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サタデーステーション


サタデーステーション


サタデーステーション』は、テレビ朝日系列で2017年4月22日から、毎週土曜日の20:54から(JST)生放送している大型の報道・情報番組。新聞のラ・テ欄では『サタステ』の略称も用いられている。

開始当初は21:54までの60分枠であったが、2018年4月14日から2020年9月26日までは、16分拡大して22:10までの76分枠、翌週10月3日から2023年4月1日までは、15分縮小して21:55の61分枠、翌週4月8日からは、1分縮小して21:54までの60分枠に戻った。

概要

放送開始までの経緯

これまで、土曜日・日曜日は『報道ステーション』(略称:『報ステ』)の放送がなく、プライムタイムのニュース・ワイドショーは、土曜日はTBS系列の『情報7days ニュースキャスター』が、日曜日はフジテレビ系列の『Mr.サンデー』(フジテレビ・関西テレビ共同制作)がそれぞれ独占的に放送していた。

テレビ朝日では2017年4月期の改編から、「タイムテーブルの改革」を実施し、その一環として、この報道番組ならびに『サンデーステーション』を新設するもので、テレビ朝日の会長兼CEOの早河洋は年頭のあいさつの中で、この土・日の21時台に報道番組を設けることによって「これで月曜日から日曜日のゴールデン・プライム帯にニュース番組が並ぶ独創的なタイムテーブルとなる」と話した。

週末の21時台にニュース・ワイドショーを編成する事について、テレビ朝日側では「『報道ステーション』の実績や評価を踏まえ休日も視聴者ニーズがあると判断したこと」に加え「近年の異常気象による災害や地震、火山噴火等が多発しテレビに常時ライフライン機能が求められている事などによるもの」としている。これによって、テレビ朝日のプライムタイムは、月 - 金曜日の『報道ステーション』を含めて、月曜日から日曜日の毎日、大型の報道番組が編成されることになるとされた。

本番組は、ニュースやスポーツ、それに、エンタメに至るまで、情報を取り上げるもの。メインキャスターの高島彩がフジテレビ以外でキャスターを務めるのはこの番組が初めてとなる。

本番組が始まったことに伴い、毎年7月の全英オープンゴルフについては土曜日の3日目が中断ニュースなしで通しで放送されるようになる。20:54 - 20:58の『ANNニュース・あすの空もよう』(スポットニュース・天気予報)もこの番組へ統合したうえで発展終了。従来同時間帯に放送されていた、『土曜プライム』は同年4月8日に終了となった。

番組内容

通常編成ではスポーツニュースと天気予報のコーナーを設置。プロ野球シーズン中の通常編成では、「どこよりも早いプロ野球速報」と銘打って、NHK総合および民放5大系列の番組では最も早い時間帯(21:30前後)にスポーツニュースを放送している。

なお、テレビ朝日総合編成局編成部長の赤津一彦によれば、土曜版の『サタデーステーション』は『報道ステーション』や日曜版の『サンデーステーション』とは少し内容もカジュアルにしてテイストを変える、とのことである。実際、『サタステ』では番組公式のSNS(Twitter・Facebook)が開設され、活用されているが、『サンステ』ではそれらが開設されていないという違いがある(その後、『サンステ』にも番組公式Twitterが開設されたが、番組公式Facebookに関しては引き続き未開設)。

ローカルニュース枠はなく系列局は直後のミニ枠『食ノ音色』(2017年度)もしくは『陸海空 地球征服するなんて』(2018年度)→『激レアさんを連れてきた。』(2019年度から)の冒頭5分の差し替えでローカルニュースを流すなどして対応している。

視聴率・番組立ち上げ後の本番組の編成状況

初回から第4回まで順に8.7%・8.8%・7.3%・6.9%を記録し(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)、この苦戦している視聴率推移が2017年の年度視聴率の6週経過時点において、TBSにゴールデンタイム・プライムタイムで民放2位の座を明け渡す要因として挙がっている。

なおその後、第8回(2017年6月10日)において10.3%を、第15回(2017年7月29日)において11.2%を、それぞれ記録した。その後第29回(2017年11月4日、60分繰り下げ・30分拡大)において、20.6%を記録している。

2018年4月より放送時間が16分拡大し、22:10までとなる。出演者については、2018年春の枠大リニューアル時にスポーツ担当の紀真耶(テレビ朝日アナウンサー、以下断り無い限り同)、磯田道史(歴史学者、隔週で担当)と内藤正彦(テレビ朝日報道局ニュースセンター編集長、隔週で担当)が降板したほかは全員続投となった。なお、スポーツキャスターとして桝田沙也香が紀の後任として加入、コメンテーターの石坂浩二が磯田と内藤(いずれも隔週)の後任として登板した。

2020年3月30日から『報道ステーション』がリニューアルされたのに伴い、同月28日および4月4日放送分はそれに伴うスタジオセット建て替え工事で通常使用している第3スタジオが使えなかったため、テレビ朝日本社1階アトリウムで放送された。4月6日より『報道ステーション』『サンデーステーション』と3番組共用の新スタジオセットが使用開始され、本番組も同月11日放送分より新セットで放送している。

2020年10月3日から、21:55 - 22:25枠に『あざとくて何が悪いの?』がレギュラー化と同時に 、当番組は15分短縮され、20:54 - 21:55の枠での放送となり、開始当初とほぼ同じ放送時間に戻った。また、同月18日から『サンステ』が全面リニューアルされるのに先駆け、10月3日の放送から番組開始以来初めてタイトルロゴやテロップなどの各種演出を一新。オープニング曲も新調され、男女混合4ピースバンド・緑黄色社会が書き下ろした新曲「LADYBUG」が採用された。ただし3日・10日はオリジナルバージョンを使用したが、17日以降はバイオリンをベースとしたインストゥルメンタルバージョンを使用している(17日・18日以降は当番組ではインスト版、『サンステ』ではオリジナル版をそれぞれ使用))。

2021年には、個人視聴率において年間平均5.9%を記録し、初めて同時間帯トップを獲得している。

2022年10月8日より、番組リニューアルの一環で、新たなコメンテーターとして柳澤秀夫が出演。またこれと同時に一部タイトルロゴやテロップなどの演出を一新(テロップ類は『サンステ』と一部共通化)。

2023年3月11日放送回は、関東地区の世帯平均視聴率が38.2%を記録した。同回は放送内容のほとんどが東京ドームで開催の『2023 ワールド・ベースボール・クラシック 1次ラウンドB組・日本×チェコ』の試合中継及び同試合のハイライトに充てられた。

2023年4月から22時台番組『楽しく学ぶ!世界動画ニュース』の開始時刻が21:55から22:00に変更され、更に21:54 - 22:00に各局別ミニ番組(関東地区は月曜20:54から『私の幸福時間』が移動)が設置されたため、1分縮小されて20:54 - 21:54となる。なお20:54からの2時間SPの際には21:54 - 21:57に番組を一旦中断し、先述のミニ番組を3分に縮小して放送する。

2023年9月2日放送回は、沖縄で開催中のバスケットボールワールドカップ「日本vs.カーボベルデ」で、日本が勝利し、1976年のモントリオールオリンピック以来48年ぶりの自力でのオリンピック出場が決定した事から、ほとんどをバスケット関連の内容に変更された。

2023年10月14日放送回は、直前の土曜20:00で放送されている『池上彰のニュースそうだったのか!!』が生放送となった事から、番組に池上彰が出演(池上は『そうだったのか』のスタジオから)、それまで『そうだったのか』が不定期に生放送となるも池上の出演はなく、これが初の出演となった。

歴代のキャッチフレーズ

  • 2017年4月22日 - 2020年9月26日:ニュースな週末 みつける土曜
  • 2020年10月3日 - 2022年10月1日:立ち止まって、再発見。
  • 2022年10月8日 - :ニュースを丁寧に、そして鋭く

出演者

番組公式ページの「キャスト」のクレジット順にソート。
表記されていない人物は、出演時点でテレビ朝日アナウンサー。

現在の出演者

メインキャスター
  • 高島彩(フリーアナウンサー)- ニュース並びに番組全体の司会進行を担当。
コメンテーター
  • 柳澤秀夫(放送ジャーナリスト、元NHK解説委員)(2022年10月8日 - )
サブキャスター
  • 板倉朋希
『報道ステーション』フィールドキャスター(水 - 金曜日、2016年4月 - 2020年9月) / 金曜メインキャスター(2022年4月 - )。
『サンデーステーション』サブキャスター(2020年9月27日まで)。
スポーツキャスター
  • 桝田沙也香(2018年4月14日 - )
気象キャスター兼中継リポーター
フィールドリポーター
  • 仁科健吾(2020年4月4日 - )

過去の出演者

メインキャスター・コメンテーター・サブキャスター・スポーツキャスター
インフルエンサー・お天気キャスター・フィールドキャスター

主なコーナー

  • ニュース
前番組の『ANNニュース (夜のスポットニュース)』や『ANN NEWS&SPORTS』、現在平日夜に放送されている『報道ステーション』と同様、最新のニュースが伝えられる。
  • スポーツニュース
高島と紀→桝田の女性コンビで進行。前述したように、日本プロ野球(NPB)のシーズン中には、他局より早く21:30頃から放送する。『ANN NEWS&SPORTS』終了以降、本番組が事実上でその番組の役割を担っている。「ステーション」とつくニュースの中で唯一「今日の熱盛」や「スポ神」のようなその日のスーパープレーの紹介コーナーがない
  • 気象情報
依田が担当。当初は『報ステ』と同じく、基本としてテレビ朝日本社のある六本木ヒルズ内の毛利庭園か、テレビ朝日本社屋上からの生中継形式で放送していた。現在は、依田が担当している『グッド!モーニング』と同じく、基本的には話題のスポットから伝えることが多い。ロケ地は主に関東地方のスポットで行われる。
  • NEWS 1 POINT
1週間のニュースを数字や言葉などポイントにこだわって深掘りする。
  • ニュース☆深掘った
  • ニュースのあや
高島がニュースの話題を解説するコーナー。「マンガでわかる ニュースのあや」も放送されることがある。

過去のコーナー

  • 磯田道史の歴史解説
磯田が日本の歴史について、エンディングで解説していた。磯田の降板を機に終了。
  • 今週のニュース“気になった”
月曜日から金曜日までのニュースを振り返る。2017年上半期までは、「今週のニュースと言葉」として放送していた。放送時間を拡大した2018年度からは2部制となり、後半は6 - 7項目伝える。
  • 今週のNewsマップ
月曜日から金曜日までのニュースを振り返る。
  • ディーンNEXT~令和を行く~
令和元年(2019年)10月5日から始まったコーナー。ディーン・フジオカは番組開始当初から取材企画を担当していたが、同年9月までは企画に名称が付いていなかった。ディーンの降板を機に終了。

ネット局

  • 日本テレビ系列とクロスネット局であるテレビ宮崎と福井放送は日本テレビの番組を同時ネットしている関係で非ネット。
Collection James Bond 007

放送時間

  • すべて日本時間で表す。
  • 年末年始と重なる場合は特別編成のため休止され、代替として23時台に10分間の『ANNニュース』が編成される。また、年末年始以外でも特番編成の都合で時間変更・休止となる場合があり、休止となった場合は代替として当日深夜または翌日未明に5 - 15分間の『ANNニュース』または『ANN NEWS&SPORTS』を放送することが多い。さらに、番組改編期に放送時間を大幅拡大したスペシャル版を放送する場合がある。

テーマ曲

現在のテーマ曲

  • オープニングテーマ曲:Vaundy「美電球」
  • スポーツコーナーテーマ曲:KAZSIN『Two-Seam』

過去のテーマ曲

  • オープニングテーマ曲:桑原あい・石若駿『Dear Family』(2017年4月22日 - 2020年9月26日)
  • オープニングテーマ曲:緑黄色社会『LADYBUG』(2020年10月3日 - 2023年4月1日)
  • エンディングテーマ曲:ディーン・フジオカ『Unchained Melody』(2017年4月22日 - 2019年9月28日)
  • エンディングテーマ曲:ディーン・フジオカ『Made In JPN』(2019年10月5日 - 2020年9月26日)
  • お天気コーナーテーマ曲:ビリー・ジョエル『Piano Man』(2017年4月22日 - 2020年3月28日)
  • お天気コーナーテーマ曲:GILLE『ひこうき雲』(2020年4月4日 - 9月26日)

関連番組

  • サンデーステーション
  • 報道ステーション
  • 報道ステーション SUNDAY
    2011年10月2日 - 2017年4月2日の間、毎週日曜日に放送されていた報道番組でかつ『サンステ』の前身番組。平日の『報道ステーション』との連携・強化が狙いとなっていた。当初は昼前に放送していたが、2015年4月5日からは夕方に枠移動・縮小した。
  • スーパーJチャンネル / ANNスーパーJチャンネル
    平日・週末に放送されている夕方の報道・情報番組。

関連項目

  • テレビ朝日系列深夜ニュース枠
  • テレビ朝日系列スポーツニュース枠

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • サタデーステーション - 公式サイト
  • サタデーステーション公式 (@Station_sat) - X(旧Twitter)
  • サタデーステーション (@saturdaystaion) - Instagram
  • サタデーステーション /サタステ【テレビ朝日公式】 - YouTubeチャンネル

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: サタデーステーション by Wikipedia (Historical)