新しくアカウントを作成する際には、まず利用者名(ユーザー名、アカウント名などとも)を決めなければなりません。ここでは利用者名を決定する際に守らなければならない点について述べています。アカウントを作成することの利点とアカウント作成方法については、Help:ログインを参照してください。
あなたがログインしている間に行ったすべての編集作業に対し、履歴に利用者名が残ります。これには、説明責任という意味もあります。また著作権管理の観点からも便利です。例えば、誰かがあなたの投稿をウィキペディアでの著作権の下で許可されていない方法で使用したい時には、その人はあなたの会話ページで依頼することができます。GFDLでは著者に対して相応の敬意を払うことを推奨していますので、あなたの利用者名が著作権表示に使用されます。
この他、発言に署名する時にもあなたの利用者名が現れます。
利用者名の決定は熟慮して慎重に行ってください。あなたが自分の匿名性をどの程度守りたいかに応じて、実名やよく使っているあだ名、ハンドルネームなどを使用することもできますし、ウィキペディア以外のどこでも使っていない名前を使用することもできます。実名については実名の節を参照してください。
実名を用いないことにした場合、自分が使いやすい名前をある程度自由に選ぶことが出来ますが、他の利用者が気持ちよく受け止めることができ、ウィキペディアの運営に支障を来さない名前である必要があります。他の利用者が問題としかねないような名前は、他の利用者に悪印象を与える可能性が高く、そのようなトラブルを避けることはあなた自身のために大切なことです。
利用者名を選択する際には、希望する利用者名と同一あるいは類似の利用者名がすでに取得されていないか、事前に登録利用者の一覧で確認することをお勧めします。
登録した後にウィキペディア投稿に相応しくないと思ったら、変更も可能です(#利用者名の変更の節を参照して下さい)。
実名を使用すると、投稿を実在の個人と結びつけやすくなります。後から利用者名を変更することは可能ですが、変更前の名前での署名は新しい名前への転送としてそのまま残り続け、また変更のログは通常公開されます。
存命中の著名人の名前を利用者名とすべきではありません。そのような利用者名で登録した場合、なりすましを防止するために投稿ブロックされる可能性がありますので、ご注意ください。例外として、それが本当にあなたの実名で、かつあなたがその著名人であるかないかを明らかにする場合は使用が認められています。ただし、あなたが本当にその著名人本人である、もしくはその名前であると証明する必要が生じるかもしれません。
ウィキペディアを企業やグループなどの宣伝に利用することは認められておらず、宣伝行為のみを行うアカウントは投稿ブロックの対象になります。商号、グループ名、商標、ドメイン名等の固有名詞を利用者名とした記事の執筆や意見表明は、当該団体等を代表するものと誤認される可能性がありますので、推奨される行為ではなく、状況によっては他の利用者から問題とされるかもしれません。
なお、企業やグループなどでアカウントを共有することは認められていません。#アカウントの共有の節を参照してください。
既存の利用者名とまったく同じ利用者名は登録できませんが、荒らしの被害などを避けるために、既存の利用者名とよく似た利用者名も管理者にしか作成することが出来ません。このような利用者名をどうしても取得したい場合は、管理者に依頼する必要があります。
ただし、ウィキペディアでは、現在活動中の投稿者・ウィキメディア財団関係者と紛らわしい利用者名を「許可していません」。あなたが使いたい名前や、それと混同されるような名前がすでに誰かに使われている場合は、残念ですが、別の名前を選んでください。
また、IPアドレスと類似または合致しているアラビア数字の羅列を利用者名にした場合、IPユーザー(ログインしていない利用者)と誤解されてしまう可能性が高くなります。この誤解により、即時削除の対象である「IPユーザーの利用者ページ」として利用者ページを即時削除されそうになったり、編集履歴や議論の場において類似しているIPそのものから接続するIPユーザと同一視されたり、ウィキペディア内での投票の場で投票権がないと誤認されたりするおそれがあり、あなたのみならず、他の利用者をも困惑させることがあります。利用者名の主な目的は、投稿者を識別・区別することですから、IPユーザーと誤解されがちな利用者名の取得は推奨しません。
現在使われている利用者名は、特別:Listusersで確認することが出来ます。また、全ウィキメディア・プロジェクトで利用できる統一アカウントに使われている利用者名は、特別:GlobalUsersで確認することができます。
ウィキペディアでは、紛らわしい名前、誤解を招く名前、宣伝目的の名前、他者を不快にさせるような名前、プロジェクト進行を阻害する名前は認めていません。
以上のルールは、利用者名そのものと署名の両方に適用されます。日本語以外の言語で不適切な内容を持つ利用者名や、当て字、綴り変えなどを用いている不適切な名前、間接的に不適切な内容を表現している名前なども、不適切と見なされます。
ウィキペディアは世界中の人が読む資料ですから、異なる文化・宗教・民族に属する人に対して不快にさせる可能性があるような名前は何であれ利用者名に選ぶのは避けるように心がけてください。失礼な名前や無神経な名前をつけないことは簡単にできます。あなたは、一つのコミュニティの中にいることを忘れないでください。あなたが自分の信条について敬意を払ってほしいように、ウィキペディアの全ての利用者に対しても敬意を払ってください。
何が適切で何が不適切かの決定は、最終的には利用者コミュニティの合意に基づきます。利用者名についてコミュニティの合意を求めたい時にはWikipedia:コメント依頼を利用してください。
誰の目にも不適切な利用者名は、Wikipedia:管理者伝言板#不適切な利用者名にて説明を沿えた上で報告します。任意の管理者はWikipedia:投稿ブロックの方針に照らして不適切であれば、ユーザーネームブロックとしてアカウントに対する即時ブロック(および各種ログの不可視化)を行うことができます。
不適切な可能性があるものの、議論の余地がある場合、即座にブロックすることはできません。まずアカウント作成者と話し合い、この利用者名の方針について周知し、別のより適切な利用者名を自主的に取得することをアカウント作成者に勧めてください。説得に失敗した場合には、Wikipedia:コメント依頼にてコミュニティの意見を求め、そこで合意が得られた場合には、問題の利用者に利用者名変更を要求することが慣習となっています。
利用者名にアルファベットなど大文字小文字の区別がある文字を使用する場合、先頭の文字は強制的に大文字になります。また、"_"(半角アンダーバー)は、" "(半角スペース)に置き換えられます。また半角記号では@
、/
、#
、<
、>
、[
、]
、|
、{
、}
、:
が使用できません。なお、署名時にはあなたが本来望んでいる表記を用いるように設定することも可能です(Wikipedia:署名を参照してください)。
漢字、仮名、アルファベットなど日本語環境で一般に使う以外の文字(アラビア文字、キリル文字、ギリシャ文字など)も利用者名に利用できますが、複数の言語体系の文字を同時に含む利用者名は管理者以外には取得できません。これは例えば「Example」(すべて英字)に対して「Εхаmрle」(ギリシャ文字・キリル文字・英字混成)などの紛らわしい利用者名を取得することを防止するためですが(上記参照)、これにより、漢字や仮名と、英字を混ぜて使うこともできません。ただし、これらの制限にふれるアカウントでも、一度取得されれば問題なく使用できます。
日本語環境で一般に使われない文字については、他の利用者の大半はその文字を読めず、環境によっては正しく表示できないことに配慮してください。
利用者名には次のような文字数の制限があります。
利用者名の変更はグローバル利用者名変更者とスチュワードのみが行えます。利用者名を変更する必要がある時には、グローバルな利用者名変更の方針に基づき、特別:グローバル利用者名変更依頼にて依頼をしてください。既存アカウントの収用が必要な場合はメタウィキの依頼ページにて依頼をしてください。変更手続きの説明はWikipedia:利用者名変更の手引きを参照してください。
アカウントを削除することはできません。削除できない理由の一つは、ライセンスの都合上、全ての投稿記録を保持しなければならないからです。ただし、利用者ページと利用者の会話ページの削除を依頼することは出来ます。詳しくはWikipedia:利用者ページを参照してください。
アカウントは個人での使用に限られます。アカウントやパスワードを共有することは認められておらず、発覚した場合、Wikipedia:投稿ブロックの方針により投稿ブロックされます。
アカウントを複数所有すること自体は禁止されていませんが、充分な理由がない場合にはあまり推奨されていない行為です。また複数アカウントを利用した多重投票、議論かく乱等は禁止されています。詳しくはWikipedia:多重アカウントを参照してください。
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