片山 雄哉(かたやま ゆうや、1994年6月18日 - )は、愛知県安城市出身のプロ野球選手(捕手)。右投左打。阪神タイガース所属。
安城市立桜町小学校3年時に「横山北ソフトボール」に入団しソフトボールを始める。安城市立安城南中学校では軟式野球部へ入部し野球に転向、捕手を務めた。
愛知県立刈谷工業高校時代は全国大会と縁がなく、卒業後は至学館大学短期大学部へ進学。後に至学館大学へ編入する予定であったもののそのまま卒業、在籍2年で野球部を退部し、BCリーグ・福井ミラクルエレファンツへ入団した。背番号は22。
2015年には、捕手兼外野手としてリーグ戦39試合に出場したが、打率.164に終わった。
2016年には、阪神タイガースから派遣された藤井彰人がバッテリーコーチに就任したことを機に捕手へ専念。リーグ戦58試合の出場で打率.271を記録し、プロ初本塁打を皮切りに2本塁打を放つ。
2017年にはリーグ戦49試合の出場で打率.285、5本塁打の成績を残した。しかし、NPBのドラフト会議で指名されるまでに至らなかった。
2018年には、リーグ戦64試合に出場。前年までの反省から意識改革とトレーニングに励んだ結果、打率.330、14本塁打、62打点、18盗塁とほとんどの打撃部門で自己最高の成績を残した。
2018年のNPB育成ドラフト会議で、阪神タイガースから1巡目で指名。支度金200万円、年俸300万円(金額は推定)で育成選手として入団した。背番号は122。
2019年、高知県安芸市での二軍春季キャンプに参加。キャンプ中の実戦では3試合連続で3安打を放つなどアピールし、二軍監督の平田勝男から同キャンプMVPに選ばれた。キャンプ後の教育リーグでは主に指名打者として起用され、ウエスタン・リーグの公式戦では育成選手ながら4月上旬から一時4番打者に抜擢。後に調子を落としたものの、7月11日のフレッシュオールスターゲーム(楽天生命パーク)では、ウエスタン・リーグ選抜の捕手として途中出場を果たした。7月30日、支配下選手契約を締結したことが球団から発表された。背番号は95。最終的にウエスタン・リーグ75試合に出場し、打率.202、5本塁打、17打点、40安打、長打率.313、出塁率.251の成績だった。
2020年はキャンプは一軍スタートとなったが、レギュラーシーズンでの一軍昇格はなく、ウエスタン・リーグ55試合に出場し、打率.220、2本塁打、19打点の成績だった。
2021年、2月21日に行われた三菱自動車倉敷オーシャンズとの練習試合で打席でスイングした際に右手を痛め、検査の結果、右手有鈎骨の骨折と診断された。
2022年、5月21日付の公示でプロ入り後初めて一軍に昇格した。
2023年は打撃向上を掲げてシーズンに臨み、ウエスタンリーグで79試合に出場し、0本塁打ながら163打数47安打で自身最高の打率.288を記録した。しかし、一軍出場はなくシーズンを終えた。
俊足強打の打撃型捕手。50m走で6.1秒を記録し、また二塁送球1.8秒を記録する強肩を持ち合わせる。
打撃では、アッパー気味にも見える豪快なフルスイングが持ち味。実際はレベルスイングになっているものの、本人は「ボールのやや下を上に上げる感じ」と説明しており、「遠くに飛ばしたい、ホームラン打ちたい、強い打球を打ちたいってやったのが自然にああなった」とも語っている。
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