AKB48グループ(エーケービーフォーティーエイトグループ、英語: AKB48 Group)は、秋元康が総合プロデュースを手掛けるAKB48、および姉妹グループから構成される女性アイドルグループの総称、ブランド名。
同義の名称としてAKBグループ、48グループがある。さらに省略してAKB48G、AKBG、48G、単に48と表現されることもある。またAKB48プロジェクト、AKB48ファミリーと表現されることもある。
AKB48には「会いに行けるアイドル」という基本コンセプトが存在し、それを踏襲した姉妹グループによってAKB48グループは形成される。それぞれのグループが専用ないし共用の常設劇場を有し「劇場公演」を実施するほか、販促イベントとして各地で握手会や写真会を開催するなど、共通したフォーマットでの活動を行っている。また、日本国内外の各地域を拠点としており、ローカルアイドルの側面を持つ。AKB48の全国展開は、全国の人にも「会いに行けるアイドル」を体験してもらおうという秋元のアイデアから生まれたとされ、東京まで移動するのが困難な地方在住者でも、近くの劇場に行くことができるというねらいがある。2011年以降は日本国内だけではなく、東南アジアや東アジアを中心にアジア各地でも姉妹グループが発足している(日本国外のグループを参照)。
AKB48グループは所属しているメンバーが多いことが特徴の一つであり、日本国内で267人、日本国外で242人すべて合わせて509人のメンバーが在籍している(2024年4月27日時点、詳細は後述)。
AKB48グループという名称については、AKB48初の姉妹グループ・SKE48が結成された当初より使用されていたわけではない。コンサートのタイトルとしてAKB48グループが初めて使用されたのは、2011年5月24日から6月12日に開催された『見逃した君たちへ〜AKB48グループ全公演〜』であり、AKB48グループの名称の使用は2011年ごろから増加していき、2013年4月ごろより急増している。なお、AKB48グループとAKB48という名称は厳密に使い分けられているわけではなく、AKB48名義の活動や作品であっても姉妹グループのメンバーが参加することで、実質的にはAKB48グループとしての活動や作品となっている場合もある。またAKB48やAKBという名称は、狭義では単一グループとしてのAKB48のことを指すが、広義では姉妹グループを含めたAKB48グループ全体のことを指す(AKB48#「AKB48」の名称適用範囲も参照)。
2022年7月現在、日本国内6グループ、日本国外6グループ、計12グループが活動中である。
AKB48グループの位置
結成に至らず
構想段階
「AKB48グループ」という呼称は、場面や受け手によって使い方や解釈はさまざまであり、以下のようなものがある。
上記の「関連グループ」のほか、AKB48グループでないものとして以下のようなものがある。
2005年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
各グループとも、劇場公演を開始したのちにCDデビューという順で活動していたが、BNK48とSTU48、MNL48では劇場の開設が遅れたこともあり、先行してCDデビューをしている。
メンバーは原則的に各グループが拠点とする地域に在住しながら活動をする。メンバーの活動名は、ほとんどの場合が本名であり、原則として芸名を使用していない。JKT48では本名の一部を省略した活動名を使用している場合がある(JKT48#メンバー参照)。BNK48、MNL48、SGO48、CGM48、DEL48のメンバーは本名も公開しているが、現地に根ざす文化に適応して、ニックネームが主な活動名として使用される。
AKB48グループの各グループ名は、拠点とする都市名や地域名をラテン文字表記に変換し、そこから3文字を抽出して大文字にし、「48」を付加したものとなる。2018年の上海・台北での姉妹グループの再構築においては、AKB48 Team 〇〇というグループ名となっている。
秋元によれば「『おニャン子』とか、何か単語が入ると、古くなる」「商品開発番号みたいなものを作って、無機質にした」とのことである。
AKB48グループは派生ユニットやソロを含めて1,000曲以上を発表している。その大半の楽曲は総合プロデューサーで作詞家の秋元康によって作詞されている。楽曲コンペティション方式で、提出された楽曲を秋元が直接聞き、採用するという「曲先」の形式が基本である。
AKB48グループは大人数であるため、各グループごとでも所属メンバー全員が揃うことは少ない。グループの活動形態として、おもに劇場公演のメンバーを構成する単位であるチーム制のほかに、シングル表題曲の歌唱メンバーに代表される「選抜メンバー」の制度がある。人数が増えるとCDジャケットにメンバー全員が収まらなくなったことや、音楽番組側の人数削減要請などがあり、この制度が生まれた。選抜メンバーは運営スタッフにより決められており、そのときの状況によって選出されるメンバーは異なるが、シングル表題曲においては選抜常連メンバーが大半を占めている場合もある。特に選抜から外れることが滅多にない主要メンバーは「超選抜」とも呼ばれる。選抜総選挙やじゃんけん大会は、このような状況へのファンの反発から企画された。シングル表題曲の選抜メンバーは、各グループで最少が7人、最多が36人であり、16人から20人程度の選出が多く、第4回以降の選抜総選挙によるシングルや一時期のSKE48、NMB48のほか、HKT48の全期間においては16人で統一されている。
SKE48の結成以降、AKB48の選抜メンバーに姉妹グループに所属するメンバーも選出されている。そういった構造から、AKB48のメンバーはAKB48に所属しているにもかかわらず、AKB48のシングル表題曲の選抜メンバーに選出される機会が少なくなっており、もはや「AKB48」のシングルではなく「AKB48グループ」のシングルであるともいわれる。またキングレコードが主催するAKB48のシングル劇場盤発売記念大握手会などのイベントには姉妹グループのメンバーも参加しているが、その逆のパターンはない。このように完全な横並びとは言えない関係から、AKB48を「本店」、その他のグループを「支店」と呼称することがある。また「総称としてのAKB48」と区別するため、イベントなどではあえて「AKB48単独」を称したり、ファンらの間では「純AKB」という呼称も用いられている。
こういった実情により、AKB48のファンはAKB48メンバーだけでの活動を支持する者も多く、50thシングル選抜発表後にTwitter上では「#AKB48単独シングル希望」という運動が起こった。AKB48単独でのシングルについて運営は「年に1度位はそういうのがあってもいいのかもしれないが、各姉妹グループの新たなファンが興味を持つきっかけになっていることを理解してほしい。(戸賀崎智信)」、「カップリングなどにはあります。ファンの声が盛り上がっていけばシングルもあり得ます!期待していて下さい。(茅野しのぶ)」と回答していた。2021年9月29日発売のAKB48の58thシングル『根も葉もRumor』は、AKB48メンバーのみでの歌唱となった。姉妹グループメンバーが歌唱メンバーとして参加しないのは、2010年発売の「チャンスの順番」以来となる。
AKB48グループには、おニャン子クラブから定着し一般化したアイドルグループの脱退を意味する「卒業」の仕組みがある。秋元によるとAKB48とは「途中経過であり、次の夢へのステップの場所」であるとしている。これにより卒業者が出たとしても、新メンバーを募集するオーディションも適宜開催しているため、このような構造がフォーマットとして構築されており、グループの持続が可能となっている。
日本国外のグループについては、AKB48のフォーマットを日本のまま輸出することで日本的な文化であるアイドルが受け、クールジャパン戦略の一環とする目的もある。日本国外のグループに関して、日本では「海外姉妹グループ」と称されることが多い。特徴の一つとして、Senbatsu(選抜)やSousenkyo(総選挙)、Oshi(推し)といった用語、メンバーコールやMIXなどは日本語の表現がそのまま使用されている。
上記のように日本のままフォーマットを輸出するため、日本国外のグループは日本のAKB48グループの楽曲を現地語のカバーで発表するという形態を採用している。そのため、グループ名義でのオリジナル楽曲は長い間存在しなかった。AKB48楽曲の歌唱メンバーには姉妹グループメンバーも選出されているが、日本国外グループのメンバーは原則として関与することがなく、AKB48のシングル表題曲の選抜メンバーに選ばれたこともない。AKB48選抜総選挙には第10回の「世界選抜総選挙」開催までAKB48からの移籍メンバー以外に立候補資格はなかった。なお、JKT48では2014年からシングル選抜総選挙を独自に実施しており、BNK48でも2019年に初開催した。
STU48はAKB48グループで初めて「船上劇場」を拠点とし、劇場公演を行っていた。
SDN48は他グループと異なり「恋愛禁止」はうたわれず、既婚者も在籍した20歳以上のメンバーによる「大人アイドルグループ」であった。楽曲や衣装はセクシー路線であったりして、差別化が図られていた。日本国内のAKB48グループの1つではあるが、活動期間中に選抜総選挙・じゃんけん大会のイベントに参加することはなかった。
AKB48グループと同様に秋元康が総合プロデューサーを務める「坂道シリーズ」は、元々AKB48の公式ライバルとして結成された乃木坂46と、その後結成された欅坂46など「○○坂」の名称をもつグループの総称で、基本的にAKB48グループと坂道シリーズは分離していて、区別されている。その一方で『月刊AKB48グループ新聞』、テレビ番組『AKB48 SHOW!』、ラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』『AKB48の"私たちの物語"』、雑誌連載『よんぱち+』などAKB48グループがレギュラー出演する媒体に坂道シリーズもいくつか出演・登場してきた。
AKB48は「勢い、パワフル、タフ」、乃木坂46は「リセエンヌ」というキーワードで差別化が図られた。AKB48の作品への姉妹グループメンバーの選抜入りやグループ間での兼任がさかんなAKB48グループに対し、坂道シリーズ内に関してはグループをまたいだ選抜や兼任は行われず、またAKB48を代表するイベント「選抜総選挙」は坂道シリーズでは開催しないように、両グループは違った活動形態のなかで双方に異なる文化が形成されている。常設の専用劇場で公演を定期的に行うAKB48グループに対して、坂道シリーズは冠テレビ番組がアピールの場となる。コミック誌の水着グラビアに登場することが多いAKB48グループに対し、坂道シリーズは女性ファッション誌のモデルとして活躍するメンバーが多く、水着になる機会もほぼ写真集のみに限定されている。AKB48の向井地美音は「乃木坂46はプロレスのドラマはきっとやらないだろうし、なんでもありのおもしろさがファンを引きつけるのはAKB48の魅力」と分析している。
2014年に初めてAKB48グループと乃木坂46との間での人事交流が実施され、SKE48の松井玲奈と乃木坂46の生駒里奈を対象に「交換留学」と称した兼任が2015年まで行われた。実際の人事交流に先立ちフィクションではあるが、秋元康が企画・制作に関わった2012年1月放送開始のテレビドラマ『さばドル』では、主人公「渡辺麻友」が「秋元康」の意向より、AKB48から乃木坂46に電撃移籍する場面展開がある。同ドラマには、同年2月に1stシングルでCDデビューする乃木坂46のメンバーが実際に公式ライバルグループの乃木坂46メンバーという設定でゲスト出演していた。
楽曲でのコラボレーションは度々行われている。2012年に渡辺麻友のシングル『大人ジェリービーンズ』のカップリング曲「ツインテールはもうしない」を歌唱するためまゆ坂46として、初めてAKB48グループメンバーと乃木坂46メンバーによるコラボレーションユニットが結成された。2014年には小嶋陽菜と乃木坂46メンバーによりこじ坂46、指原莉乃と乃木坂46メンバーによりさし坂46がコラボユニットとして結成された。また、AKB48のシングルのカップリング曲のため、2016年に乃木坂46とのコラボユニット乃木坂AKB、2017年からは3年連続で坂道シリーズとのコラボユニット坂道AKBが結成された。
AKB48グループとしての活動はAKS(現・Vernalossom)が運営管理を統括していたが、2020年4月以降は日本国内全グループが独立した運営体制となり、Vernalossomは日本国外グループの運営のみ継続している。なお、「AKB48グループショップ」(ネットショップ)や「AKB48グループチケットセンター」はAKB48の運営会社であるDHが運営している。
メンバー各人の所属事務所については、SDN48を除きオーディションにおいて芸能事務所と契約していないことを条件としているため、グループ加入時にそれぞれの運営会社の所属となるが、在籍中にグループ外の芸能事務所からの要請により移籍する例があり、所属事務所はメンバーごとに異なる場合がある。
現役メンバーのみ記載している。※印は活動休止中のメンバー。
小目次: AKB48 - SKE48 - NMB48 - HKT48 - NGT48 - STU48 - JKT48 - BNK48 - MNL48 - AKB48 Team SH - AKB48 Team TP - CGM48 - DEL48
メンバーの数は不定であり、卒業と加入を繰り返し常に増減している。「48」という名称により、各グループのメンバーは48人であると認識されることもあるが、実際には48人を大幅に上下していたりする。なお、正規メンバーの総数が48人となったり、偶然に全メンバーあわせて48人となることはある。
AKB48の「チーム」制を多くの姉妹グループが踏襲して採用してきた。正規メンバーは原則としていずれかのチームに所属しており、チームごとに劇場公演を行っている。各グループ、各チームにそれぞれ特性が存在するとされる。ただし、SDN48にチーム制はなく、STU48、AKB48 Team SH、SGO48、DEL48ではチームが結成されたことはない。また、NGT48は2019年4月よりチーム制がなくなった。AKB48 Team TPでは、「ユニット」(Unit)がチームに準ずるメンバー構成になっている。NMB48は2021年1月にチーム制を廃止したが、2022年1月にチーム制が復活した。JKT48は同年3月15日にチーム制を廃止し、アカデミークラスの体制を無くした。
AKB48 Team SHとAKB48 Team TPのグループ名に含まれている「Team」は、ここでいう「チーム」の概念とは異なる。
チーム名はグループ名に使用されているラテン文字および数字(数字はAKB48のみ)を1文字ずつをとって「チーム○」という形になる。AKB48グループ内でのチーム名の重複をふせぐため、既存チームと同一の文字があった場合にはチーム○の後に II(ツー), III(スリー), IV(フォー)というふうにローマ数字が付けられ、区別できるように配慮がなされる。
現在、チームの定員は不定であるが、2007年から2012年までのAKB48、2014年までのSKE48、NMB48、HKT48では1チーム16人体制が定着していた。JKT48ではチーム発足時から定員を決めていなかったが、2018年のJKT48アカデミー設立以降は1チーム16人体制に定められた。これは劇場公演の出演メンバーが原則16人であることや、16人×3チームで「48」人になることが関係している。
2012年にAKB48グループのメンバーを統括するポストとしてAKB48グループ総監督が創設された。歴任者は、いずれもAKB48のメンバーであり、三代目まではチームA所属であった。
AKB48グループのチームにおいては、AKB48チーム8を例外として「キャプテン」のポストが設けられている。グループ全体のキャプテンのポストについては、AKB48では当初から設けられたことがなく、最初にグループ全体のキャプテンとなったのは、SDN48の野呂佳代であり、NMB48の山本彩、JKT48のメロディー・ヌランダニ・ラクサニらが続いて就任した。またチーム再編成によってSKE48は、グループ全体のキャプテンのポストを2013年に設けた(初代キャプテンは中西優香)。SKE48では当初から、他のグループでチームのキャプテンと呼ぶポストを「リーダー」と呼んでおり、逆にグループ全体のリーダーを「キャプテン」と呼ぶことになった。2014年に開催された『AKB48グループ大組閣祭り』では、日本国内グループにおける副キャプテン・副リーダーの制度が導入された。なお、AKB48の2018年春からのチーム体制とHKT48の2023年2月からのチーム体制では副キャプテンが置かれていない。
正規メンバーがチームに所属しているのに対し、チームに所属していないメンバーもいる。代表的な例が「研究生」であり、AKB48の4期生から採用され、姉妹グループも踏襲している。研究生は正規メンバーへの昇格を目指す立場にある。その反面、とくに研究生のようなアイドルとしても成長途中の若いメンバーを好むファンも存在するため、昇格すると「研究生ブランド」がなくなったことから、人気が低下するという現象もあるとされる。
グループによっては、「研究生」とは別の呼称でそれに相当する立場が存在している場合がある。
AKB48、SKE48、NGT48、JKT48、AKB48 Team SHでは正規メンバーから研究生、あるいはそれに相当する立場への降格事例がある。
なお、研究生制度の導入後でも、加入時に研究生を経験しないメンバーオーディションが行われる場合があり、下記が該当する(期間限定加入は除く)。この場合には、チーム結成後に正規メンバーと研究生に振り分けられることがある。
AKB48グループでは、数多くのメンバーの中から選抜された比較的少人数のユニットとしての活動が行われる場合がある。単独でメジャーデビューし、継続して活動を行ったものとしては以下のユニットがある。
いずれもAKB48の派生ユニットとして誕生したものであり、メンバーの移籍・兼任などにより姉妹グループメンバーも参加している(Chocolove from AKB48、ノースリーブスを除く)。
Google+上で発足したAKB48グループメンバーによる部活動。秋元康の発案により、特定の分野の活動に特化した部が結成された。AKB48グループ全メンバーが自らの意思で参加することができ、部長は秋元康が指名した。2012年4月時点で活動していた部と2013年1月1日時点での所属メンバー(2013年1月1日時点の所属グループ・チームを表示)は以下のとおりであった。AKB48グループから卒業したメンバーが多いため、在籍メンバーについては部員リストで太字表示する。
美術部
2012年4月発足。2012年1月10日、秋元康がGoogle+で「AKB画伯を集めて、個展をやろう」と発言したことに始まり、真っ先にイラストを投稿した片山陽加が部長に任命された。Google+で行われたメンバー募集では、当初AKB48および姉妹グループから49人の入部希望者が出た。美術部のメンバーには、秋元康が副学長を務めていた京都造形芸術大学の専門家による授業が行われた。最も早く創部された部活動。創部当初は唯一の部活動であったこと、兼部禁止が他の部ができてから作られたルールだったため、部活動制度の整備にあたっては転部者が相次いだ。姉妹グループごとにリーダーを置いているが、設定された時点でJKT48に所属しているメンバーはいなかったため、JKT48のグループリーダーは不在。活動内容は『週刊AKB』で紹介されていたほか、『美術手帖』(美術出版社)でも紹介されていた。また2012年4月29日から2013年10月27日まで、毎月最終日曜日の読売新聞日曜版で秋元康が連載しているエッセイ「秋元康の1分後の昔話」に毎回2名のAKB美術部メンバーが交代制で「今月の画伯」としてイラストなどを担当。2012年6月15日から2012年7月8日にかけて、東京都千代田区外神田にある「3331 Arts Chiyoda」においてAKB48美術部展覧会を開催している。また、2012年10月3日に発売された松井咲子のスタジオ・アルバム『呼吸するピアノ』のジャケットには、CD+DVD盤には佐藤夏希によるイラスト、CD ONLY盤には石田晴香の写真が使用されている。
演劇部
軽音楽部
料理部
中塚智実が「AKB48料理部部長」の肩書で、週刊プレイボーイ(集英社)において第47巻第17号(No.19・20合併号、2012年5月14日発行、2012年4月23日発売)から第48巻第16号(No.18・19合併号、2013年5月13日発行、2013年4月22日発売)までの49回にわたって「48サバイバル ググタスは戦場だ」の中の1コーナーである「AKB48料理部部長中塚智実の男のスイーツ教室」と題した連載を持っていた。
文芸部
自動車部
普通自動車第一種運転免許の取得を目標としているため、部員は全員18歳以上。また、他の部活動との掛け持ちが認められ、活動内容は『AKB自動車部』(フジテレビ) で紹介されていた。
マラソン部
2013年11月19日発足。瀬古利彦総監督率いるDeNA Running Clubの全面サポートを受けるとともに、オフィシャルスポンサーとして株式会社DeNAライフサイエンス、オフィシャルサプライヤーとしてミズノの支援を受けた。他の部活動との掛け持ちが認められている。
各グループおよび全グループの合計人数を表示。丸括弧 () 内は特記なき場合、兼任メンバーの人数、太字は過去最大の在籍人数をそれぞれ示す。
AKB48グループ間においては在籍グループを変更する「移籍」と、2つのグループのメンバーとして活動する「兼任」の制度がある。移籍および兼任は、グループのさらなる発展やメンバー自身のスキルアップが目的とされる。また同一グループ内でのチーム間における兼任が行われる場合もある。
AKB48グループのほぼすべてのメンバーは随時各グループにおいて開催されるメンバーオーディションを経て加入している。AKB48グループ全体のオーディションとしては、2013年と2015年、2018年に『AKB48グループ ドラフト会議』が開催されている。AKB48グループのメンバーオーディションは、SDN48を除いて応募時点で芸能事務所に所属していない女性を対象としている。
以下のメンバーは通常のオーディションを経過せずに加入している。太字は現役メンバー。
AKB48グループは基本的に常設劇場を拠点に活動しているため、メンバーは劇場公演デビューに向けたレッスンを行う。
AKB48グループは選抜メンバー制度が採用されているため、シングル表題曲やカップリング曲など形態を問わずCDデビューするまでの期間はメンバーによって異なる。初期から在籍するメンバーはグループのCDデビューとともにデビューとなる場合が多いが、一部のメンバーは所属グループのそれに先立ってAKB48の楽曲に選抜されデビューとなる場合がある。
研究生として加入したメンバーは、正規メンバーとなるチーム所属メンバーへの昇格を目指し活動する。AKB48グループで昇格までの期間の最短は東李苑(SKE48、劇場公演デビューから18日で発表)で、最長は同じくSKE48の松村香織で、約5年半の研究生時代のなか、SKE48終身名誉研究生を経て正規メンバーに昇格している。
AKB48グループのメンバーは、チームのメンバーを入れ替える「組閣」を経験したり、一部のメンバーはグループ間における移籍や兼任(解除)を自ら申し出たり、運営側から言い渡されることがある。
先述のとおり、AKB48グループは「次の目標へのステップ」という概念のもとでの活動方針があるため、各メンバーはいずれグループから離脱することが前提となっている。一般的にAKB48グループを離脱する場合には「卒業」という表現が用いられる。卒業するメンバーは基本的に所属するグループの劇場で「卒業公演」を実施する。とくに人気や貢献度が高いようなメンバーに関しては卒業コンサートや卒業セレモニーが開催される場合があり、さらにオリジナルの卒業ソングやシングル表題曲におけるセンターが与えられることもある。
研究生や活動歴の浅いメンバーに関しては「(活動)辞退」という表現が用いられる場合がある。またスキャンダルの引責としてグループ離脱を申し出る者も「卒業」ではなく「辞退」が用いられる場合がある。辞退するメンバーに関しては卒業公演も行われない場合が多い。そのほか、グループ離脱を指す表現としては「脱退」「解雇」「契約解除」「契約満了」がある。
各グループを抜けた後にはプロジェクトの枠内に留まることはできず、グループ卒業はAKB48グループ卒業を意味する。所属事務所についても、日本国内ではNMB48を除いてグループ限定の運営会社であるため、卒業後は原則として事務所も退社することになる。NMB48は運営会社のShowtitleを含み、同じ吉本興業系列会社ならばそのまま在籍できる場合がある。JKT48、BNK48では運営会社にそのまま在籍し芸能活動を続ける者もいる。
グループ離脱後は、アイドルを名乗らずに女優、タレント、歌手、モデル、声優などとして芸能界で活動する者や、アナウンサーに転身する者、芸能界を引退して学業に専念する者、一般職に就く者などさまざまである。一方で、AKB48グループとは無関係のアイドルグループに加入したり、自らが代表となってアイドルグループを立ち上げたりする例もある。
AKB48グループの活動の軸として、おもに各グループの専用劇場で劇場公演を行っている。劇場公演は一般のライブやコンサートの一種であるが、AKB48グループの劇場で行われるものは一貫して「(劇場)公演」と呼ばれ、ライブ・コンサートとは分けられている。劇場公演用のセットリストが用意され、各チームが繰り返し上演する。AKB48のオリジナル公演を姉妹グループが踏襲する場合などは「おさがり公演」と呼ばれる。本来、おさがり公演を行った後に順次オリジナル公演を実施することになっており、2013年8月には当時の日本国内全チームの新公演を書き下ろすことが発表されたが、秋元康ら制作陣の多忙などにより、ほぼ実現していない。2012年に実施されたAKB48各チームのウェイティング公演以降は、既存楽曲から選曲したセットリストによる劇場公演も行われるようになっている。日本国内グループの劇場公演の映像はDMM.comで「AKB48グループ LIVE!! ON DEMAND」としてライブ・アーカイブ配信されている。
公演フォーマットは、overture → 全体曲 → ユニット曲 → 全体曲 → アンコール後の全体曲という順に楽曲が披露され、都度メンバーの自己紹介とMCが入る。開演前と終演後にはメンバーによる影アナウンスが行われる。
通常公演の他に、以下のような特殊形態の公演が行われる場合がある。
オリジナル公演を列挙。
太字は現職を表す。
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