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イナズマイレブン アレスの天秤


イナズマイレブン アレスの天秤


イナズマイレブン アレスの天秤』(イナズマイレブン アレスのてんびん)は、OLM制作の日本のテレビアニメ。2018年4月6日から9月28日までテレビ東京系列で放送された。「イナズマイレブンシリーズ」のテレビアニメとしては5作目となる。「明日人編」と呼称されることもある。

キャッチコピーは「てっぺん目指すぜ!超次元サッカー試合開始(キックオフ)!!」。

総監督・原案・シリーズ構成の日野晃博によると、「アレスの天秤」というタイトルは、軍神アレスと人の力量をはかる天秤をかけ合わせみたといい、「コイツは何で戦えるのか?」と、人の価値や能力を量って見極めようとするプログラムのイメージであったという。

2018年8月26日に行われた『イナズマイレブンフェス2018+日本代表発表会』で続編『イナズマイレブン オリオンの刻印』が発表された。

概要

1作目『イナズマイレブン』で雷門イレブンがフットボールフロンティアで優勝した後、ストーリーが「脅威の侵略者編」へ進まなかったパラレルワールドとなっている。そのため、物語の分岐でパラレルワールドの分かれ目となるもう一つの第27話『イナズマイレブン Reloaded』が2018年1月21日にイベント上映された。

本作はシリーズ初となる複数主人公方式となっている。日野によると、主人公を3人にしたのはせっかく『イナズマイレブン』を新しく作るなら、今までにない試みをしてみたいと思ったからだという。なお、従来のシリーズ通りメインキャラクターを3人にすることは当初から決まっていた。

前作『イナズマイレブンGO ギャラクシー』に続いてアイキャッチはAパートのみとなっており、本作からはオープニングコールと提供読みと次回予告の締め台詞である「これが超次元サッカーだ!」が廃止されている。これまでのシリーズと同様に、次回予告後に作中のセリフを用いた「今日の格言」が紹介される。

日野は、本当はもっとしっかり修行シーンを描きたいが、他にも描きたいドラマがあるので泣く泣く削っているとシリーズ10周年を記念したインタビューで語っており、一つ一つの試合をもう少ししっかり掘り下げたったが、限られた尺の中でたくさんの選手たちを見せたいというが気持ちがあり、そこがジレンマであったと『アニメージュ』2018年10月号のインタビューで本作を振り返っている。

あらすじ

フットボールフロンティアでの雷門中優勝により、少年サッカーは日本中で人気を集めるようになる。やがてサッカーチーム運営の要件として、「スポンサード」と呼ばれる、大規模な資金を有するスポンサーが付かなくてはならなくなった。 ゆえに、スポンサーの付かない学校は試合観戦における集客が見込めなくなり、資金不足によって廃部に追い込まれるようになっていった。

孤島・伊那国島にある伊那国中のサッカー部にもその影響は及ぶこととなる。ある日、伊那国中校長の判断により廃部が決定し、サッカーグラウンドが撤去されることとなった。 伊那国中2年生の稲森明日人は撤去を阻止しようとするが、簡単に解決できる話ではなかった。その代わりに校長が「本土にある雷門中へ転入し、フットボールフロンティアで1勝すればサッカーを続けられる」という話を勧める。 故郷の島を離れることに戸惑うサッカー部の面々だったが、自分たちのサッカーを取り戻そうと決心して本土へと渡り、雷門中に転入。「フットボールフロンティアで1勝し、スポンサー獲得」を目指す。

フットボールフロンティアに出場する明日人たちは新生・雷門中として予選1回戦で星章学園と対戦。星章学園1年生・灰崎凌兵は伊那国イレブンの秘めた実力に狂笑する。一方で客席から王帝月ノ宮中の2年生・野坂悠馬は伊那国イレブンのプレーを眺めていた。

明日人、灰崎、野坂。それぞれがサッカーにかける想いとは。 「てっぺん」を目指す少年たちの、熱き青春サッカードラマが幕を開けようとする。

沿革

2016年7月27日に制作発表されたゲームと共にテレビアニメ化が決定しており、同時点では2017年夏放送開始と発表されたが、2017年3月27日に同年10月へと変更、8月19日に2018年春と変更が発表された。

2018年1月21日にサイトがオープンし、キービジュアルが公開された。

テレビ放映に先駆け、2018年1月21日開催のイベント『イナズマイレブン大復活祭』で第1話と第2話を特別編集した「旅立ちの特別編」が上映された。

番組初回となる2018年4月6日に「待望のキックオフ!爆熱1時間スペシャル」として放送され、ナレーションは有本欽隆が担当した。

第12話までの総集編が2018年6月26日に『15分でわかる『イナズマイレブン アレスの天秤』特別総集編』のタイトルでYouTubeで配信され、第26話までの総集編が続編『オリオンの刻印』第14話で放送された。

2018年8月26日に行われた『イナズマイレブンフェス2018+日本代表発表会』で続編『イナズマイレブン オリオンの刻印』が発表された。

登場人物

  • 稲森明日人 - 村瀬歩
  • 灰崎凌兵 - 神谷浩史
  • 野坂悠馬 - 福山潤
  • 小僧丸サスケ - 梶裕貴
  • 剛陣鉄之助 - 武内駿輔
  • 海腹のりか - 茅野愛衣
  • 日和正勝 - 寺崎裕香
  • 奥入祐 - 花江夏樹
  • 道成達巳 - 木村良平
  • 万作雄一郎 - 櫻井孝宏
  • 岩戸高志 - 三宅健太
  • 氷浦貴利名 - 斉藤壮馬
  • 服部半太 - 戸松遥
  • 趙金雲 - 中村悠一

用語

イレブンバンド
選手に義務づけられているバンドで、選手の運動量を測ったり、試合中に監督の指示を受けることができる。
タカラトミーから発売された実際の玩具は、LED液晶画面内蔵のリストバンドで時計機能や活動量計測(歩数計)としての機能があり、イレブンライセンスやタッチポイントやイレブンタッチやアーケードゲーム、貯めたポイントでゲームとの連動も可能。
イレブンライセンス
選手たちの持つIDカード。ロッカー、試合観戦のカードキーにもなっている。また登録された写真はプレカ(プレイヤーズカード)にも流用される。
タカラトミーから発売された実際の玩具は、NFCが搭載されており、イレブンバンドやタッチポイントやイレブンタッチ、ゲームやアーケードゲームとの連動が可能。また、トレーディングカードゲームのゲーム内でも使用が可能である。
スポンサード
サッカー人気のために新たに加えられた制度。それぞれの中学サッカー部には1つのスポンサーがついている。運営には膨大な資金が必要で、スポンサーがつくことで資金援助を受けている。スポンサーがつくと大規模な公式試合の管理、選手の練習や健康管理などを運営している。また、スポンサーがついていないとそのサッカー部は廃部になってしまう。
サッカー強化委員
スペインの優勝チームであるバルセロナ・オーブとの親善試合で敗北した旧雷門イレブンが、日本中のサッカーチームを強くするためにマネージャーも含め全国の中学校に派遣され指導する。派遣先は少年サッカー協会の候補を元に本人の希望を入れて決定している。全員違う学校へ派遣されているが、マネージャーは別枠となっている。所属チームの試合に出場することもできる。遠方に派遣された強化委員は学生寮か少年サッカー協会が用意したマンションに住んでいる。
フットボールフロンティア
少年サッカーの全国大会。前作の地区予選大会はトーナメント方式となっていたが、本作ではリーグ戦と変わっており、各ブロック16校に割り振られ、15校の内ランダムで6試合を行い、勝ち点が多い上位2位までが本戦トーナメントへ進出できる。勝ち数が同点だった場合、試合での得点数によって決まる。また、女子選手の参加も認められている。
本戦トーナメントは総勢32校が出場、2つのトーナメントブロックに分かれて試合が行われる。フットボールフロンティア大会規定として、スポンサーが必要、イレブンライセンス・イレブンバンドが用意される、条件が整えば大会中でも他チームへの編入が可能、対戦相手が棄権した場合でも不戦勝とはならない、部員が足りなくても参加申請が可能といったことが挙げられている。
アレスの天秤(アレスシステム)
月光エレクトロニクスが運営する新世代の人間を生み出す特殊なコンピュータを使用した教育プログラム。児童施設「英才こどもセンター」で幼少期からDNA分析によってその人物に一番合った教育を施し、優秀な人間を作り出すというプログラムだが、システムに背くと適合性が合わなくなる。また、試運転時点で感情を失う、使用される薬品で脳腫瘍を発症するといった人体を蝕む問題点がある。刑期が短くなる代わりにアレスに協力する「アレス更生プログラム」というものがある。
オーバーライド
必殺技を複合させることで新たな必殺技を生み出す。旧作に登場したシュートチェインと似ているが、シュートチェインとは違い、こちらはシュート技以外にも使える。
必殺タクティクス
チームのフォーメーションで行う戦術面の必殺技。

制作

経緯

総監督・原案・シリーズ構成の日野晃博は、前作『イナズマイレブンGO ギャラクシー』が終わって1年後くらいから、復活のチャンスを狙っていたといい、新しいシリーズを作りたいと思ってプロットをずっと書き続けていた。

没企画の一つとして、「先輩選手の力を憑依させて戦う主人公の物語」で、「伝説のプレイヤーを憑依させて戦うものの、素の自分は弱い」というジレンマを抱える主人公のドラマを作っていた。理由として、新しくストーリーを作る際に「もはや雷門は最強」であることが一番ネックになったことや「弱っちいヤツが頑張って努力して強くなるところ」が『イナズマイレブン』シリーズの魅力であることから、何らかのリセットが必須だったといい、円堂たち雷門イレブンを魔王みたいな存在にして、打倒雷門で頑張る主人公たちの話にしていたという。あらすじと設定などを企画書にまとめてキャラクターデザインの長野拓造とキャラ設定を作っていく段階までされていたが、それだと往年のファンは新主人公側と円堂側にどちらに思いを注げばいいのか戸惑ってしまうことや「汗をかいて大きくなろうともがく少年たちの姿を描かないと『イナズマ』ではないぞ」と思い、それまで進んでいた企画を没にしたという。

過去作の主人公である円堂や天馬が相当なことをやり尽くしたことから次はどういったストーリーにするか定まらず、しばらく寝かせる形にしていた。しかし、当時ファンであった子供たちが成長し、レベルファイブに新しく入るスタッフが同シリーズのファンであったり同シリーズを作りたくて面接を受ける就活生が多くなり、同シリーズへの愛を語る新人スタッフの姿を見て、改めて『イナズマイレブン』というコンテンツのすごさを再認識したという。そんな中で2018年はFIFAワールドカップの開催年であることから、同シリーズを復活させるならこのタイミングがベストだと思ったという。

物語上、雷門中は名門校となっており、新しいメンバーでもう一度優勝を目指すという展開は燃えるのかが最大の悩みであった。雷門中以外の学校を主人公にするプロットも捉えていたが、あるタイミングで田舎の島に暮らす子供たちが雷門中に編入して新たなスタートを切るという本作の物語の柱を思いつき、コンセプトが決まってからはストーリーもどんどん思い浮かんだという。キャラクター作りは主人公たちが一番難航したといい、灰崎と野坂の2人は本作のおおまかな展開を決めてから新たに作ったという。伊那国・雷門中のメンバーは、プロットの段階で魅力的なキャラクターが出来上がっており、そこから流用したケースも多いという。

キャラクターデザイン

旧作と比べてキャラクターの頭身が上がっているのが特徴的で、これは本作が大人っぽくシリアスなドラマが展開されることや、幅広い層に観てほしいという日野の判断であり、「特に野坂は、今回の頭身じゃないと表現するのが難しいと思います」と述べている。また、旧作のキャラクターの一部は、髪型がアレンジされている。

キャラクターデザインの長野拓造によれば、明日人のデザインは一番最初に考えて完成第1号となったキャラクターであったが、主人公ということで円堂や天馬を意識してしまったことから一番苦労したという。そっちに引っ張られたりなんとか離そうと試みたがやっぱり変だなと思ったりと試行錯誤の繰り返しであった。明日人次第で他の新キャラクターたちの調整具合が変わってくることから非常に難航したキャラクターであったという。円堂や天馬が主人公として完成されたイメージだったので、明日人は「これが主人公でいいのかな…」という気持ちがあった。主人公としてイメージが弱く、もうちょっと主人公として突き抜けたものが欲しかったというが、アニメで動く姿を観て「これでよかったのかも」と思い始めてるという。

灰崎は主人公がこんな表情をしていいのかというのと、鬼道の立ち位置と被ってしまうのではないかと懸念しており、前作のキャラクターに引っ張られすぎて調整を繰り返してたことからかなり悩んだという。また、鬼道がデザイン的にインパクトが強く、最初の強敵として見栄えしないんじゃないかと不安を感じていたという。その一方で表情や感情が想像しやすく、日野の指示も分かりやすかったことからしっくり来たキャラクターであるとも述べている。

野坂は灰崎と違って表情をなくしてほしいと言われたのが難しかったという。西蔭とのセット感が好きで対になる形で考えており、どちらも考えが読みにくいが西蔭の方は喋らせるタイプにしようとイメージを決めたらつくりやすかったという。

設定

旧作でエイリア学園として登場したキャラクターは永世学園として登場しており、故人となっていた吹雪アツヤや吉良ヒロトが生存している。日野によると、パラレルワールドにしたのは、これまでのファンに観たいと思えるものを作りたいと考えた一方で、新しく作るには『イナズマイレブン』を知らない子たちが観て分からないものにしたくなかったといい、両者が納得して面白いと思えるものをじっくりと考えた結果、パラレルワールドという設定にたどり着いたという。

各学校のサッカー部には、資金援助をするスポンサーがつく「スポンサード」という制度が採用されている。この設定のきっかけとして、『イナズマイレブン』の世界は、少年サッカーがすごい人気になったんだったら、さすがにスポンサーもあるんじゃないかと思ったといい、誰もが見たくなる娯楽だったら、それを宣伝媒体として使うのは当たり前なので、スポンサー制度はありだよねという話になった。キャラクターやチームの個性をより明確にするために作ったといい、選手たちのイメージをより膨らませる人格になっているという。また、ユニフォームの胸にスポンサーのロゴがプリントされることで、よりリアルなスポーツの雰囲気や臨場感が出せるようになる効果も狙っている。

主題歌

「てっぺんへダッシュ!」
pugcat'sによるオープニングテーマ。作詞は高木真司、作曲・編曲は菊谷知樹による。再放送版および第1話・第2話分割放送では第1話、第2話ともにオープニングは無し。第26話では挿入歌として使用。
歌詞にある「てっぺん目指そう」は、第21話以降とリンクするようになっている。
「恋する乙女は雨模様」
alomによるエンディングテーマ。作詞・作曲はつんく、編曲は菊谷知樹による。第26話では挿入歌として使用。
映像は日野のアイディアメモから長野がデザインを手がけ、それを元にOLMのアニメスタッフがイラストを仕上げてレベルファイブのCGチームが動かしている。
「立ち上がリーヨ(リローデッドVer.)」
pugcat'sによる第23話の挿入歌。作詞・作曲は山崎徹、編曲は菊谷知樹による。T-Pistonzの楽曲のカバーで、OVA『イナズマイレブン Reloaded』のオープニングテーマとしても使用されている。

各話リスト

各話サブタイトルや提供クレジットは、稲森明日人役の村瀬歩が読み上げる。

放送局

再放送

東名阪のみ放送。なお、初回1時間スペシャルで放送しなかったため、第2話のみ7日遅れの放送になったが、第3話以降は遅れが解消された。

BD / DVD BOX

CD

Web番組

週刊イナズマウォーカー』のタイトルでニコニコ生放送・YouTube Liveでテレビアニメ放送日に配信された。MCは日野晃博(レベルファイブ代表取締役社長/CEO)、もーちゃん(レベルファイブ社員)。公式ハッシュタグは「#イナズマイレブン」。当初は19:00配信であったが、5月25日配信分以降は22:30より配信。8月24日配信分はイベント『イナズマイレブンフェス2018+日本代表発表会』の準備のため休止。

2018年6月23日・24日に『次世代ワールドホビーフェア '18 Summer』内で『出張イナズマウォーカー』が開催された。23日・24日両日のゲストは寺崎裕香(日和正勝 役)、23日のゲストは花江夏樹(奥入祐 役)、村瀬歩(稲森明日人 役)、24日のゲストはおおばあつし(漫画版作者)。

プロモーション

パイロットフィルム

キャストはいずれもテレビアニメ『アレスの天秤』と同様であるが、パイロットフィルム第2弾のみ坂野上昇役を沢城みゆきが担当している。テーマソングはpugcat'sの「てっぺんへダッシュ!」が使用された。

ゲーム&アニメーション パイロットフィルム
2016年7月27日に開催された『LEVEL5 VISION 2016 -NEW HEROES-』で公開。
「イナズマイレブン アレスの天秤」超新作映像「フットボールフロンティア編」
2017年3月24日に配信された『イナズマウォーカー Vol.4』で公開。

スタッフ(パイロットフィルム)

  • 総監督・原案・脚本 - 日野晃博
  • 監督・絵コンテ - かまくらゆみ
  • 演出 - 鳥井聖美 (第1弾)、かまくらゆみ(第2弾)
  • キャラクターデザイン - 長野拓造
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 日下部智津子(第1弾)、池田裕治(第2弾)
  • アートコンセプト - 荒川政子
  • 撮影監督 - 柚木脇達己
  • 編集 - 小野寺絵美
  • 音楽 - 光田康典
  • アニメーション制作 - OLM
  • アニメーションプロデューサー - 小板橋司
  • 製作・著作 - レベルファイブ

イナズマウォーカー』は、本作の情報などを提供するレベルファイブ製作のプロモーション番組。ニコニコ生放送・YouTube Liveで2016年9月30日から2018年4月5日まで毎月1回配信された。MCは日野晃博(レベルファイブ代表取締役社長/CEO)、もーちゃん(レベルファイブ社員)。旧作のキャラクターが登場し、本作に繋がるストーリーを描くオリジナルアニメ『イナズマイレブン アウターコード』の放送や視聴者が本作の内容をニコニコ生放送内のアンケート機能を用いて投票により決定していくコーナー「アレスの天秤を決めるのは君だ!」、旧作のアニメのオーディオコメンタリーなど、様々な企画が展開された。2018年4月6日より『週刊イナズマウォーカー』としてリニューアル。

主題歌

「燃えてきたぜ!」
pugcat'sによるエンディングテーマ。作詞は高木真司、作曲・編曲は菊谷知樹による。

配信リスト

Webアニメ

イナズマイレブン アウターコード』は、『イナズマウォーカー』内で2016年11月4日から2017年8月19日に配信された本編前日譚にあたるオリジナルWebアニメ。同番組内で配信後、1ヶ月後に公式サイトでも配信。日野によれば、本編を楽しんでもらうために過去のファンにパラレルワールドになった理由や経緯をフォローするための作品で、本編が始まる前に過去のファンをしっかり掘り起こしたいという思いがあり、メインストーリーでは描かれないような物語を作ってみようというコンセプトになっているという。そういったことから、気軽に観られるようにという理由でWeb配信となっている。

スタッフ(アウターコード)

  • 総監督・原案・脚本 - 日野晃博
  • キャラクターデザイン - 長野拓造
  • 音楽 - 光田康典
  • アートコンセプト - 荒川政子
  • アニメーション制作 - OLM
  • 監督 - かまくらゆみ
  • キャラクターデザイン(アニメ作画) - 池田裕治
  • 美術監督 - 高尾克己
  • 背景 - 栗原優芽
  • 撮影監督 - 山越康司
  • 編集 - 高橋歩
  • 製作・著作 - レベルファイブ

各話リスト

漫画(アウターコード)

イナズマイレブン アウターコード アンソロジー』のタイトルでマンガワンで2018年11月2日から12月6日まで連載された。原作/監修はレベルファイブ、漫画は赤佐たな、うみのまや、木梨はるか、桜井ゆの、桜庭ゆい、とりこぼ縞屋。オリジナル描き下ろし短編・イラストを収録した単行本が12月12日に発売された。

  • レベルファイブ(原作/監修)・赤佐たな、うみのまや、カスカベアキラ、木梨はるか、桜井ゆの、桜庭ゆい、寺岡さこ、とりこぼ縞屋、三上骨丸(漫画)・カスカベアキラ(表紙)・COMTA、幸路(イラスト) 『イナズマイレブン アウターコード アンソロジー』 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
    1. 2018年12月17日発行(2018年12月12日発売)、ISBN 9784091287502

小説

小説 イナズマイレブン アレスの天秤』のタイトルで小学館ジュニア文庫より2018年5月30日から10月26日まで発売。作者は江橋よしのり、総監督/原案・シリーズ構成は日野晃博、原作はレベルファイブ。内容はテレビアニメ版のノベライズ。

  • 江橋よしのり(著者)・日野晃博(総監督/原案・シリーズ構成)・レベルファイブ(原作) 『小説 イナズマイレブン アレスの天秤』 小学館〈小学館ジュニア文庫〉、全4巻
    1. 2018年6月4日発行(2018年5月30日発売)、ISBN 9784092312333
    2. 2018年8月1日発行(2018年7月27日発売)、ISBN 9784092312470
    3. 2018年8月29日発行(2018年8月24日発売)、ISBN 9784092312593
    4. 2018年10月31日発行(2018年10月26日発売)、ISBN 9784092312661

舞台

『イナズマイレブン アレスの天秤』THE STAGE〜疾風迅雷〜』のタイトルで2020年5月1日から5月31日までMixalive TOKYO Theater Mixaで公演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、公演中止となった。Mixalive TOKYO Theater Mixaで行われるこけら落とし公演3演目の一つとなる予定だった。略称は「イナステ」。脚本・演出は三浦香が、スーパーリベロとして加古臨王、河合龍之介、瀬戸祐介、和久井大城がそれぞれ担当・出演予定だった。

関連書籍

  • イナズマイレブン アレスの天秤 公式ワールドガイド(2018年4月7日発売、小学館)

コラボレーション

『妖怪ウォッチ ぷにぷに』において、2018年7月1日から7月16日までコラボイベントを実施。稲森明日人、灰崎凌兵、小僧丸サスケ、海腹のりか、氷浦貴利名。水神矢成龍が登場した。また、10月16日から10月31日まで実施された同作の3周年を記念したイベント『3周年記念イベント〜レベルファイブオールスターズ〜』では、本作から野坂悠馬が登場した。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 川井久恵(編)「日野社長に訊くQ&A」『アニメージュ』2018年11月号、徳間書店、2018年11月10日、85-86頁。 
  • 馬渕悠(編)「総監督 日野晃博 Long Interview『イナズマイレブン』は誰が観ても元気になれる物語です」『アニメディアDELUXE+』Vol.5、学研プラス、2018年4月3日、6頁。 
  • 新井利幸 編『イナズマイレブン アレスの天秤 公式ワールドガイド』小学館、2018年4月7日。 
    • 『日野晃博氏ロングインタビュー「Monologue of INAZUMA ELEVEN」』、14-16頁。 
    • 『長野拓造インタビュー』、54-55頁。 
  • 川井久恵(編)「てっぺんの軌跡」『アニメージュ』2018年10月号、徳間書店、2018年10月10日、80-81頁。 
  • 川井久恵(編)『アニメージュ』2018年6月号、徳間書店、2018年6月10日。 
    • 『日野社長に訊くQ&A』、29頁。 
    • 『最後まであきらめない雷門の精神』、27頁。 
    • 『みんなに必殺技を叫んでほしい』、37頁。 
    • 『EDのファンタジー衣装』、29頁。 
  • 川井久恵(編)「フリースペース『イナズマイレブン』シリーズ」『アニメージュ』2019年12月号、徳間書店、2019年12月10日、131頁。 

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • イナズマウォーカー
  • イナズマイレブン公式 (@inazuma_project) - X(旧Twitter)
  • イナズマイレブン (inazuma.project) - Facebook
  • イナズマイレブン 公式チャンネル - YouTubeチャンネル
  • イナズマイレブン アレスの天秤 DVD/Blu-ray公式サイト | 株式会社KADOKAWA
  • 『イナズマイレブン アレスの天秤』THE STAGE~疾風迅雷~ オフィシャルホームページ
  • 『イナズマイレブン アレスの天秤』THE STAGE~疾風迅雷~ (@inazuma_stage) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: イナズマイレブン アレスの天秤 by Wikipedia (Historical)

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