4日に中部山岳国立公園の特別保護地区に指定された。また日本二百名山にも選定されている。
赤茶けた山肌と、牛が寝そべっているような穏やかな山容が山名の由来。「牛」の名を冠する山の中では、当山が最も標高が高い。
北アルプス主稜線上の水晶小屋があるピーク(赤岳)から北側に延びる枝尾根上にある水晶岳の北側に位置する。山頂からは、北北東に延びる読売新道の尾根と、北北西の薬師見平方面に延びる尾根がある。山頂は全周を北アルプスの山々に囲まれ、黒部川の上廊下の峡谷をはさんで西に広がる薬師岳の圏谷群などの展望がよい。山体は、花崗岩(高瀬型花崗岩に赤味を帯びた岩)で構成されている。山の上部は森林限界にあるハイマツ帯である。
南北の稜線上を登山道が通っている。いずれも途中に水場はない。
当山を源流とする主な河川は以下の通り。いずれも黒部川の支流で、黒部ダムを経て富山湾へ流れる。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou