『CARROTS and STiCKS』(キャロッツ・アンド・スティックス)は、BiSHのメジャー3作目(通算5作目)のオリジナルアルバム。2019年7月3日にavex traxから発売された。
前作「THE GUERRiLLA BiSH」から約1年8か月ぶりとなるオリジナルアルバム。音楽配信サブスクリプションサービス+CD+ライブが3ヶ月に渡り連動するプロジェクト「#BiSHアメトムチ」が展開された。
2019年4月1日「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"」の発売記念ライブ上映会「BiSH to the THEATER3」でメジャー3rdアルバムの発売がサプライズ告知され、"最凶最悪最高最幸、これがBiSHの全て"と銘打たれたニューアルバム発売の特報がYouTubeにアップされた。配信限定で先行配信される全新曲からなる2枚のEP「STiCKS」と「CARROTS」に加えさらに新曲6曲を加えた全14曲のアルバムになることが告知された。特報の中でサウンドプロデューサーの松隈ケンタは、「STiCKS」について"汚い" "売れない" "うるさい" "サビかよくわからない"、「CARROTS」について"売れる" "かっこいい"と相対する2枚のコントラストが最高と語っている。
6月12日、全国のタワーレコードなどのCDショップにて「BiSH CARROTS and STiCKS??」が事前告知なしで299円で先行販売された。これは前作「THE GUERRiLLA BiSH」の時に行われたプロモーションと同じであったが、同日午後、ゲリラ販売されたCDがプロデューサーの渡辺淳之介と松隈ケンタによるユニット「beat mints boyz」が歌うフェイク盤だったことが明かされた。BiSH本人が歌唱していないアルバムだったが、オリコンデイリーアルバムランキング1位、週間アルバムランキング6位を記録した。その後発売された本物は、アルバム自己最高となる週間アルバムランキング4位、週間デジタルアルバムランキングは前作に続いて2作連続の1位を獲得した。
「STiCKS」のリード曲「遂に死」のミュージックビデオの監督は清水康彦。軍人に扮したメンバーが次々と“死亡フラグ”を立てて死んでいくというシュールかつカオスな内容になっている。「CARROTS」のリード曲「I am me.」のミュージックビデオは「プロミスザスター」以来2年ぶりに田中真琴が参加、BiSHが「もしBiSHでなかったら」というパラレルワールドを描き、田中真琴はBiSHの衣装を着用しBiSHとダンスを、メンバーも演技に挑戦している。アルバムリード曲の「DiSTANCE」は過去に「オーケストラ」「My landscape」などのミュージックビデオを手がけてきた大喜多正毅が監督を務め、壮大な夕景とCGが混在したエモーショナルな映像となっている。
CDは4形態で販売され、通常のCD盤には「STiCKS」4曲+「CARROTS」4曲+新曲6曲の「CARROTS and STiCKS」を収録。MUSiC盤、DVD盤、初回生産限定盤には加えて2018年に発売されたアルバム未収録の「PAiNT it BLACK」、「stereo future」等のシングル、2019年に配信限定でリリースされた「二人なら」等を収録したSPECiAL BONUSアルバムが付属。更にDVD盤、初回生産限定盤Blu-rayには2018年12月に横浜の赤レンガ倉庫で開催されたフリーライブ「stereoなfutureにしないYOKOHAMA」の模様のほか、リード曲やBONUSアルバムの収録曲のMVなどが収録。初回生産限定盤のBlu-rayのみBiSH初の冠番組「BiSHのキレッキレJAPAN」の傑作選が収録され、100Pの撮り下ろしフォトブックが付属。
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