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シニ・ガイ文化


シニ・ガイ文化


シニ・ガイ文化(シニ・ガイぶんか)とは、沿海州南西部の青銅器時代(約4000年前~3000年前)の文化である。

概要

沿海州の新石器時代の土器は編目文・櫛目文・ジグザグ文・渦巻文・幾何学文・雷文などの文様が見られたが、青銅器時代になると土器が無文化し、南西部と東海岸部の間の文化的差異が見られるようになり、南西部に分布したのが約4000年前~3000年前のシニ・ガイ文化である。(東海岸部ではリドフカー文化が分布した。)シニ・ガイ文化からは、青銅器を模倣したと考えられる石製品が出土するが、骨角製品が多く、土器の突出した口縁部には刻みが施される。これは日本の縄文時代晩期終末~弥生時代にみられる刻目突帯文土器と似たものである。

その後、初期鉄器時代にはヤンコフスキー文化→クロウノフカ文化(団結文化)に移行していく。

弥生人の原郷

上記のように、シニ・ガイ文化から刻目突帯文土器と似た土器が発見されていることから、刻目突帯文土器およびこれを携えた弥生人(土器の無文化をもたらしたハプログループO1b2 (Y染色体)が含まれる)の原郷を沿海州南西部に求める見方がある。

脚注

関連

  • 無文土器
  • 弥生人
  • ハプログループO1b2 (Y染色体)
  • 粛慎、沃沮、濊貊、夫余 - 後に周辺地域に住んだとされる諸民族

Collection James Bond 007


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: シニ・ガイ文化 by Wikipedia (Historical)