沖縄県総合運動公園陸上競技場(おきなわけんそうごううんどうこうえんりくじょうきょうぎじょう)は、沖縄県沖縄市の沖縄県総合運動公園内にある陸上競技場兼球技場。施設は沖縄県が所有し、株式会社トラステック・美津濃株式会社共同企業体が指定管理者として運営管理を行っている。
施設命名権により、2018年(平成30年)6月26日から「タピック県総ひやごんスタジアム」(タピックけんそうひやごんスタジアム、略称「タピスタ」)の呼称を用いている(後述)。
1987年(昭和62年)に開かれた第42回国民体育大会(海邦国体)の開催に合わせて建設され、メイン会場として使用された。その後も沖縄県の陸上競技会やサッカー、ラグビーの試合に利用されている。
沖縄県では日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟に必要な規模の競技場(固定座席の下限としてJ3加盟で原則5,000人以上、J2:10,000人、J1:15,000人)が整備されていなかったこと、施設も建設から四半世紀が経過し老朽化も著しいことを受けて、FC琉球のJリーグ昇格を念頭に置いた改修を2014年(平成26年)6月より開始 、総事業費35億円をかけて2015年(平成27年)2月に完成した。メインスタンドを全席個席へ変更し、バックスタンドと北側スタンドの芝生席を椅子席に変更。総席数は10,126席となった。また、南側スタンドに大型映像装置を設置、LED照明の照明塔4基(1,500Lx)も設置した。
沖縄県が2018年(平成30年)4月26日から1ヶ月間にわたり、ネーミングライツ・パートナーを募集したところ、沖縄市に主たる事務所を置き、沖縄リハビリテーション病院などを経営する医療法人タピックが命名権を取得。2018年6月26日から1年9カ月間の契約(年額388万円)で、「タピック県総ひやごんスタジアム」の呼称を使用している。「ひやごん」はスタジアムの住所(沖縄市比屋根)に由来する。
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