「王将一代」(おうしょういちだい)は、1955年10月2日公開の日本映画。製作は新東宝。116分。
北條秀司が1947年に発表した戯曲『王将』の二度目の映画化である。戯曲版で坂田三吉を演じた辰巳柳太郎、入江名人役の島田正吾など、新国劇のキャストが主要な役を演じている。
戯曲『王将』第1部・第2部・第3部の映画化となる。本来、坂田の死去まで描き二部作で製作する予定だったが、撮影していた後編部分が現像に失敗したこともあり、実現せず、一作にまとめたため、原作の第3部の冒頭での、坂田の弟子が事故で死去する場面(原作では機関車の事故、映画では自動車事故)で終わっている。
1952年、伊藤大輔による阪東妻三郎主演による1948年の映画『王将』の続編『王将一代』を松竹で製作する企画があり、部分的に撮影まで行われたが、阪東の病気により製作中止に。その後、日活でも企画されたが、最終的に新東宝の当作品となった。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou