Nakamura Emi(ナカムラ エミ、1982年3月15日 - )は、日本の神奈川県厚木市出身のシンガーソングライター。身長148cm。オフィスオーガスタ所属。
幼少の頃よりJ-POPに触れる。短大生の時に女の子同士で組んだ初心者バンドでボーカル担当になる。短大卒業後、最初に目指していた保育士となるが、趣味で通っていたボーカルスクールをきっかけに音楽の道を目指すことを決め、退職する。
2007年、25歳で本名の中村絵美としてアーティスト活動を開始、ライブハウスで主にギターとピアノによるバラードの弾き語りをしていた。以降地元の厚木で10年近く、ネジ屋や運送会社の事務員、洋服屋の店長、空調機製造工場勤務、日産自動車のエンジン開発部のエンジニアなど、さまざまな職を転々としながら活動を続ける。
カフェやライブハウスで歌う中で出会ったヒップホップやジャズやレゲエ、また竹原ピストルのライブに影響を受ける。ヒップホップを初めて聴いてその歌詞の内容やよく練られた言葉遊びに衝撃を受け、人に言えなかった悩みをノートに書いてヒップホップの音に乗せるようになる。また地元厚木ではレゲエミュージシャンが多く、ずっと一緒にやってきているギタリストとドラマーはジャズ界の人間だったので、それらのライブを観に行くようになった。フリースタイルのレゲエやヒップホップ、ジャズのその場にある音を組み合わせながら世界を作り出していく感じこそ“ライブ”だと感じて自分もそういう風にできればと思うようになり、2011年にNakamura Emiとして新たな音楽スタイルで活動を始める。同年3月予定の初ワンマンライブが東日本大震災の影響で中止となった。
2016年1月20日、33歳の時に「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST」でメジャーデビュー 。収録楽曲の「YAMABIKO」が全国のCSやFM/AMラジオ52局でパワープレイを獲得、2016年の年間「全国FM/AMラジオ・エアプレイチャート」の邦楽部門で8位にランクイン。
ヒップホップに出会ってからは作詞は韻を踏むことを考えるようになり、作曲では「Aメロ、Bメロ、サビ」というものを考えなくなった。
作曲はギターとピアノを使って行う。以前はメロディから作ったりもしていたが、現在は基本はまず歌詞を書き上げ、それから曲全体のイメージを構築することが多い。歌詞にどんな曲調が合うのかを想像しながらギターのコードを3つほど適当に押さえてそれを繰り返し弾いたり、あるいはドラムループに合わせてコードを付けたりしてメロディを載せていく。
その後にプロデューサー兼ギタリストのカワムラヒロシがアレンジする。NakamuraEmiが口頭や昔のヒップホップのドラムサンプルの音などで曲のイメージやニュアンスを伝えてくるのを聞いたり、3コード程度のデモ音源を聞いてギターコードを正しいものに直したりしながら、曲を完全なものにまとめる。最終的にはカワムラとエンジニアの兼重哲哉 の2人が軸になって「歌詞がどうやって伝わるか」ということをメインに考えながら、なるべく音数を少なく、しかし歌詞の世界を必ず浮き立たせるようにサウンド面を仕上げる。
もともとはGLAY、Mr.Children、小室哲哉などの普通にみんながよく聴くようなJ-Pop系の音楽を聴いてカラオケで歌うような普通の人であり、当時はいかにも“シンガーソングライターの女の子”という感じのスタイルで、「人を感動させたい」「メジャーに行きたい」と思いながら歌詞を書いて歌っていた。しかしヒップホップやレゲエに出会い、いったんは音楽に対する夢見がちな思いが無くなった。
シングル曲「メジャーデビュー (Studio Session)」は、レコーディングとミュージックビデオの撮影を一発録り・一発撮りで同時に行うという手法で制作。
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