筒井 真理子(つつい まりこ、1960年10月13日 - )は、日本の女優。山梨県甲府市出身。茂田オフィス所属。
1981年、当時早稲田大学演劇研究会で旗揚げしたばかりの第三舞台の公演を見て感銘を受ける(本人曰く、ちょうどこの頃人間関係がもとで落ち込んでいた頃だったとのこと)。本番中にも関わらず、楽屋を訪れて「入れてください」と直訴するが、スタッフに追い出される。翌1982年、晴れて第三舞台に加入、初舞台を踏む。以後、同劇団のほとんどの作品に出演。
2016年、映画『淵に立つ』が第69回カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門の審査員賞を受賞。筒井も国内で毎日映画コンクールやヨコハマ映画祭、高崎映画祭などの主演女優賞に輝いた。 また同年、バラエティタレントの松本明子と漫才コンビ「つつまつ」を結成し、同年3月26日の「立川志らら 真打昇進披露興行」で漫才を初披露した。
2019年、映画『よこがお』ほかにて令和元年度芸術選奨映画部門 文部科学大臣賞や全国映連賞・女優賞を受賞。
幼い頃は甘えん坊で末っ子ということもあり、両親から甘やかされて育った。小学生の頃は宿題より遊ぶことが大好きだったため、よく先生に注意されていた。筒井家は当時、夏休みに神奈川県葉山町やその他の海などで数週間ほど過ごすのが恒例行事だった。
大学進学後は、先に上京していた次姉、兄と3DKの家で同居生活を始める。早稲田大学に入り直したのは、本人曰く「友達の多くが早稲田大学にいたから」との理由によるもの。両親に再受験を申し出た所あっさり許可が下り、早稲田大学に再入学することになった。
「第三舞台」に入団した後、兄と2人で下落合(新宿区)のマンションに引っ越した。同劇団の主宰・鴻上尚史や池田成志、山下裕子などの仲間たちと劇団活動に打ち込んだ。その後、兄が大学を卒業するのを機に、高田馬場の1DKのマンションで一人暮らしを始めた。芝居に夢中になり過ぎたせいで、ろくに授業にも出ずに何年も居座り続けた。大学7年生になった頃、母から「卒業だけはしてね」と言われたため、奮起して何とか1987年に卒業した。
ほどなくして永福町駅(京王井の頭線)辺りにある1DKの部屋に引っ越し、演技活動を続けた。「第三舞台」を退団後に映画の主役が決まったが、撮影の延期が続いたため、その間は喫茶店などでバイトをして過ごした。その後、京王沿線を何度か引っ越した後、現在(2022年)は少し前に購入した中古のマンションの部屋をリフォームした上で暮らしている。
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