シュンエイ(Shun'Ei)は、SNKおよびSNKプレイモアの対戦型格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する架空の人物。担当声優は大原崇。
『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』)の本編シリーズ第14作目である『KOF XIV』(以下『XIV』)が初出のキャラクター。
『XIV』以降の本編シリーズでは彼を中心とした物語が展開される。『XIV』のソフトパッケージイラストや版権イラストでも新キャラクターで唯一人、シュンエイが草薙京や八神庵と同格に並びで描かれている。
『KOF XV』(以下『XV』)の発表において正式に彼が新シリーズの主人公であると明言された。
幻影を操る少年。幼い頃、謎の力が原因で親に捨てられ、タン・フー・ルーの弟子として育てられる。八極聖拳の修行によって秘めた力の制御が可能になるが、本人は自身の持つ謎の力で他人を傷つけることを恐れている。口調は冷ややかで不遜だが、性格は熱血漢である。同門の明天君とは親友である。秘めた力を制御するために、戦闘中は常時ヘッドフォンを着用している。
『XIV』ではタンと明天君とチームを組んでザ・キング・オブ・ファイターズに出場する。同作のチームストーリーでは、自身の兄弟子であるテリー・ボガードとアンディ・ボガードに無様な姿を見せられないと意気込んでいる。
『XV』ではタン・フー・ルーの代わりに二階堂紅丸を加えた3人で、「ヒーローチーム」を結成している。なお『XV』でタンは自分の代わりにシュンエイと明天君を京と組ませようとしたが、京は庵と神楽ちづるとチームを組むことになったため、代わりに紅丸がチームメイトになった。また『XV』のライバルチームの一員として登場するイスラとは共に「アンプスペクター」という超能力者である事実が判明する。ヒーローチームのエンディングにおいて、シュンエイの両親は彼を愛してはいたが、謎の力が原因で周囲に被害が及ぶためにタンに預けていたという過去が明かされた。
『XV』のメインイラストレーターを務めるナカタ トモヒロは、Twitterの投稿の中で、同作におけるシュンエイのデザインは前作『XIV』から大幅な変更はないものの、ややがっしりさせた体格にしたと明かしている。
また、ナカタは、ヘッドフォンなどの小道具が多いことや、柄ものの衣装を着ていたりと、作画に苦労するキャラクターのひとりとしてシュンエイを挙げている。
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