アメリカ合衆国大統領選挙討論会(あめりかがっしゅうこくだいとうりょうせんきょとうろんかい、英語: United States Presidential Election Debates)はアメリカ合衆国の大統領選挙に際して、主要な民主党と共和党の公認候補による公開討論会である。
こうした討論会は、古くは1858年にアブラハム・リンカーンとスティーブン・ダグラス上院議員の間である、初のラジオ討論会は1950年、CBSのシカゴ放送局で行われているラジオの上院議員選挙討論会である。 初のカラー放送選挙討論会は1964年のホーランド対カークであった。
最近の大統領選挙討論会は1960年にラジオとテレビを使って、民主党のジョン・F・ケネディー上院議員とリチャード・ニクソン副大統領の間で行われた。モデレーター(司会者)はCBSのニュースキャスター(Howard K. Smith)で、他に3人のパネリストがいた。この時のラジオ・テレビ放送に関して、「ラジオで聞いた人の多くはニクソン氏に、テレビ視聴者はケネディ氏にそれぞれ軍配を上げた。」とキャロライン・ケネディ駐日米国大使は指摘している。
その後は両党対決の大統領選挙討論会はしばらく行われてなかったが、1976年9月23日に第一回テレビ討論会が現職のジェラルド・フォードと新人のジミー・カーターとの間で行われた。これ以降は毎選挙のたびに開かれている。
2016年大統領選挙では、大統領候補の民主党のヒラリー・クリントン対共和党のドナルド・トランプの討論会が3回開催された。他に、副大統領候補の民主党のティム・ケイン上院議員対共和党のマイク・ペンス州知事の討論会も1回行われた。
現在のスポンサーは大統領選挙討論会委員会(Commission on Presidential Debates)で、その委員長は民主党全国委員会と共和党全国委員会の前任会長が務める。
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