『X-MEN:ダーク・フェニックス』(原題:Dark Phoenix)は、マーベル・コミックの「X-メン」をベースとした、2019年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。「X-MEN」フランチャイズでは『デッドプール2』(2018年)に続く12作目で、メインシリーズでは『X-MEN:アポカリプス』(2016年)に続く7作目であり、最終作。サイモン・キンバーグが脚本・共同製作・監督を務め、長編監督デビューとなった。
アポカリプスから人類を救う戦いから10年。サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもつミュータントであるジーンは、宇宙でのミッションで起きた事故が原因で自分の中のダークサイドが増幅し、制御不能になってしまう。そして、彼女の内に封じ込められていたもう一つの人格〈ダーク・フェニックス〉が解き放たれ、地上の生命体が全滅しかねない危機が訪れる。
※括弧内は日本語吹替。
当初、2019年2月14日にアメリカ合衆国で公開予定であったが、2018年9月、2019年6月7日に延期されると報じられた。
公開初週の週末興行収入は、3300万ドルで2位デビュー。これは、X-MENシリーズの中でこれまで最低であった『ウルヴァリン:SAMURAI』(5311万3752ドル)を下回り、COVID-19のパンデミック時に劇場公開された『ニュー・ミュータント』(2020年)に次いで2番目に低い興行収入となった。製作費2億ドル(約216億円)に広告宣伝費などを含めた総額は3億5000万ドル(約380億円)に上ると見られており、本作の興行的失敗により、配給元の20世紀フォックスは1億3300万ドルの赤字を計上すると見込まれている。なお、2019年に公開された映画の中で最大の赤字映画となった。
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