宗像市(むなかたし)は、福岡県の宗像地方(福岡地方北東部)に位置する市である。北九州・福岡大都市圏に属す。
福岡県の福岡市と北九州市の中間に位置し、響灘・玄界灘に臨む都市であり、大島・地島・沖ノ島も市域に含まれ、東郷地区と赤間地区に主な市街地が形成されている。市制施行前は宗像郡であり、この地域の中心都市である。
福岡都市圏・北九州都市圏(関門都市圏)に属し、両都市圏の10%圏域に属している。北九州市を中心とする北九州都市圏のベッドタウンとして発展してきたが、近年は福岡市を中心とする福岡都市圏の発展に伴い、福岡都市圏のベッドタウンとしても発展を続ける。両都市の中間地点であり、交通の便が良好であることから、人口が増加している。
市内は観光資源が豊富で、海上安全・交通安全の守護神とされる世界遺産に登録された宗像大社もある。歴史的に日韓友好に尽力していて、また、近年は日新(日本・ニュージーランド)や日勃(日本・ブルガリア)友好にも力を入れている。
国民健康保険制度の参考にされた定札制度が、かつて実施されていた地域である。
夏場の降水量は比較的多く、真夏日も多く現れるため太平洋側気候の特徴を見せるが、冬場は日本海(玄界灘)から北西の季節風が吹きつけるため、曇天の日が多く雨・雪の降る日もあり、冬場の日照時間が短いなどの日本海側気候の特徴も見せる。また日本海沿岸部であるため冬型時は強風(風雪)、波浪注意報が発表されることが多く、時には暴風(暴風雪)・波浪警報が発表される事もある。夏 - 秋にかけては台風の影響も受けやすい。年降水量は1700mm程度で年平均気温は16度前後。
古代より中国や朝鮮との貿易で繁栄した地域で知られ、魏志倭人伝の末盧国と比定する歴史研究者もいる。
宗像大社の神領で世界文化遺産の沖ノ島を持つ。飛鳥時代には、宗像大社が九州唯一の神郡に指定されその範囲は東は遠賀川、南は宮若市、西は新宮町に及んだ。戦国時代には宗像大社の大宮司・宗像氏貞が有力な大名として蔦ヶ嶽城(現・城山)に城を構え、遠賀・鞍手を含む全宗像を他の大名(立花道雪や大友氏など)の侵略から護った。山田事件などが起こったこともあり、怪談話が多い事でも有名である。
宗像の地名の由来は、宗像三女神の降臨・鎮座に際してその形代を奉斎したことにより、「身の形」・「身の像」と称したことによる。
玄海町との合併前は、人口に対し市役所職員の割合が全国でもっとも少ない市であった。
議会運営委員会の他に、常設の3つの常任委員会と特別委員会が設置されている。
宗像市の中心拠点と位置付けられた地域である。
赤間駅の北西には「くりえいと宗像」という商業特区があり、サンリブくりえいと宗像や飲食店、生活雑貨店、ゲームセンターなどのロードサイド店舗や医療施設が集積し、駅の南にはビバモール赤間がある。
赤間駅の南側の1965年(昭和40年代の高度経済成長期)から開発された住宅地が中心の地域である。北部地域は赤間地区から分離した土地で南部は南郷地区から分離した区域である。開発が早かった地域が赤間地区の田久だったこと、住民の殆どが赤間駅利用者であるため赤間地区に含まれる場合もある。
宗像市南部に位置し、釣川支流の朝町川・高瀬川が流れる。北は東郷、南は宮若市山口、東は赤間、西は福津市と接する。宮若市山口と生活圏が一体である。また、国道3号線の宗像バイパスがあり飲食店、遊戯施設等のロードサイド店舗が多いため、休日は人で賑わう。
宗像市民図書館は、宗像ユリックス図書館を中心として、えほんのへや、須恵分館、深田分館で構成されている。
赤間駅より東郷駅のほうが宗像市役所に近く、JTB時刻表でも東郷駅を中心駅としているが、乗降客数や特急列車の停車本数は赤間駅のほうが多い。
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