虎ノ門ヒルズ駅(とらのもんヒルズえき)は、東京都港区虎ノ門一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の駅である。駅番号はH 06。
森ビルが建設費用の大半を負担する請願駅として建設された。
長さ147 mの相対式ホーム2面2線(幅は1番線側が最大約8 m、2番線側が約4 m)を有する地下駅。
ホームは地下1階、改札は地下2階にあり、出入口は「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」と一体化しているほか、改札外に銀座線虎ノ門駅や東京BRTのバスターミナル(「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」内)に通じる地下連絡通路(約440 m)が設置されている。
2020年の暫定開業時は地下1階のみの供用で、ホームの中目黒寄りに上下線それぞれ地上直結の改札・出入口(A1・A2出入口)が暫定的に設けられていた。また改札内での上下ホーム間の移動はできず、1番線ホームには虎ノ門駅への地下連絡通路に直結する改札があった一方で、2番線ホームと虎ノ門駅の往来は地上を経由する必要があった。2023年の最終完成時に地下1階の改札・出入口は全て閉鎖され、地下2階の改札1か所に集約されるとともに、地下連絡通路も地下2階を介して接続する形となった。
当駅の建設工事の事業主体は都市再生機構で、施工は土木工事と地下施設の建築工事を鹿島・大林組共同企業体が、地上施設の建築工事を大和リースとフジタが担当している(設計・工事は都市再生機構が東京地下鉄に委託)。2020年東京オリンピック・パラリンピック前の開業に間に合わせるように効率的な施工が求められたため、地下1階では建築工事、地下2階では土木工事と別々の作業をする重層施工を採用している。地下1階の建築工事は、土留め壁を設けて掘削を行う開削工法を採用した。また、営業運転中の列車と乗客の安全を確保するため,工事は既設構造物への影響が少ないアンダーピニング工法を採用し、日比谷線の荷重を受けながら掘削を実施した。総工費は約360億円を見込む。
(出典:東京メトロ:構内図)
開業当初からスイッチ制作の発車メロディ(発車サイン音)を使用している。
曲は1番線が「輝く都市」、2番線が「夏雲」(いずれも福嶋尚哉作曲)である。
2022年度の1日平均乗降人員は34,454人であり、東京メトロ全130駅中97位。
開業後の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通りである。
虎ノ門ヒルズビジネスタワー1階のバスターミナルと地下通路で直結している。バスターミナルには東京BRT(ナンバリング:B11)、羽田空港連絡のリムジンバスが発着している。
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