「カレンダー・ガール」(英: Calendar Girl)は、ニール・セダカが1960年12月に発表した楽曲。翌年2月に全米4位を記録した。セダカが作曲を手掛け、ハワード・グリーンフィールドが作詞を行った。日本でも複数の歌手によるカバーバージョンが発売され、大ヒットした。
解説
ガールフレンドに向けてのメッセージを各月の行事を交えて表現した楽曲で、音楽出版社によれば「毎日毎日、君を愛していると歌われるハッピーなラブ・ソング」と評されている。以下のように、各月の風習などが同音異義語を交えて歌詞に織り込まれている。
- 1月 - 「start the year」
- 2月 - バレンタイン
- 3月 - 「march」(行進)
- 4月 - イースター
- 5月 - 「maybe」(もしも)
- 6月 - ジュニア・プロム(プロムとは学年度末に催される高校生のダンスパーティー。卒業の前の年はジュニア・プロムと呼ばれる)
- 7月 - ファイヤークラッカー(爆竹。アメリカ合衆国の独立記念日を祝うアイテム)
- 8月 - ビーチ
- 9月 - スウィート・シックスティーン(新学年などの節目に行う16歳の女性の成人祝い)
- 10月 - ハロウィン
- 11月 - サンクスギビング(歌詞はI'll give thanks)
- 12月 - クリスマス
主なカバー・バージョン
- 坂本九、ダニー飯田とパラダイス・キング - 1961年 日本語版(星加ルミ子訳詞) シングル『カレンダー・ガール/悲しきあしおと』(B面曲の歌唱は佐野修、ダニー飯田とパラダイス・キング)
- スリー・グレイセス - 1961年 日本語版(みナみカズみ訳詞) シングル『カレンダー・ガール/ズビ・ズビ・ズー』。
- ミッキー・カーチス - 1961年 日本語版(漣健児訳詞) シングル『カレンダー・ガール/素敵なひととき』(B面曲の歌唱は島田マリ)
- ペトゥラ・クラーク - 1961年 フランス語版 仏題『Tout au long du Calendrier』
- Sven-Ingvars Kvartett - 1961年
- シルヴィ・ヴァルタン - シングルとしてリリース。1962年
- 黒沢浩 - 1977年 日本語版(杉山政美訳詞)アルバム『JACK & BETTY』収録
- マイク・ラヴ - 1981年 アルバム『Looking Back with Love』収録
- ゴールデン・ハーフ - 2005年のアルバム『アダム&イヴ〜ポール・アンカ、ニール・セダカを唄う』に収録された。
- Aimer - 2012年 アルバム『Bitter & Sweet』収録
脚注
関連項目
. Source: