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グレーターロンドン (競走馬)


グレーターロンドン (競走馬)


グレーターロンドンGreater London)は、日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2018年の中京記念(GIII)。馬名の意味は「大+母名の一部。母ロンドンブリッジをしのぐ活躍を願って」。

半姉に2004年の優駿牝馬を制したダイワエルシエーロがいる。さらに、全姉ブリッツフィナーレの産駒には2017年の菊花賞を制したキセキと2023年のマーメイドステークスを制したビッグリボンがいる良血馬である。

戦績

2012年5月23日に北海道日高町の下河辺牧場で誕生。姉のダイワエルシエーロと同様、遅生まれのため育成中は他の馬と比べて小柄であった。

美浦・大竹正博厩舎に入厩。3歳2月のデビュー戦(東京芝1600m)を快勝。「遅れてきたダービー馬候補」との呼び声も上がったが、2戦目の山吹賞(500万下)は落鉄の影響もあって2着に敗れ、レース後にソエの症状も出たため休養に入る。秋に復帰し、500万下を勝利して2勝目を挙げるが、その後蹄葉炎を発症して1年間の長期休養を強いられる。関係者の努力により回復して復帰にこぎつけることができたが、以後蹄の慢性的な不安に引退まで悩まされることになる。

2016年11月の500万条件戦で復帰を果たしてからは鋭い末脚を武器に怒涛の5連勝を遂げ、「マイル界のニューヒーロー」「第二のモーリス」として競馬ファンの期待を集めた。ダービー卿チャレンジトロフィーをソエの影響で回避し、ぶっつけでの挑戦となった2017年の安田記念で4着に終わり連勝はストップしたものの、勝ち馬サトノアラジンからは0.1秒差であった。秋初戦の毎日王冠でも上がり3F最速タイの32秒6の末脚を繰り出してリアルスティール、サトノアラジンのGI馬2頭に次ぐ3着に入った。しかし、極度の不良馬場で行われた天皇賞(秋)では早め先頭の積極策に打って出たが最後の直線で失速して9着に沈んだ。

天皇賞後はしばらく不振が続いたが、2018年の京王杯スプリングカップで上がり3F32秒5の末脚で僅差の4着に入り復活の兆しを示すと、次走の中京記念では直線で豪快に伸びて2着ロジクライを差し切り、1分32秒3のレコードタイムで待望の初重賞制覇を果たした。秋は京成杯オータムハンデキャップから始動予定だったが、蹄の不安で回避。同年10月29日に現役引退と種牡馬入りが発表された。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。

  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

種牡馬時代

現役時代にはビッグタイトルに手が届かなかったものの、良血が買われて種牡馬入りが決まり、2019年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションで供用される。同ステーション事務局は「近親に綺羅星のごとく活躍馬がおり、大変活力のある母系がバックボーンにあります。マイル前後で披露したスピードと瞬発力は間違いなく一流馬のものでした。本来の実力を完全に出し切ることなく、このたび引退を余儀なくされましたが、今後は種牡馬として、自身の卓越したスピードと良血を産駒に伝えてほしいです」と期待を込めた。

初年度の種付け料は受胎条件50万円、出生条件80万円に設定された。

2022年6月29日、園田競馬2Rをアズグレーターが勝利して産駒の初勝利を挙げた。7月3日には小倉6Rをロンドンプランが勝利してJRAにおける初勝利を挙げた。

2022年9月4日、ロンドンプランが小倉2歳ステークスを制し、産駒の重賞初勝利となった。

主な産駒

グレード制重賞優勝馬

  • 2020年産
    • ロンドンプラン(2022年小倉2歳ステークス)

血統表

母ロンドンブリッジは1997年のファンタジーステークスの勝ち馬で、1998年の桜花賞でも2着に入っている。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: グレーターロンドン (競走馬) by Wikipedia (Historical)



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