『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、秋本治の同名の漫画作品を原作とし、2009年8月1日から9月26日までTBS系の「土曜20時」枠で毎週土曜日19:56 - 20:54(JST)に放送されていた日本のテレビドラマ。主演はSMAPの香取慎吾。
香取のTBSドラマ主演は『いちばん大切なひと』以来12年ぶり。土曜20時台の連続ドラマでは、2008年4月期に放送された『ROOKIES』以来、『週刊少年ジャンプ』原作のドラマ化である。
当初、原作者の秋本治から「両津は(テレビアニメ版や舞台で演じた)ラサール石井で」としたが本人は「ゴールデンタイムの連続ドラマを担う主役と考えた場合、自分の任や年齢的なことも考え、またそれをこなすスケジュール調整も実際に難しい」との考えから辞退(両津銀次役での再オファーは快諾)。ドラマ放送開始日と同日の2009年8月1日から、タイアップ商品としてコッペパンの「こっちぱん!?」(黒みつ&マーガリン)が山崎製パンより全国で発売された。
2010年2月10日にDVD版が発売。2011年8月6日に劇場版『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』が公開された。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ ザ・ムービー 〜かちどきばしをふうさせよ!〜)のタイトルで映画化。2011年8月6日に松竹系劇場にて公開された。
「こち亀」の連載開始35周年を記念して製作。出演者・制作スタッフもドラマ版とほぼ共通するが、両津の幼なじみの女性役に深田恭子、犯人役に谷原章介と平田満、警視正役に沢村一樹、警察庁長官役に夏八木勲が、実写映画版のキャストに加わる。しかし、監督は本作品に初参加となる川村泰祐が起用され、脚本家もドラマ版の脚本を全話執筆したマギーから森下佳子や高橋麻紀、そしてアニメ版のテレビスペシャルにて脚本を執筆した経験がある十川誠志に交代となった。
実写映画版の内容はコメディの要素に加え、シリアスでなおかつサスペンスとハードボイルド的要素も加えたストーリーとなっている。タイトルロゴはフジテレビの刑事ドラマ『踊る大捜査線』(1997年)に準拠したものを使用し、実写映画版のタイトルも同作の劇場版第2作『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)から捩った物である。キャッチコピーは「両さんが日本の元気を守る!」。
丸の内ピカデリー3他全国277スクリーンで公開され、2011年8月6日、8月7日の初日2日間で興収9868万1550円、動員8万3146人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第7位となった。東京放送ホールディングス発表の興行収入は8.17億円、動員は73万人。2015年3月29日の19:00 - 20:54にTBS系で地上波テレビ初放送された。視聴率は関東地区で5.7%を記録した(ビデオリサーチ調べ)。
亀有公園前派出所配属の警察官・両津勘吉(香取慎吾)はある日、小学生時代の幼なじみで旅芸人として日本中を旅している沢村桃子(深田恭子)と再会を果たす。桃子はシングルマザーで、小学生の長女ユイ(川島鈴遥)と二人で暮らしている。そんな中、ユイが何者かに誘拐され、両津たちは事件解決のためにあらゆる手段を尽くす。
2012年2月8日発売。Blu-rayとDVDでリリース。発売元はTBS、販売元はTCエンタテインメント。Blu-ray版にはカスタマイズメニュー機能(8種類)を搭載。
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