迎 祐一郎(むかえ ゆういちろう、1981年12月22日 - )は、佐賀県西松浦郡有田町出身の元プロ野球選手(外野手)、コーチ。右投右打。
佐賀県立伊万里商業高等学校では2年生時からエースで4番を打ち、高校通算42本塁打。1999年のプロ野球ドラフト会議においてオリックス・ブルーウェーブから3位指名を受け入団。
1年目の2000年から二軍で積極的に起用され、打率1割台ながらウエスタン・リーグで59試合に出場。翌2001年は68試合、2002年も52試合に出場する。
2003年は二軍でチーム最多の85試合に出場し、チーム2位の打率.293、同4位の7本塁打、リーグ2位の20二塁打、チームトップの38打点を記録する。
2004年には外野手のレギュラーである谷佳知、村松有人がアテネオリンピック野球日本代表としてチームを離れた際に出場機会が大幅に増えて44試合に出場。プロ初本塁打を含む打率.267、5本塁打、4盗塁を記録してレギュラー候補に名を連ねる活躍を見せた。この年のシーズンオフに行われた、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズとの球団合併に伴う新球団東北楽天ゴールデンイーグルスとの分配ドラフトで引き続きオリックスと契約することが決まった。
2005年は、近鉄との球団合併により選手層が厚くなったこともあって、7試合の出場に留まった。
2006年は二軍で48試合に出場し、規定打席未満ながら打率.335、チームトップの9本塁打、長打率.599、外野手としてリーグトップの6補殺の好成績を残した。一軍では主に代打として28試合に出場する。
2007年は二軍で打率.342、14本塁打、62打点を記録し、リーグ三冠王を達成した。さらに最高長打率、最多二塁打、最多安打、最多得点、リーグ2位の出塁率も記録した。
2008年、2番左翼手でプロ8年目にして初の開幕スタメンの座をつかんだ。
2010年5月15日、喜田剛・長谷川昌幸と迎+金銭のトレードで広島東洋カープへ移籍した。7月15日の横浜戦で篠原貴行から移籍後初となる本塁打を放った。
2012年5月に一軍に昇格すると、7月14日の横浜戦で自身初の1試合2本塁打、同17日の中日戦では9回裏1点ビハインドの場面に代打で登場して岩瀬仁紀から起死回生の同点タイムリーを打つなどの活躍を見せて打率も3割台まで上昇。8月にはほぼ毎試合スタメンで6番や7番で起用された。自己最多の55試合に出場する。
2014年、10月28日に球団から戦力外通告を受け、現役を引退した。
戦力外通告を受けた翌29日、一軍打撃コーチ補佐に就任することが発表された。2015年は打撃コーチの新井宏昌の下でコーチ補佐として経験を積んだ。新井は、迎がオリックスに所属していた時代に同球団でコーチとして迎を指導していた間柄である。
2016年からは、一軍打撃コーチを担当。2023年まで同職を務め、2024年からは三軍野手総合コーチを担当する。
オリックス時代の2007年にウエスタン・リーグで三冠王を獲得した高い打撃センスを誇る外野手。
広島東洋カープ『釣り部』の一員。好きな釣りはブラックバス。菊池涼介からは「(釣り部の)師匠」と呼ばれている。
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