ナゴヤドーム前矢田駅(ナゴヤドームまえやだえき)は、愛知県名古屋市東区にある、名古屋市営地下鉄の駅および名古屋ガイドウェイバスの停留場である。
名古屋市営地下鉄名城線とガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)が乗り入れている。プロ野球・中日ドラゴンズの本拠地である「ナゴヤドーム」(施設命名権名称「バンテリンドーム ナゴヤ」)の最寄駅である。
当初予定されていた駅名は、地下鉄が「矢田」、名古屋ガイドウェイバスが「大幸」と統一されていなかったが、最終的に双方とも「ナゴヤドーム前矢田」とした。
島式ホーム1面2線を持つ地下駅。大幸車庫への出入庫線があり、環状運転の列車は当駅を始発・終着となる場合が多い。名城線運行上の拠点駅となっており、時間帯によって運転間隔調整のため、1 - 3分程度停車する列車がある。引き上げ線はないが、この出入庫線の一部を使用して折り返し列車を設定することが可能であり、後述の臨時列車などに使用されている。車庫への引き込み線と左回り本線とが交差する地点には名古屋市交通局で唯一のシングルスリップスイッチが設置されている。駅番号はM13。アクセントカラーは赤色。
ナゴヤドームでのイベント開催時に備え他の同規模の駅と比べて自動券売機を多めに設置しており、券売機の前には乗客整理用の柵も設置されている。改札口から1番出口へ延びる通路には、イオン・中日ドラゴンズとの協賛で同チームの選手紹介や優勝の軌跡を展示した「ドラゴンズロード」を2006年(平成18年)より設置している。
1番出入口にて名古屋ガイドウェイバス駅と接続しており、両者を連絡するエレベーターも設置されている。
当駅は、名城線運転区が管轄している。
名城線の環状運転開始後も、東南方にあるナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)でのプロ野球などのイベントが開催される場合は催事終了後の混雑緩和のため、当駅を始発とする臨時列車が運転される。
2010年(平成22年)11月6日にナゴヤドームで開催された日本シリーズ『中日ドラゴンズ 対 千葉ロッテマリーンズ 第6戦』では試合時間が長引き、左回り(栄方面)の終電発車時刻6分前の23時54分に終了したことから、試合終了まで観覧した客の多くが終電に乗車できなかったほか、通常であれば運行される試合終了に合わせた臨時列車の運行も終電以降は行われなかった。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。駅員は配置されておらず、運賃は車内精算であるため自動券売機などもない。エレベーターが設置されており、ナゴヤドーム方面へのデッキ通路フロア、地上フロアおよび地下鉄駅1番出入口に接続している。駅番号はY02。
※ 乗車人員(人 / 日)は、年度別乗車人員を、その年度の暦日で除したもの(小数点以下四捨五入)。
ゆとりーとラインは隣の大曽根駅が起終点であるため、野球開催日でも利用客は少ない。
最寄りのバス停留所は矢田と大幸(カルポート東)で、名古屋市営バスにより運行される以下の路線が発着する。
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