ベリーグッドマン(BERRY GOODMAN)は、日本の音楽グループである。所属事務所はARIGATO MUSIC。所属レコード会社は日本クラウンで、所属レーベルはTEPPAN MUSIC。
メンバー全員が大阪出身の3人組ボーカルグループ。2009年に大阪市立難波中学校の同級生RoverとHiDEX(共に吹奏楽部)が「Roofy」を結成し活動を続けるも、2011年に喧嘩別れで「Roofy」を解散。同年RoverとMOCAが地元大阪のクラブで出会う。2013年にMOCAのソロアルバム『原始人の歌』を発売するにあたりRoverとHiDEXがプロデュース。CD完成後も3人でライブなど行ううちに意気投合し、周りの関係者からも背中を押され(詳細後述)、2013年11月15日に「ベリーグッドマン」結成。グループ名の由来はRoverとHiDEXが吹奏楽部時代に演奏していたジャズクラリネット奏者のベニー・グッドマンをもじったもので、アルバムタイトル「SING SING SING」(以降~7まで継続)もベニー・グッドマンの「Sing, Sing, Sing」が由来である。グループの略称は「ベリグ」もしくは「BGM」で、ライブなどではグループ名を日本語読みさせ「超好感男」とも。公式ファンネームは「べりふぁむ(公式HPにてひらがなが正式表記)」。公式ファンクラブは「ベリーグッドFAN」。2020年8月11日に、新たなメジャーレーベルとして「TEPPAN MUSIC 」(日本クラウン所属)を設立した。
MANA-B(DJ・物販店長・元デジカット)
2014年5月10日、結成より6ヶ月でキャパ250人の心斎橋club DROPでのワンマンライブをSOLD OUT。先行分チケット200枚は1分で完売した。
2015年4月より"てっぺんとるぞ宣言"ツアーと題し、目標をてっぺん(大阪城ホール)に掲げ、以降全国ツアーを開催していく。
2016年1月あべのハルカス(大阪市阿倍野区)にて「日本一高いビルで祝うハルカスウォーク 地上300mの成人式」で新成人に向けて祝賀ライブを行う。全国ツアー"てっぺんとるぞ宣言"ツアー2016-2017 ~超好感男の跳躍~では過去最大キャパ(1500人)のなんばHatch(完売)で開催。
2017年春の全国ツアーではなんばHatch以上のZepp Osaka Bayside(キャパ約2500人)でのSold Outをはじめ13箇所で公演、秋の全国ツアーでは初のホールツアーを敢行し、全公演Sold Out。
2018年大阪城ホールワンマンライブ開催が決定。超好感男の出陣と題し全国25都市27公演を行う。
2019年1月、結成から5周年に念願であった大阪城ホールでのワンマンライブ 「"てっぺんとるぞ2019" 〜超好感男は大阪城へ〜」を開催し1万人を即日ソールドアウトの超満員で大成功させ、当日は会場の他に全国の映画館でライヴビューイングの生中継やCS放送生中継なども行なわれた。同年9月28日、29日に自身初の野外ライブ「ベリーグッドマン超好感祭2019〜あなたとベリグでユニバーサル・スタジオ・ジャパン!〜」を大阪USJ内のグラマシーパーク特設会場にて開催し、2日間で約1万人を動員した。
2020年6月27日の夕方には、初めてのスタジアムライブを阪神甲子園球場で開催したが、年頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で第92回選抜高等学校野球大会・第102回全国高等学校野球選手権大会が相次いで中止されるなど、例年より活躍の場が大幅に狭まっていた高校球児を激励することが目的で、実際には無観客で実施。メンバーが球場側へ直々に交渉したうえで、ライトスタンドをステージ代わりに使用したほか、ライブの趣旨に賛同した現役プロ野球選手(前田、今宮、T-岡田、岩田稔、山川穂高、森友哉など19名)とのコラボレーションで特別に制作されたミュージックビデオ「ライトスタンド〜すべての球児たちへ〜」がスコアボードから流された。ライブの模様は、YouTubeとLINE LIVEで配信。配信閲覧者からの「投げ銭(ギフティング)」による売上の一部を、日本赤十字社を通じて、感染者の治療・感染防止策の研究開発に携わる機関へ寄付することも表明している。
2020年の11月7日・8日には、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策に対応した「ベリーグッドマン“TEPPAN”発売&結成7周年記念・超好感祭2020〜ドライビングパーティー編〜」(ドライブイン方式による日本最大級の車中・車外ライブ)を、舞洲スポーツアイランド空の広場(大阪市此花区)で開催した。翌2021年にも、「ベリーグッドマン超好感祭2021〜"ナツノオモイデ"リリースパーティー編〜」を同じ会場・方式で実施。この年の実施に際しては、スタンディングエリアも併設した。
2022年9月3日には、入場無料の屋外ライブ「超好感祭2022〜史上最強のビーチパーティー編〜」をSENNAN LONG PARK(大阪府泉南市)で開催。グループ結成以来最大(観客数で1万5,000人)規模のフリーライブで、ライブの模様は『M-ON! LIVE』(MUSIC ON! TV)で放送された。
2022年11月14日グループ結成10周年に当たる翌年2023年11月18日に「ベリーグッドマン結成10周年×阪神甲子園球場100周年記念事業 ベリーグッドマン〜甲子園 LIVE 2023〜」を開催することが甲子園球場のグラウンド上で告知された。あわせて2023年8月1日よりローソン一部店舗にてコピー機がベリーグッドマン甲子園 LIVE 2023仕様になる。また阪神甲子園球場100周年事業アンバサダーアーティストとして、100周年を迎える阪神甲子園球場の歴史・唯一無二の存在感を次世代につないでいくため、2023年9月16日に「未来の高校球児の夢を乗せて〜球児たちを甲子園球場にご招待〜」と題し、100周年に合わせ100名の球児を招待し、阪神電車の甲子園球場100周年記念ラッピング電車で共に甲子園へ向かいミニライブを行う。
2023年11月18日にグループ最大観客数3万人の「ベリーグッドマン〜甲子園 LIVE 2023〜」を開催。当日はDJ視点の定点カメラでバックショットをリアルタイム配信。ライブの模様は2024年1月10日スペースシャワーシャワーTVにて放送予定されている。ライブ後は翌11月19日新曲「となり」配信リリース決定と2024年春の全国ツアー"GOOD GOOD GOOD"の開催を発表。
2024年3月15日、広島国際大学の学位記授与式(卒業式)でサプライズライブを実施。今年度の卒業生はコロナ禍により入学式が中止となった学年で、入学後もオンライン授業になるなど思い描いた大学生活を過ごすことが出来ず、大学生活最後に思い出をと卒業生840人にエールを届けるため、「大学」「後援会(保護者組織)」「校友会(同窓会組織)」の3者が企画した。なお広島国際大学では2018年にも学園祭でライブを行っている。
MOCAが延岡学園高等学校への在学中に硬式野球部で活動していたこと(詳細後述) を背景に、野球界との縁が深い。現に、当時のMOCAの体験を踏まえた「ライオン」や「ライトスタンド」をはじめ、数々の楽曲が多くのプロ野球選手(前田健太、増田達至、T-岡田など)の登場曲に採用されている(詳細後述)。いち早く登場曲に採用した選手は「コンパス」を使用した埼玉西武ライオンズの増田で2016年には、自身への書き下ろし曲として「ライオン」を提供されている。
2015年8月27日には、広島東洋カープ対阪神タイガース戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)の始球式にグループぐるみで登場。当時広島に在籍していた前田がSNSで紹介した事をきっかけに交流が始まり「1988」の前田バージョンを書き下ろした縁から、直々に打診を受けての登場で、Roverが審判役を務めるなか、投手役のMOCAが捕手役のHiDEXに向けてノーバウンド投球を披露した。また増田が西武の選手会長に就任した2018年には、8月16日にメットライフドーム(2022年以降の名称はベルーナドーム)でオリックスバファローズとのナイトゲーム終了後に組まれていた「ライオンズフェスティバルズ」の最終日において、選手会からの依頼を受けてスペシャルイベントを実施。翌2019年にも、7月28日にメットライフドームの「ライオンズフェスティバルズ」(北海道日本ハムファイターズとのナイトゲーム終了後に開催)でスペシャルイベントを実施した。2022年には、セントラル・リーグレギュラーシーズン開幕日の3月25日に、阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ戦の開幕セレモニーへ出演。前年(2021年)に中野拓夢(阪神内野手)の登場曲へ採用されていた「ハイライト」のライブパフォーマンスを、京セラドーム大阪のグラウンド上で披露している。
制作した楽曲がプロ野球・高校野球中継やダイジェスト番組のテーマソングに使われることも多く(詳細後述)、2020年甲子園高校野球交流試合(第92回選抜高等学校野球大会への出場が決まっていた全32校による招待試合)の開催に際しては、朝日放送(ABC)グループから「2020ABC高校野球パワーソングアーティスト」に起用。ABCテレビ・ラジオが制作する交流試合中継・関連番組向けのテーマソングとして、「Dreamer」という書き下ろし曲を提供した。
ベリーグッドマンの地元にある在阪民放局のプロ野球中継にも、『Answer』を2020年から2023年まで『MBSベースボールパーク』(毎日放送・MBSラジオ)へ提供する一方で、『雑草』が2023年6月23日から同年の日本シリーズまで『ABCフレッシュアップベースボール』(ABCラジオ)で採用。『MBSベースボールパーク』(ラジオ版)と『ABCフレッシュアップベースボール』の間では、「ベリーグッドマンから提供されたテーマソングを使用しながら、同じ試合を同じ時間帯に同じ地域(近畿広域圏)で中継する」という事態が2023年6月23日の横浜DeNAベイスターズ対阪神ナイトゲーム(横浜スタジアム)から同年11月5日の日本シリーズ第7戦(京セラドーム大阪でのオリックス・バファローズ対阪神ナイトゲーム)まで生じていた。ちなみに、『雑草』をテーマソングに使用していた期間中の『ABCフレッシュアップベースボール』では、ベリーグッドマンのメンバー全員によるタイトルコールの音源も放送していた。
野球以外のスポーツ界でも、白井健三(体操競技選手)や松田瑞生(中距離走・長距離走・マラソン選手)といったトップアスリートが、楽曲を愛聴していることを公言。グループ初のオールタイムベストアルバム『BEST BEST BEST』の発売(2018年10月24日)を告知するスポットCMには、武井壮(元十種競技選手)が「ライオン」、丸山桂里奈(元女子サッカー選手・サッカー日本女子代表)が「はじまりの恋」を熱唱する映像が盛り込まれた。
2022年11月14日からは、阪神甲子園球場の開場100周年(2024年)に向けた記念事業のアンバサダーとしても活動。2023年5月12日に同球場で阪神対横浜DeNAベイスターズ戦の前に開催された「TORACOフェス」(女性の阪神ファン向けイベント)では、アンバサダーとしての活動の一環で、ミニライブと(MOCAが投手・HiDEXが捕手・Roverが審判役で)ファーストピッチセレモニーに臨んでいた。
2022年8月には、鹿児島県神村学園より野球部に限らず在校生・卒業生そして学園にかかわるすべての皆さんの活躍を願い制作をお願いされ、神村学園のモットー「やればできる、かならずできる、ぜったいできる」の頭文字から応援ソング「やかぜ」を制作。
2023年には、福岡市立西都北小学校(福岡市西区)の開校に際して、同校の校歌を「MOCAのソロ曲」扱いで作詞・作曲。また、明豊高等学校(大分県)の硬式野球部員からMOCAへ直々に寄せられた依頼がきっかけで、「個性~明豊 is No.1」という応援歌を同部に提供した(詳細後述)。
2024年には、佐賀県が実施する、若年層向けの魅力発信を目的に「高校生たちが、自分たちで地元の良さを見つけてもらいたい」という想いを込めて、KBC九州朝日放送の番組「高校生のじかん」とタイアップし、佐賀県内の高校生と共に「#SAGAジモト青春ソング」プロジェクトで楽曲を制作する。佐賀県内の全高校生2万人以上に募集した青春エピソードを元に、“SAGAジモト青春ソング”「FIND YOU」を作詞・作曲。ミュージックビデオ制作には、20校190人以上の高校生が参加し、ベリーグッドマンも佐賀県立致遠館高校音楽部のコーラス収録を監修。
順位はオリコン・ウィークリーランキング最高順位。
配信限定シングル
アルバム
最初に登場曲を使用した際に在籍していた日本プロ野球(NPB)の球団を基準に表記。MLB球団への移籍や現役引退などで、既にNPBを離れた選手も含まれている。プロ野球12球団で唯一東京ヤクルトスワローズの選手のみ楽曲を使用したことがない。
☆印の選手は、「ライトスタンド~すべての球児たちへ~」のスペシャルミュージックビデオに「友情出演」名義で参加。
※主だった出演のみ(その他は公式HP)
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