タイラー・ジョゼフ・ビーディ(Tyler Joseph Beede, 英語発音: [ˈtaɪlɚ ˈbidi]; 1993年5月23日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウースター出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのクリーブランド・ガーディアンズ所属。
妻は女優のアリー・デベリー。
2011年のMLBドラフト1巡目(全体21位)でトロント・ブルージェイズから指名された。が、ヴァンダービルト大学へ進学した。2013年には第39回日米大学野球選手権大会のメンバーとして来日している。
2014年のMLBドラフト1巡目(全体14位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、7月11日に契約。契約後は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツでプロデビュー。8月にA-級セイラム=カイザー・ボルケーノズへ昇格した。
2015年はA+級サンノゼ・ジャイアンツでプレー後、6月にAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズへ昇格。AA級リッチモンドで13試合に先発登板し、3勝8敗、防御率5.23、49奪三振だった。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに選出された。
2016年はAA級リッチモンドで24試合に登板し、8勝7敗、防御率2.81、135奪三振だった。
2017年はAAA級サクラメント・リバーキャッツで19試合に登板し、6勝7敗、防御率4.79、83奪三振だった。オフはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐためにジャイアンツとメジャー契約を結び、40人枠入りした。
2018年はA+級サンノゼで1試合に登板後、AAA級サクラメントへ昇格。4月10日にメジャーへ昇格し、同日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。4回を投げ、3安打2失点5四球3奪三振だった。続く15日のサンディエゴ・パドレス戦では、3.2回を6安打5失点3四球6奪三振で降板し、翌16日にAAA級サクラメントへ降格。5月30日に再びメジャーへ昇格するも、登板機会のないまま翌31日にAAA級サクラメントへ降格した。この年メジャーでは2試合に先発登板して0勝1敗、防御率8.22、9奪三振を記録した。
2019年は24試合(先発22試合)に登板して5勝10敗、防御率5.08、113奪三振を記録した。
2020年3月19日、右肘のトミー・ジョン手術を受けることを発表し、シーズン全休が決定的となった。
2021年7月6日にメジャーのアクティブ・ロースターに登録され、10日のワシントン・ナショナルズ戦で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした。
2022年5月6日にDFAとなった。
同月12日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツに移籍した。移籍後は25試合に登板したが、9月15日にDFAとなり、22日にマイナー契約で残留したが、10月6日にFAとなった。
2022年12月5日に読売ジャイアンツが獲得を発表した。背番号は33。
2023年は開幕投手が有力視されていた菅野智之の不調に伴い、監督の原辰徳はビーディを開幕投手にすることを発表した。巨人の外国人投手では2017年のマイルズ・マイコラス以来で、NPBに在籍経験のない外国人選手では球団史上初、NPB全体でもマット・キーオ(阪神タイガース・1987年)、ボブ・ウォルコット(大阪近鉄バファローズ・2000年)、ブライアン・ロドリゲス(北海道日本ハムファイターズ・2018年)に続き4人目であった。開幕戦は6回2失点で勝敗はつかなかった。その後も先発ローテ入りしていたが、5回まで投げても味方の援護が無い試合が多く、0勝4敗の段階で5月から二軍調整となった。6月に再昇格してからはもっぱら中継ぎとして登板し7ホールドを挙げるなど一定の存在感を示していたものの、結局未勝利のままシーズンを終えた。最終成績は30試合に登板(うち6先発)し、0勝6敗7ホールド1セーブ、防御率3.99となった。さらに12月1日に公示された保留選手名簿から外れ自由契約となった。
2024年1月27日にクリーブランド・ガーディアンズとマイナー契約を結び、メジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。3月28日にメジャーへ昇格。
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