あたらしい党(あたらしいとう)は、東京都の地域政党。日本で初めてクラウドファンディングを利用して設立された政党である。
都民ファーストの会を離党後、無所属で活動していた音喜多駿東京都議会議員が、2018年10月に結党。音喜多は党の設立にあたり、「都民ファーストの会などに期待した有権者が行き場を失っている。真の改革政党が必要だ」などと述べた。
2019年4月の第19回統一地方選挙では、代表の音喜多が党公認で北区長選挙に立候補したほか、東京都内を中心とした地方自治体議員選挙に候補者を擁立。投開票の結果、音喜多は落選したが、地方議員選では16名の公認・推薦候補のうち10名が当選した(所属地方議員:10名)。
同年夏の第25回参議院議員通常選挙では、音喜多があたらしい党代表の肩書のまま、日本維新の会公認で東京都選挙区から立候補し、当選。
一方、同年8月5日には、結党時からの所属議員で、統一地方選では党推薦で再選していた伊藤陽平新宿区議会議員が正式に離党を発表した(所属地方議員:9名)。その後も議員の離脱が相次ぎ、10月1日には岡山県津山市議の三浦拓が、12月8日には党幹事長で北区議会議員の駒崎美紀が離党している(所属地方議員:7名)。
2020年2月29日、維新との連携方法などの今後の党方針についての信を問うとして音喜多が代表を辞任し、代表選挙が実施された。3月14日の投開票の結果、音喜多が渋谷区議会議員の橋本侑樹を破り、代表に再任した。7月23日には橋本が離党したことを明らかにした(所属地方議員:6名)。
2021年2月28日、音喜多が同年1月の千代田区議補選の候補者擁立を巡る混乱を受け、党代表を辞任し、自身の党籍は維新に一本化することを発表した。後任の代表には中央区議会議員の高橋元気が就任した。
3月31日、音喜多と同様に維新との二重党籍であった佐藤古都北区都政対策委員があたらしい党を離党。4月には荒川区議会で、6月には江東区議会で維新との統一会派を解消した。一方で2021年8月には埼玉県美里町議会議員の新井英行が維新に入党した(維新・あたらしい党の二重党籍)。
12月2日、前月の葛飾区議会議員選挙で党推薦で当選した小川優太が入党(所属地方議員:7名)。
2023年4月の第20回統一地方選挙では、現職6人と新人1人を擁立し、全員が当選した(所属地方議員:8名)。
2023年9月24日、高橋元気・現代表の任期満了に伴い、党員総会が開催され、新しい代表に宮本舜馬荒川区議が選任されたことを発表した。
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