ライアン・ホール(Ryan Hall、1985年2月22日 - )は、アメリカ合衆国の男性柔術家、総合格闘家。バージニア州アーリントン出身。フィフティ/50ブラジリアン柔術、トリスタージム所属。The Ultimate Fighter 22優勝。
マンハッタン大学在学中にブラジリアン柔術を始めた。柔らかい身体を活かした「軟体ガード」と呼ばれる独自の技術で頭角を現すと、紫帯レーヴィ級で2007年世界ノーギ柔術選手権優勝、2008年ムンジアル優勝、2008年ブラジレイロ3位入賞といった実績を挙げ、2009年アブダビコンバットでは銅メダルを獲得した。
2010年2月6日、DEEP X 05の「日本対アメリカ3対3」先鋒戦で山田崇太郎と対戦し、ギロチンチョークで一本負けを喫した。
2006年に1戦のみ総合格闘技の試合を経験してから、しばらくグラップリングルールに専念していたが、トリスタージムで本格的なトレーニングを積み、2012年に再デビュー。カナダとアメリカのローカル大会で4連勝を記録した。
2015年9月、リアリティ番組「The Ultimate Fighter 22」に出場。合宿所入りを懸けたプレリミナリー・ファイトでジョニー・ヌネスと対戦し、ヒールフックで一本勝ちを収め、ユライア・フェイバー率いるチーム・フェイバーに所属。ライト級トーナメント1回戦でフランツ・スリオアと対戦し、再びヒールフックで一本勝ち。準々決勝でソウル・ロジャースと対戦し、0-2の判定負けを喫したが、トーナメントを勝ち進んだロジャースがビザの問題で決勝に出場できなくなり、代役としてホールが決勝に進出した。
2015年12月11日、The Ultimate Fighter 22 Finaleのライト級トーナメント決勝でアルテム・ロボフと対戦し、3-0の判定勝ち。トーナメント優勝を果たした。
2016年12月3日、The Ultimate Fighter 24 Finaleでグレイ・メイナードと対戦し、3-0の判定勝ち。
2018年12月29日、UFC 232で元UFC世界二階級制覇王者のBJ・ペンと対戦し、今成ロールからのヒールフックで1R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
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