有田ジェネレーション(ありたジェネレーション)は、2016年5月10日から2021年3月23日までTBS系列で放送されていたバラエティ番組。有田哲平(くりぃむしちゅー)の冠番組。2021年4月19日からは動画配信サービス「Paravi」(2023年6月30日にU-NEXTにサービス統合されコンテンツレーベルとなった)で定期的に新作が配信されている。
概要
2015年9月まで同じくTBS系列で放送されていた『有田チルドレン』の後継番組としてスタート。前身番組の『有田チルドレン』と同じくオーディション形式の番組。
埋もれているネクストジェネレーションを発掘すべく有田がオーディションを実施し、合格者には「有田ジェネレーション」の称号が与えられる。毎回オーディションテーマがあり、スカウトマンの小峠英二(バイきんぐ)が複数の該当芸能人を紹介し、出場者は「PPR(ポテンシャルPR)」をする。
出演した芸人は有田MCの別番組(『全力!脱力タイムズ』、『有田P おもてなす』など)に起用される場合がある。
レギュラーメンバーが増大したため、2019年末放送の「歳末レギュラー生き残りネタ総選挙」でレギュラーと研究生(準レギュラー)の2部制にした。
その後、オーディションの規格外である芸人を「アングラ芸人」として推し過ぎたことなどもあり、2021年3月23日(22日深夜)を以て地上波の放送は終了。地上波同枠の後番組として4月27日(26日深夜)より有田MCの『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜』が開始。
4月19日19時より動画配信サービス「Paravi」にて配信開始。スタジオのセット裏で3ヶ月(1シーズン)分を半日で収録(Season1は19本撮り)するというスタイルとなった。当初は第3月曜に数話ずつ配信されていたが、2023年8月からは毎月1日の配信に変更された。
出演者
- 御大(MC)
- 有田哲平(くりぃむしちゅー)- 優柔不断で「再試合」の判定を下すことがままあるが、明暗の分けられた勝負はあっさり決める。
- 進行
- 小峠英二(バイきんぐ)- 出場者が見るに堪えないお粗末またはグダグダな芸を披露すると、ネタ中であろうが怒鳴り込みながらステージに上がって激しくツッコむ。
- 有ジェネファミリー(レギュラー、1軍)
- ジェラードン - にしもとの彼女からの相談を受けて、キングオブコントで決勝へ進出できなければ解散することを約束するも準々決勝で敗退。解散か彼女と別れるかをにしもとが決断できず、有ジェネファミリーのメンバーが代わりの罰を提案するなど何度も話し合いを重ねた結果、当時の有ジェネファミリーに有田・小峠・田中卓志(アンガールズ)を加えた全員とそれぞれが得意とするジャンルのクイズで対決することになった。結果勝ち越すことができずクビとなるも桐野安生と下克上で勝利し、レギュラーに復帰した。その後の「センター争奪ガチンコネタバトル」では晴れて勝利、有ジェネファミリーのセンターとなる。
- ネルソンズ - ジェラードンとともに番組後期のエースであったが、「第1回シャッフルネタバトル」にて唯一ピンで出場した岸が勝利するなど、本来トリオ内では地味な存在であるはずの岸がフィーチャーされがちであった。
- 納言 - 薄幸が女性ゲストに抱く印象を一言で表すのが恒例。末期にはファンキージェネレーションをきっかけに安部と下田(コウテイ)がマイメン(ヒップホップ用語で親友に類する)となった。
- SAKURAI - レギュラー生き残りネタ総選挙で85点未満になり研究生に降格、レギュラー入りからわずか3週間のことだったが「有ジェネ研究生下克上ネタバトル」でシオマリアッチに勝利し、レギュラーに復帰した。
- わらふぢなるお - レギュラー生き残りネタ総選挙で85点未満になり研究生に降格。しかし「マッチメイクバトル」にてフランスピアノに勝利し、レギュラーに復帰した。『第1回歌ネタグランプリ』優勝。
- コウテイ - フカミドリとの下克上にて、田村Pの判定(というか私情)により研究生へ加入が決定。そして「レギュラーvs研究生 マッチメイクバトル」にてダニエルズに勝利し、レギュラーに昇格。コンビ解散発表後のParavi版シーズン8では個別に出演した。
- ランジャタイ - ジェラードンとの下克上再試合にて「再試験」という判定にされたのち、「軍団対抗! 第1回有ジェネカップ」にレギュラー軍団の補欠として出場。M-1グランプリ2021ファイナリストになったことでMC陣の打算が働き、M-1直前に収録されたParavi版シーズン4で正式にレギュラー入りとなる。
- 有ジェネ研究生(準レギュラー)
- TOKYO COOL(元・全力じじぃ)- 「有ジェネ研究生下克上ネタバトル」でフランスピアノに敗れ、研究生に入れ替えで降格。
- 鈴木バイダン(オドるキネマ) - りゅうたろうとのコンビ「パンプキンショートケーキ」(元・やわら)として出演し、レギュラー生き残りネタ総選挙で85点未満になり研究生に降格。そして解散により研究生には有田の判断で鈴木のみ残り、以降は「鈴子」という女装キャラで出演。「オドるキネマ」結成後はコンビでの出演を図るが、MC陣には認められていないというイジりをコンビ解散まで続けられた。
- ヒコロヒー - ダニエルズとの下克上にて、有田の判定により研究生へ加入が決定。
- 蛙亭 - シオマリアッチとの下克上にて、田村Pの判定(またしても私情)により研究生へ加入が決定。
- フランスピアノ - ダニエルズとの下克上にて、有田の判定により研究生へ加入が決定。そして「有ジェネ研究生下克上ネタバトル」でTOKYO COOLに勝利し、レギュラーに昇格。しかし『マッチメイクバトル』にてわらふぢなるおに敗れ再び研究生に降格された。
- ダニエルズ - 「マッチメイクバトル」にてコウテイに敗れ研究生に降格。
- ボーイフレンド - 鈴木バイダンとの下克上にて、有田の判定により研究生へ加入が決定。2021年12月に解散。
- アングラ芸人軍団(不定期出演)
- 桐野安生 - クビになったジェラードンと下克上で敗れ入れ替えでクビとなるも、レギュラー生き残りネタ総選挙に飛び入りで参加して80点を獲得しレギュラーに復帰。しかし年末のレギュラー生き残りネタ総選挙で85点未満になり研究生に降格、そしてゴスケとの下克上にて「有田預かり」と判定され研究生からは離脱させられた。
- スルメ
- ムラムラタムラ
- ゴスケ - 桐野との下克上にて「有田預かり」と判定される。
- タカマッチ - ボーイフレンドとの下克上は再試合となったが、翌月の「軍団対抗! 第1回有ジェネカップ」でアングラ芸人軍団入り。
- 過去の出演者
- たかぴん(元・わんわんもーもー、元・おともだち、元・ピンタンパンの たかぴんア・ラ・モード☆)
- カズマ・スパーキン
- ゲラゲラ星人
- 石井てる美
- 以上4組は「公開オーディション in桜美林大学」の結果不合格、卒業となった。
- ユーマ - 「合格だが無期限謹慎」と言い渡された。のちに一度、新宿二丁目の仲間であるYASU-CHIN・ぴーちゃんと共にユニット『モンスターシスターズ』を組んで出演するも再び謹慎となった。
- せつこ - 下克上で敗れ、クビになる。
- ザ☆忍者 - 解散により山脇充がメンバーから外れ、たもつ君は有田ジェネレーションズに残ったが脳みそ夫に下克上で敗れ、入れ替えとなった。
- 鶏あえず - 西原大樹が起こした不祥事により、合格したもののオンエアではカットされた。その後コンビは解散し西原は芸能界を引退するも、相方の渡久山敬士はのちにTRFのものまねユニット『イージードゥダンサーズ』の一員として出演を果たしている。
- ジョイマン・ヒロシ - 一度合格したものの、ヒロシが「キャンプに行ける時間が少なくなるのでレギュラーにしてくれなくてもいい」と言い出したため「連帯責任」として2組共々合格を取り消された。
- 松陰寺太勇(ぺこぱ)
- 脳みそ夫
- もりせいじゅ
- どんぐりたけし
- 「有ジェネ!夏のサバイバルフェス2017 〜クビになるのは誰だ!?灼熱のネタ総選挙〜」の結果、松陰寺太勇・シオマリアッチ・もりせいじゅ・どんぐりたけしがクビとなったがシオマリアッチは敗者復活で脳みそ夫に勝ったため残留、脳みそ夫がクビとなった。
- ゆにばーす - ファンキージェネレーションの内容で番組スタッフと意向が合わず、2018年5月16日の放送を最後に辞退。後日、川瀬名人がツイッターで降板を発表した。
- コネオ・インターナショナル(元・川井)- 下克上で敗れ、クビになる。のちに後輩のいかちゃんとコンビを組んで出場するがレギュラーには復帰できず。
- まんぷくフーフー
- イヌコネクション
- ゆーびーむ☆
- レギュラー生き残りネタ総選挙で80点未満になりクビとなった。
- インディアンス - 2019年10月21日放送の再試合芸人下克上ネタバトルにて全力じじぃ(現・TOKYO COOL)に敗れ不合格、クビとなった。
- 演芸おんせん(元・フカミドリ)- レギュラー生き残りネタ総選挙で85点未満になり研究生に降格。そして『田村P下克上ネタバトル』にてコウテイに下克上で敗れクビとなった。
- シオマリアッチ - ファンキージェネレーションの初代オーガナイザー。2019年8月26日放送分にて仮レギュラーへと降格され『有ジェネ研究生下克上ネタバトル』でSAKURAIに下克上で敗れ、研究生に入れ替えで降格。そして『田村P下克上ネタバトル』にて蛙亭に下克上で敗れクビとなった。
- 再試合待機中の出場者
2021年3月現在。
- 河邑ミク
- スタンダップコーギー
- 滝音
- 天才ピアニスト
- 蓮華
- トンペー - 地上波最終回で九条ジョー(コウテイ)との即興コンビを組むことを条件に下克上挑戦権を獲得。
放送リスト
ネット局と放送時間
過去のネット局
主なスタッフ
- 構成:木南広明、坂田至(旧名はイタル)、狩野考彦
- ナレーション:※有田ジェネレーションズのメンバーが交代で担当
- TM:森和哉
- TD:大蔵聡
- カメラ:横田研一
- VE:對間敏文
- 音声:池田千廣
- 照明:加藤由美子(ティ・エル・シー)
- 編集:沖野浩平(エスユー)
- CG:大森清一郎
- MA:中村裕子(エスユー)
- 音効:藤代広太
- 美術プロデューサー:木村真梨子
- 美術制作:鈴木康裕(ジーケン・アート)
- メイク:西村紘美
- 宣伝:中島聡
- 編成:佐藤美紀
- AD:谷口尚輝、市川就人、大谷茉由
- AP:市川舞子、古舘由美子
- ディレクター:松村耕平、吉田真人、益田洋平、松本健人
- 演出:岡田純一
- 協力プロデューサー:麻生邦浩(以前はプロデューサー)
- プロデューサー:田村恵里
- CP:江藤俊久(2020年10月5日 - )
- 制作協力:クラフト
- 制作:TBSテレビコンテンツ制作局制作二部(以前はTBSテレビ制作局制作2部)
- 製作著作:TBS
過去のスタッフ
- ナレーション:UZI
- TM:榎芳栄
- カメラ:磯野伸吾(極東電視台)、北林良一(T-TEX)
- VE:松橋利行(極東電視台)、田口健太郎(T-TEX)
- 照明:木戸昭彦(ティ・エル・シー)
- MA:渡辺佳己(巳)(エスユー)、市川徹
- 美術プロデューサー:菅原崇
- メーク:大岩乃里子
- 協力:cafe ATLANTIS
- 宣伝:國井応起
- 編成:田口健介、辻有一、上田淳也、寺田裕樹
- AD:白川里菜、菊池桃花、芝隆一
- AP:森川千理
- ディレクター:高岡猛、川島優子、武田良一、柳瀬寿明
- 協力プロデューサー:首藤光典(極東電視台)、中村恵(極東電視台)、坂田栄治
- MP:酒井祐輔、川澄博雄
- 制作協力:極東電視台
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 有田ジェネレーション - TBSテレビ
- 有田ジェネレーション (@arigene_tbs) - X(旧Twitter)
- 有田ジェネレーション YouTube - YouTubeチャンネル
. Source: