『夏井いつきの一句一遊』(なついいつきのいっくいちゆう)は、南海放送制作のラジオ番組。2001年7月2日に放送を開始した南海放送の他、IBC岩手放送、信越放送、RSK山陽放送、新潟放送(BSN)、北陸放送(MRO)、秋田放送(ABS)にもネットされている。本項では派生番組の「家藤正人の『一句一遊』虎の巻」も扱う。
放送時間の早い順に表記。放送曜日は全て月曜から金曜。 なお、年始に行われるニューイヤー駅伝(TBSラジオ発)や箱根駅伝(文化放送発)の実況中継、および各局別の特別編成により放送時間変更または休止の場合がある。
2024年1月1日(月曜日)16:10頃に令和6年能登半島地震が発生したことに伴い、一部の局で以下のような事情でネット休止が生じた。
2018年には南海放送開局65周年、番組17周年 を記念して松山市宝厳寺で公開生放送が行われた。兼題は「一」。
毎週、事前に提示された兼題(季語や、漢字一文字など)ひとつについて、投句作品を夏井が出来に応じて「月曜日(初心者レベル)」「火曜日(中級者レベル)」「水曜日(上級者レベル)」「金曜日(優秀句)」に分類して、各曜日に紹介していく。木曜日はお便りを紹介する曜日としている(冒頭で火曜日・水曜日に読めなかった句の残りを紹介する場合もある。)。また、各曜日とも作品だけでなく、聴取者から送られた季語にまつわるエピソードや説明なども紹介する。2022年からは兼題の俳句が2週に渡っての紹介となり、月曜から木曜の1週目と2週目は従来通りの発表、1週目の金曜日は優秀句の発表のみで、2週目の金曜日に優秀句と後述される最優秀作品の「天」の発表となる。
作品の投句は、南海放送ラジオあてのメール・番組メールフォームの他、はがきでも募集する。
番組開始当初は夏井一人で投句を紹介したりコメントをしていたが、聴取者からの「組長が全部仕切っておられるんですね。アナウンサーが読んで組長がコメントを入れておられるのかと思ってました。」というお便りに、夏井が「アナウンサーに読んでもらっていいんだ」と気づくことにより、2016年9月26日放送分よりウェンズデー正人がアシスタントとなり、投句の読み上げを担当するようになった。
金曜日のみ、紹介作品は2度繰り返して読み上げられる。さらに最後に読まれる最優秀作品は「天」として、作品紹介後に特別なジングルが流れて称賛されるとともに、「一句一遊特製『天』の句ノート(句帳)」が番組より送られる。
番組の最後では、現在募集中の兼題が2つ(うち、直近の1つは募集締め切り日とともに)紹介される。
2019年8月1日から、南海放送「痛快!杉作J太郎のどっきりナイト7」の木曜日の内包番組として「家藤正人の『一句一遊』虎の巻」がスタートした。放送時間は午後8時30分から午後8時40分(生放送の内包番組のため多少の変動あり)。これはアシスタントのウェンズデー正人(家藤正人)が「火曜日の句」相当の作品を取り上げながら、俳句の上達法を「虎の巻」として紹介する。木曜日の「一句一遊」が「お便りの紹介」に充てられるようなったため、これを補完するための番組としている。
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