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少年ジャンプ+


少年ジャンプ+


少年ジャンプ+(しょうねんジャンププラス、『J+』)は、2014年9月22日より集英社が配信する『週刊少年ジャンプ』(『WJ』)のアプリケーション およびウェブサイト。

概要

ジャンプLIVE』を前身とし、「ジャンプBOOKストア!」のウェブ機能を吸収してリリースした「マンガ雑誌アプリ」。App StoreとGoogle PlayからiOS・Androidにスマートフォン・タブレット端末向けアプリを配信する。ウェブブラウザで閲覧可能なウェブコミック配信サイトでもある。毎日複数作品のウェブコミックを無料配信し、本誌・ジャンプ コミックスの電子販売も行っている。

ジャンプ本誌と関わりが強く、『J+』リリースの予告・宣伝は『WJ』で行われた。『J+』新連載も『WJ』で予告することが多い。『WJ』やその系列誌と相互の作品の行き来も積極的に行われている。また、『ジャンプ改』『ジャンプSQ.19』休刊時には一部作品が『J+』に移籍した。『ジャンプ ジェイ ブックス』作品の再録配信や漫画化も行っている。

沿革

創刊までの経緯

2010年代、スマートフォン・タブレット端末の普及を背景に日本でも電子書籍市場が活発化した。東日本大震災(2011年)で流通が滞った時には、史上初めて『WJ』電子版が配信された。2012年、集英社は「ジャンプBOOKストア!」を開設し、ジャンプ コミックス電子書籍の販売を本格的にスタートした。
2013年春・夏頃、多くの出版社が漫画電子書籍アプリやウェブコミック配信サイトをリリースした。集英社も8月に『ジャンプLIVE』を創刊し、冬には『LIVE』2号も配信した。しかし、編集部内にて「量が多すぎて読み切れない」、「コンテンツが有料か無料か分かりにくい」との課題が指摘された。
『LIVE』の反省を踏まえ、2014年3月頃よりWJ編集部は『J+』のリリース準備を行った。

創刊

『WJ』2014年40 - 42号に『J+』の広告が掲載されたが、詳細は伏せられた。また、『WJ』同年40号発売日(9月1日)にティザーサイトが開設された。
2014年9月22日、『WJ』電子版やオリジナル作品を配信する『少年ジャンプ+』が創刊された。創刊日の連載は25作品、そのうち、『エルドライブ【ēlDLIVE】』(天野明)・『猫田びより』(久楽)など7つは『LIVE』からの移籍作品だった。それから10月までに『カラダ探し』(ウェルザード・村瀬克俊)など3作品が連載開始された。初代編集長は当時『WJ』編集長をしていた瓶子吉久、専業責任者は副編集長の細野修平。
初期の『J+』は刺激の強い物やホラー、陰鬱な作品が多かった。一方で『とんかつDJアゲ太郎』(イーピャオ・小山ゆうじろう)などそれとは異なる作品も掲載されており、幅広い作品の総合力によって読者を増やしていったとされる。
『WJ』2014年50号掲載の『NARUTO -ナルト-』(岸本斉史)最終回を読むために新規の読者が大量に流入した。これ以降、『WJ』人気作の最終回掲載号で『WJ』電子版がいつもより多く購入されるようになる。
11月、『J+』の漫画投稿サイト「少年ジャンプルーキー」がプレオープンした。

2015年

2015年1月、最初(2014年12月期)の月間ルーキー賞受賞作品を発表した。3月にはアプリ版でも単行本電子版の販売を始める。
7月、最初の『ルーキー』発の作品として『あの娘はヤリマン』(北内乙三)が連載された。以後、『ルーキー』から多くの連載作家が輩出されるようになる。
11月、『SQ』電子版も紙と同時配信されるようになる。同月、新たな試みとして連載された、「マンガのノベライズをコミカライズ」した『黒子のバスケ Replace PLUS』は4巻で100万部を突破した。
創刊1年近くになる9月には『マンガボックス』(DeNA)・『comico』(NHN PlayArt)・『LINEマンガ』(LINE)・『マンガワン』(小学館)などと並び、日本の代表的な無料漫画アプリと評された。ヒット作として『とんかつDJアゲ太郎』・『カラダ探し』が挙げられた。この頃を境にアクティブユーザー (AU)数が一旦減少し、2016年1月には後発の『マンガワン』(小学館)に抜かれるなど低迷期を迎えた

2016年

4月にボイスドラマコーナー「聴くジャン!」が創設された。
2016年4月~5月にかけて、『少年ジャンプ+』新連載春の陣 として『ファイアパンチ』(藤本タツキ)・『終末のハーレム』(LINK・宵野コタロー)・『彼方のアストラ』(篠原健太)などが開始される。この改編が起爆剤となり、週間のAU数が110万から130万に伸びた。この頃からオリジナルのヒット作が読者を呼び込む流れが起こり、『J+』の集客ポイントとなった。
8月、細野は「デジタルならではのヒット作」として『ファイアパンチ』・『終末のハーレム』・『とんかつDJアゲ太郎』を挙げ、連載作家の平均年齢が20代半ばであると明かした。また、『WJ』新連載『約束のネバーランド』(作画:出水ぽすか)の原作白井カイウが『J+』でデビューしたことから、本作を創刊目的の一つである「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」の最初の成果であるとした。そして『J+』では「刺激が強いものや、短期的に話題があるものが受ける」と指摘していた。
12月、『WJ』の増刊号『ジャンプ×(クロス)』が刊行され、多くの『J+』作品が掲載された。表紙・巻頭は『エルドライブ』。

2017年

『J+』連載経験者の筒井大志が『WJ』で『ぼくたちは勉強ができない』の連載を開始する。これ以降、『J+』の実績者が『WJ』に移籍する流れが見られるようになる。
瓶子が編集長を退任し、細野が2代目編集長に就任した。編集長に就任した細野は、2017年8月時点で歴代TOP3として『カラダ探し』・『終末のハーレム』・『ファイアパンチ』を挙げた。
1980年代の『WJ』連載作品だった『男坂』(車田正美)および『キン肉マン』(ゆでたまご)が7月に相次いで新作の連載を開始。いずれも『週プレNEWS』での連載を挟んでのものであるが、ジャンプ漫画としての帰還はいずれも約30年ぶりのことである。タイトル変更などのない正式な続編の連載であり、コミックスの巻数も1980年代当時のものをそのまま受け継ぐ形となっている。
10月、『生者の行進』(みつちよ丸)が連載され、『ルーキー』出身者の作品としては最大のヒット作とされるようになる。

2018年

1月、集英社キャラクタービジネス室 の企画『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(矢吹健太朗)が連載される。これ以降、同室にかかわる作品が複数連載されるようになる。
5月、累計売上が84億円に上ることが発表され、ヒット作として『カラダ探し』・『終末のハーレム』・『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(神尾葉子)が挙げられた。
8月以降、『地獄楽』(賀来ゆうじ)が『J+』の人気No.1作品と報道された。
9月、ネットワーク広告を導入し、同時に広告収入の半分を作家に還元するようになった。

2019年

この頃、Twitter上で『J+』の話題が盛り上がりを見せており、Twitter経由でのインストールも増えていた。
3月、既に連載を終えていた『彼方のアストラ』がウェブコミック史上初となるマンガ大賞を受賞した。これ以降『J+』から大きな賞を取る作品が輩出されるようになる。
同月、新連載『SPY×FAMILY』(遠藤達哉)によって多くの読者が『J+』に流入した。それとほぼ同時期の4月、アプリをインストール後、オリジナル作品を1回限り全話無料で閲覧できるようにリニューアルされ、相乗効果によって『J+』のAU数は大幅に伸びていった。
5月、累計売上が120億円を超え、週間AU数は250万以上、ダウンロードは1000万以上であることが発表された。
10月、『SPY×FAMILY』が新たに「少年ジャンプ+人気No.1作品」として挙げられた。
11月、『J+』創刊5年を記念して『ジャンプ+デジタル雑誌版』が創刊された。各電子書籍販売サイトに毎週無料で配信され、創刊号では12作品が掲載された。創刊号のみ青・赤に分けて配信。掲載作品のうち、アプリで人気No.1として『SPY×FAMILY』、看板作品として『地獄楽』が挙げられた。

2020年

この年には『SPY×FAMILY』・『怪獣8号』(松本直也)・『地獄楽』が人気作であったとされる。
アプリ外で『左ききのエレン』(かっぴー・nifuni)再編集版漫画化のクラウドファンディングが行われ、漫画カテゴリー日本最高額となる総支援額5368万円を集めた。
マーケティング分析サービス「eMark+」を使った調査によると、コロナウイルス流行下の外出自粛要請と積極的コンテンツ無料提供によって、2~3月にAU数が大幅に増加した。これにより長年AU数で競っていた『マンガワン』を抜き去り、出版社系の漫画アプリではAU数が日本一となった。
5月にはコロナウイルス流行の影響により、一部作品の更新が滞った ほか、5月1日発売予定だった一部作品の単行本発売日が13日に延期された。
同月、副編集長の籾山は『J+』をNo.1の漫画誌アプリだと思うと述べ、歴代のヒット作として11作品を挙げた。
『鬼滅の刃』最終回掲載号である『WJ』2020年24号は電子版売上が過去最高を記録した。
12月、『SPY×FAMILY』6巻の初版が『J+』史上初めて100万部を突破した。

2021年

3月、細野は『WJ』電子版の売上が過去最高を更新し続けていると述べ、「大ヒット」作として『SPY×FAMILY』・『怪獣8号』を挙げた。
4月、編集者の手を加えない「インディーズ作品」の連載が始まり、毎月1作品以上の新連載が開始されるようになる
4月時点でアクティブユーザー数が前年同月比93.9%となっており、低迷していることが報道された。
7月、読切『ルックバック』(藤本タツキ)が掲載され、大反響を巻き起こした。
7月よりYouTube・ジャンプチャンネルおよびNetflixでオーディション番組、漫画制作バラエティ番組『MILLION TAG』配信が配信された。
8月には、『SPY×FAMILY』・『怪獣8号』・『ダンダダン』(龍幸伸)が看板作品であると報道された。この頃になるとかつて人気を集めていた「エログロバイオレンス」な作品は影を潜め、「根底が明るい」作風の作品が好評を得るようになった。
10月、『マガジンポケット』(講談社)に出版社系漫画アプリの推計ユーザーで首位を奪われたことを示唆する報道が行われた。
12月、新連載『タコピーの原罪』(タイザン5)が始まり、短期連載ながら大反響を巻き起こした。

2022年

4月、『SPY×FAMILY』のアニメ版が放送され、原作を読むために大勢のユーザーが流入した。
7月、『チェンソーマン』第二部(藤本タツキ)が『WJ』から移籍し、連載を開始した。
8月、細野は『J+』の収入がコミックス、『WJ』電子版、話配信、広告の順であると明かした。

2024年

3月28日に通常更新を休止して(『猫田びより』のみ更新)サイトのメンテナンスが行われた。同時にアプリの仕様変更が行われた。変更点はゲストアカウントに関する情報の扱いなど。

記録

UI

ユーザーインターフェイス(UI)の大まかな設計はWJ編集者が担当し、細部は外部の専門企業に任せられた。アプリのプラットホームは株式会社ACCESSの電子出版ソリューション「PUBLUS(パブラス)」を採用した。ウェブ基盤もPUBLUSをベースに構築した。コンテンツの総合的運用は株式会社ICEが担当している。

「分かりやすいアプリ」にするためにコンテンツの量を抑え、本誌電子版と漫画電子書籍以外のオリジナル連載作品は初回全話無料で公開する。会員登録すれば購入したコンテンツを複数の端末で共有できる。解像度はルビが読める程度にしている。

作品はほぼ横読み。アプリで作品を最後まで読むと「いいジャン!」というボタンが表示され、そのボタンを押すと作品を評価することができる。「いいジャン!」は『LIVE』から受け継がれたシステムで、アプリ版では各作品の「いいジャン!」順位を見ることができる。また、不定期に読者アンケートが実施される。

作家と読者のコミュニケーション機能は作家の創作活動に良くないケースもあるとして、コメント欄の創設は慎重に行われた が、後に設置された。

編集方針

初期のJ+編集部はWJ編集部内に設けられたジャンプ+班で、専業責任者の細野修平(2015年当時副編集長)を中心に数人のWJ編集部員が兼務していた。編集長はWJ編集長瓶子吉久が兼任していた。2017年9月現在、WJ編集長とは兼任ではなく、細野修平が編集長となっているが、編集者はWJとの兼任もあるという。少年漫画を中心としているが女性の編集者も配属されている。

編集部は現役のWJ読者である中高生に加え、「ジャンプ卒業組」の20 - 30代を読者層として想定しており、pixivやニコニコ動画などのユーザーで紙媒体を読まない層も取り込みたいとしている。収益の柱は「本誌電子版の販売」と「オリジナル作品の単行本化」で、リリースしてすぐに黒字化し、安定的な運営が可能になった。紙とアプリの相互往来する仕組みを目指している。また、毎週月曜朝に本誌を買い、そのあとの1週間は無料マンガで楽しむ、という使われ方を想定している。

新人の発掘・育成

創刊目的はデジタルの才能を探すことで、そのために『WJ』電子版同時配信で人を集め、『ルーキー』で作品を発表できるようにしたという。『ルーキー』のようなシステムは、他の主要漫画アプリにも備わっているが、育成に力を入れることで差別化された。有名作家を引き抜くことよりも、新人の発掘を重視し、最終的には大ヒット作の輩出を目指している。

オリジナル作品からヒット作を生み出すべく、2014年12月末から定期的に連載陣を入れ替えている。

WJ本誌への出張読切掲載

配信作品の一部は、『週刊少年ジャンプ』本誌へ出張読切が掲載されることがある。以下、出張版掲載が早い順に記載する。

作家の移籍

集英社内からは『ジャンプSQ』(『SQ』)や『WJ』の元連載作家が『J+』に連載しており、藤本タツキ・筒井大志・鳩胸つるんなど、『WJ』に移籍した作家も複数いる。

一方で近藤信輔のように『WJ』から『J+』に移籍したが連載が出来ず、他社へ移籍する作家もいる。

新人育成を重視しているが、2019年以降は「プロ漫画家のためのNEXTステップ」として、他誌でデビューした作家の募集も行っている。「応募作品は非公開」「過去の連載や読み切り作品も可」「オリジナルの同人誌も可」など、他の新人賞とは異なる評価方式となっている。

作品

連載作品の選定基準は特に設けず、面白さを重視している。

連載ペースは週間か隔週刊を基本としているが、アプリによる配信であるため、1話あたりのページ数・連載頻度の自由度が高く、隔週から毎日まで作家ごとに更新速度が異なる。途中でペースを変更することも可能であり、『2.5次元の誘惑』は当初週刊だったが、作者の体調を考慮して隔週刊に変更となった。

表現については出版社側での自由度は高いが、前述のように当初はエログロ路線だったが、ユーザー層の変化により明るい路線に移っている。また、不定期に改訂されるアプリストア独自の規制にも影響され、『2.5次元の誘惑』は当初「1話完結でエロいことだけ」を描く予定だったが、一時期iOSで規制されたことを受けて路線を変更している。

創作技術としてはスマートフォンでの閲覧が主流であるため、縦長の画面に合わせたネームが有利になるという。

生え抜きの他、J+ユーザーに刺さるという理由で、集英社の他誌連載作品(『さよならミニスカート』など)やを配信することもある。

アプリであるため理論上は掲載する作品数を紙以上に増やせるが、『WJ』と同じく連載会議を経ての掲載となるためネーム段階で数年間没が続く作家もいる。近藤信輔はこの状態が長期間続いたため、連載会議で没となった作品を講談社へ持ち込み『忍者と極道』として連載に至った。

報酬

出版社としては珍しく原稿料や広告収入の割合を公開しており、モノクロ原稿1ページでは、読切で9000円~、連載で12000円~、広告売上の50%を還元するとしている。

広告料は閲覧数を基準にしているため、毎日更新される『猫田びより』のように更新頻度が高い方が収入が高くなるという。また、広告料は広告をクリックしなくても表示されただけで支払うとしている。

歴代編集長

  1. 瓶子吉久(2014年 - 2017年)
  2. 細野修平(2017年 - )

コンテンツ

『J+』の柱は「無料漫画作品」と「本誌電子版」で、後に「復刻作品」も加わり3本柱となる。一部の作品はグノシー・ニコニコ静画・cakesでも公開中。

ジャンプ+オリジナル作品
『J+』で新規配信される連載・読切の漫画作品。他媒体からの移籍作品、WJ作品のスピンオフ・番外編、コミカライズなども含む。
連載作品は週刊・隔週刊・月刊などそれぞれのペースで更新される。連載作家は、元WJ作家(松本直也・大石浩二ら)や他媒体でデビューした作家(遠藤達哉・賀来ゆうじら)、新人作家など。人気作はカラーページをもらうこともできる。本誌と比べて表現の規制は緩い。単行本収録部分は閲覧を制限することがある。
他誌連載作品
『週刊ヤングジャンプ』などの他誌の連載作品。週遅れなどの時間差で無料再配信を行っている。
インディーズ作品
インディーズ連載は担当編集が付くことなく連載できる、作家にとって自由度の高い連載枠。『ジャンプルーキー』の「連載争奪ランキング」で、毎月1位の作品に連載権が与えられる。報酬は原稿料と公開3日分の閲覧数を基準にした人気ボーナス金による。
復刻作品
過去に発表された連載作品・エピソード。
小説作品
ジャンプ ジェイ ブックスの小説作品。
週刊少年ジャンプ電子版
2014年27号以降の『WJ』電子版を単号と月間定期で販売している。毎号1作品以上のフルカラー作品を収録。なお、定期購読者は『GIGA』を無料閲覧できる。配信日は公式発売日の午前0時(2019年までは午前5時)。発売日と同時にデジタル配信するのは週刊少年漫画誌、集英社の定期刊行漫画誌としては初の試みである。広告など諸事情により配信されない部分もある。
電子書籍
ジャンプ コミックスなどの電子書籍を有料で販売している。当初はウェブ版のみだったが、2015年3月からアプリ版でも可能になった。

連載作品

  • 連載中の作品(休載中含む)は太字で表記
  • 原作などは、特記しない限り原作担当
  • デフォルトでの表示順は連載開始順。開始日が同じ場合にはウェブ版で上から表示されている順とする
  • 開始日・終了日はyyyy年mm月dd日を「yyyy.mm.dd」と略記(例:2014年9月22日→2014.09.22)
  • 移籍元/先については、備考欄で「←/→ 『移籍元/先の雑誌名』」の形で略記
  • 便宜上、一部の長い名称については改行する
  • 略称
    • LIVE:『ジャンプLIVE』 / SQ:『ジャンプSQ』 /SQ.19:『SQ.19』 / 最強:『最強ジャンプ』/ VJ:『Vジャンプ』 / GJ:『グランドジャンプ』 / GJP:『グランドジャンプPREMIUM』/ UJ:『ウルトラジャンプ』/ YJ:『週刊ヤングジャンプ』/ TJ:『となりのヤングジャンプ』/(いずれも集英社)

復刻作品

主に集英社の漫画作品を期間限定で復刻連載している。創刊時の復刻連載作品は、月曜『ドラゴンボール』、火曜『ONE PIECE』、水曜『DEATH NOTE』、木曜『ろくでなしBLUES』、金曜『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』、土曜『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』、日曜『ジョジョの奇妙な冒険』。

小説作品の復刻連載は以下の通り

主な読切作品

  • ここでは、連載化作品、メディア化作品、単行本化作品、本誌作品の最終回、本誌作品の番外編、+作品の番外編、ボイスコミック化作品、話題作などを挙げる
  • 原作などは、特記しない限り原作担当
  • デフォルトでの表示順は掲載順。掲載日が同じ場合にはウェブ版で上から表示されている順とする
  • 掲載日はyyyy年mm月dd日を「yyyy.mm.dd」と略記(例:2014年9月22日→2014.09.22)

映像化作品

アニメ化

テレビドラマ化

実写映画化

アニメ化予定(企画段階含)

単行本

通常、『J+』のオリジナル連載作品はジャンプ コミックスに収録される(一部例外あり)。通常のジャンプ コミックスとは異なり、「JUMP COMICS」のロゴの横に赤字で「+」のマークがついている。

『J+』リリース後の2014年11月、『LIVE』配信分を収録した『ラフダイヤモンド まんが学校にようこそ』1巻と『i・ショウジョ』3巻が発売された。最初に『J+』配信分を収録した単行本は2015年2月刊行の8タイトル。

DL数

iOS・Androidの合計ダウンロード(DL)数。

企画

アニメシナリオ大賞
次世代のアニメシナリオ作家発掘を目的としたシナリオコンテスト。アニマックスと共同開催(2014年12月1日 - 2015年3月31日)。大賞受賞者には賞金200万円を贈呈。大賞受賞作品は『J+』で漫画化、アニマックスでアニメ化を行う予定。
ジャンプ大復刻祭
復刻作品を決める企画(2014年12月20日 - 2015年1月5日)。編集部がTwitterでハッシュタグ「#ジャンプ復刻希望」を付されたツイートによって「編集部の胸を熱く震わせることができた」3作品 が『J+』で復刻連載された。
ジャンプフェスタ2015スーパーステージ配信
2014年ジャンプフェスタの3ステージ を配信(2015年1月4日 - 31日限定)。
ジャンプフェスタ2015ジャンプ+ステージ配信
2014年ジャンプフェスタの2ステージ を配信(2015年1月18日 - 31日限定)。
少年ジャンプ+1周年記念。7作品 の各1巻を無料配信(9月14日 - 9月27日)。
君のスマホカバーやスマホに先生がサインしてプレゼント
少年ジャンプ+1周年記念。抽選で1名ずつにスマホ・タブレット・カバーに少年ジャンプ+作家が直筆サインを描く企画(9月19日 - 10月2日)。
9作品1巻無料キャンペーン
少年ジャンプ+1周年記念。9作品 の各1巻を日替わりで無料配信(9月21日 - 9月29日)。
ニコニコ生放送企画
少年ジャンプ+1周年記念。10月3日17時 - 放送。マックスむらいをはじめとした出演者が『少年ジャンプ+』作品の魅力を伝える番組。それに伴い、10月3日限定で『ピューと吹く!ジャガー』1巻と『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』1巻を無料配信。
ジャンプアプリ開発コンテスト
新アプリ開発のコンテスト。
マンガテック
スタートアップを支援するプログラム。
NEXTステップ
連載経験者の登用企画。

ジャンプルーキー!

ジャンプルーキー!(『ルーキー』) は『少年ジャンプ+』のコンテンツ。集英社が運営するウェブコミック投稿サイト。

概要

利用規約・利用ガイドライン を守り、漫画の体裁が保たれていれば、ウェブブラウザを通じていつでもオリジナル漫画を投稿・公開できる。ページ数・話数の縛りはない。サイト内で漫画賞も開催している。

WJ編集部は新人発掘の2本柱「持ち込み」「漫画賞」に次ぐ第3の柱として、デジタル媒体でしか発掘できない才能を発掘・育成し、ヒット作を生み出したいとしている。投稿作品は編集部が一通り読んでおり、一部作品には編集者が評価した部分に応じて印が付く。

『ルーキー』の技術開発は株式会社はてなが担当した。『J+』と同じく、最後まで読んだ読者は「いいジャン!」ボタンを押して気に入った作品を評価をすることができる。また、独自の機能として作品の「お気に入り」登録も可能。『ルーキー』のシステムは漫画投稿サイト「あしたのヤングジャンプ」 にも転用され、同一のアカウントで作品を投稿できる。

オープン3周年からの時点で22人の連載作家(予定含む)を輩出し、累計投稿作品は11522作品、累計投稿者数は2986名に及んだ。

商業作家が作品(商業作品含む)を投稿することがある。プレオープン時には編集部によってJUMPトレジャー新人漫画賞作品の一部が投稿された。

沿革

  • 2014年
    • 9月22日(『J+』創刊日) - ベータ版 公開。作品応募受付開始
    • 11月27日 - プレオープン。投稿作品が『J+』のウェブ・アプリ上で公開
  • 2015年
    • 1月15日 - 最初(2014年12月期、9月22日 - 12月31日募集)の「月間ルーキー賞」結果発表
    • 12月22日 - 第1回「少年ジャンプ+連載グランプリ」(6月16日 - 8月24日募集)結果発表
  • 2018年
    • 5月7日 - 『少年ジャンプルーキー』から『ジャンプルーキー!』へ名称変更。また、同名のアプリを配信開始

月間ルーキー賞

月間ルーキー賞(Monthly Rookie Grand Prix、「月間賞」) は、少年ジャンプルーキーが毎月開催する漫画賞。

作品は1話を投稿した月ごとに「ルーキー賞候補作品選定用ランキング(月間賞ランキング)」で順位づけられる。このランキングは閲覧・「いいジャン!」・「お気に入り」の数、編集部の評価などを元に独自のアルゴリズム(詳細は非公開)によって算出され、1日単位で変動する。

募集は毎月1日から末日まで。7日から月間賞ランキングが公開される。翌月1日の同ランキング上位10作品が最終候補となり、中旬にWJ編集部が最終候補の作品講評と受賞選考を行う。商業誌掲載作品・単行本収録作品は最終候補に入っても賞の対象外になることがある。

賞の種類
受賞一覧
  • 順位は月間賞ランキングの順位を指す
  • 〉金:ゴールドルーキー賞、銀:シルバールーキー賞、銅:ブロンズルーキー賞、期:編集部期待賞
  • 掲載は特筆がない限り『J+』での配信日

その他の賞

少年ジャンプに絶対載るギャグ賞
少年ジャンプルーキーが開催するギャグ漫画賞。対象は募集期間に「コメディ・ギャグ」として投稿された7 - 17ページの読切作品。対象作品は『月間賞』にも自動エントリーされる。審査員は『WJ』歴代ヒットギャグ漫画の初代担当者ら。
最終候補に残った作品は講評される。また、No.1作品は賞金10万円で『WJ』紙版または電子版に掲載される。
少年ジャンプ+連載グランプリ(『連載GP』)
少年ジャンプルーキーが開催する漫画賞。『ルーキー』『J+』の読者投票、編集者による連載会議を勝ち抜いた作品が『J+』連載権を獲得する企画。『連載GP』エントリー作品は『月間賞』にエントリーできない。第2回からはpixivでの投稿も受け付けている。2021年から連載オーディションとなっている。
矢吹健太朗漫画賞
少年ジャンプルーキーが開催する漫画賞。審査員は矢吹健太朗。
うすた京介漫画賞
少年ジャンプルーキーが開催する漫画賞。審査員はうすた京介。賞の種類・内容は矢吹健太朗漫画賞と同じ
松井優征漫画賞
少年ジャンプルーキーが開催する漫画賞。審査員は松井優征。賞の種類・内容は矢吹健太朗漫画賞と同じ
少年ジャンプルーキー×J SPORTS スポーツマンガ賞(「スポーツマンガ賞」)
少年ジャンプルーキーとスポーツ専門チャンネル「J SPORTS」が開催する漫画賞
ジャンプ世界一マンガ賞
『wJ』創刊50周年と『ジャンプPAINT』のリリースを記念して開催された賞。作品は『ルーキー』で公開された。審査委員長は岸本斉史。日本語を含め8つの言語から募集した。募集期間は2017年6月22日 - 2018年1月5日。
ジャンプPAINT画力マンガ賞
少年ジャンプルーキーが開催する漫画賞。画力のみを評価する企画。
ジャンプ縦スクロール漫画賞
少年ジャンプルーキーが開催する漫画賞。縦スクロール漫画のみを募集する企画。第2回は「テンセント動漫」(中国)と共同開催として、日本語と中国語で作品を募集した。
アナログ部門賞
少年ジャンプルーキーが2018年から2021年まで年2回開催していた漫画賞。アナログ原稿の漫画を募集する企画。

事件

『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!』女子トイレマーク炎上事件
詳細はすすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!#3話について参照
2017年4月19日掲載の『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!』(サクライタケシ)3話が批判により差し替えられた事件。
「画太郎ババァタワーバトル」配信停止事件
『星の王子さま』(漫☆画太郎)2巻発売記念としてスマホゲーム「画太郎ババァタワーバトル」(2018年6月4日配信) が、リリース初日に「『どうぶつタワーバトル』の開発者に対する敬意と配慮に欠けた内容でリリースしてしまったため」配信停止となった。
ゲーム業界では、ヒット作に似たゲームが次々リリースされるのは「よくあること」とされるが、本家「どうぶつタワーバトル」の作者の了承なしにリリースされたことで本アプリが「パロディ」「リスペクト」ではなく「パクリ」とユーザーに見られてしまったため配信停止に至ったのではないか、とスマホゲームのサービス終了に詳しい「怪しい隣人」は語っている。

評価

リリース前からネット上で盛り上がりを見せ、創刊日には一部で大きな反響があり編集部を驚かせた。DL数・本誌電子版購買数・『ルーキー』投稿数(2014年12月期)などは編集部の見込みを大幅に上回り、リリース1か月で年間目標を達成した。2015年1月現在、安定的な運営が可能なほど黒字を確保しており、成功の背景にはコンテンツの強さがあるとされている。日本国内における一般アプリ(ゲームを除く)の月間売上ランキングでは、2015年9月に11位、同年10月には8位と上位にランクインしている。『WJ』が発売される月曜日は、特に売上が多い傾向がある。

2015年1月(260万DL)時点で、オリジナル漫画を配信する日本のアプリでは3番目にDL数が多く、UWA(週に1度以上アプリを利用するユーザー数)は100万(約4割)に達していた。2015年9月、400万DLを突破した。2015年8月現在、登録者数は10万人以上。

『J+』リリースは2014年の電子書籍業界にとって重要な出来事の一つとされている。特に本誌の電子版同時配信は週刊少年漫画誌では初の試みとして注目された。

2014年、JEPA電子出版アワード「スーパー・コンテンツ賞」を受賞した。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 少年ジャンプ+
  • ジャンプルーキー!
  • ニコニコでも少年ジャンプ+ - ニコニコ静画
  • 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) - X(旧Twitter)
  • 少年ジャンプ+ (shonenjump.plus) - Facebook
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Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 少年ジャンプ+ by Wikipedia (Historical)


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