アラビア語キプロス方言(アラビアごキプロスほうげん、英: Cypriot Arabic)は、アラビア語の口語(アーンミーヤ)のひとつでキプロスの消滅の危機に瀕する言語である。キプロス・マロン派アラビア語(英: Cypriot Maronite Arabic)とも呼ばれる。キプロスのマロン派キリスト教徒によって話されている。かつては主にコルマキティスに話者が存在したが、キプロス紛争により1974年にトルコ軍のキプロス侵攻を受け、話者の大半が南に移動したり、分散して、この言語の衰退を招いた。伝統的にギリシャ語のキプロス方言との併用使用であったが2000年を前にして残っていたアラビア語キプロス方言話者は30歳を超えていた。2011年時点でキプロス共和国が実効支配している南の領域において3656人のマロン派キリスト教徒がおり、900人くらいがアラビア語キプロス方言をある程度話せるが、第一言語とするものはいないという調査結果が出ている。
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