2020年の阪神タイガースでは、2020年シーズンについての阪神タイガースの動向をまとめる。
このシーズンの阪神タイガースは、矢野燿大監督の2年目のシーズンである。 チームスローガンは「It's 勝笑 Time! オレがヤル」。
新たに井上一樹を一軍打撃コーチ、北川博敏を二軍打撃コーチにそれぞれ招聘。
無償トレードで福岡ソフトバンクホークスから中田賢一を獲得。ソフトバンクから自由契約となっていたロベルト・スアレスを獲得した他、新外国人としてマイアミ・マーリンズ傘下AAAのジョー・ガンケル、クリーブランド・インディアンス傘下AAAのジョン・エドワーズ、ロサンゼルス・エンゼルスのジャスティン・ボーア、KBOキウム・ヒーローズのジェリー・サンズを獲得した。
新型コロナウイルスの影響で6月19日の開幕となる。開幕戦からビジター15試合という日程の影響もあり、スタメンで出場していた2年目の近本光司、木浪聖也、新外国人のボーアなどが6月の月間打率2割を切る不振により得点能力が低下。投手陣も前年中継ぎ陣を支えたピアーズ・ジョンソン、ラファエル・ドリスがアメリカに渡り、藤川球児や島本浩也、守屋功輝が怪我でほとんど投げれず、新人の小川一平や実績の無い馬場皐輔に頼らざるを得ない状況が続き、巨人、ヤクルト、DeNA、中日と続くカードで2勝10敗と躓いた。
7月に入るとボーアやサンズ、開幕直後にはスタメンにいなかった大山悠輔が本塁打を放つなど打線が上向き、藤川の戦線離脱で抑えに配置されたスアレスが結果を残して、チームがかみ合い一時期8あった借金を7月半ばに返済し、8月、9月と貯金1ずつながら勝ち越したほか、巨人以外のチームには勝ち越した。しかし前年同様、守備の失策は改善されず、優勝した巨人には東京ドームで開幕から8連敗を喫するなど、8勝16敗と大きく負け越したことが響き、優勝を逃す大きな敗因となった。9月24日に一軍選手に新型コロナウイルスに数名がかかっていたことが判明し(詳細後述)、濃厚接触者を含む一軍登録選手が大量離脱してチームの成績も落ち中日に抜かれ3位に落ちたが、10月下旬に離脱した選手が戻ってくると今季初の6連勝と踏ん張り再び中日を抜き返し2位でフィニッシュした。
3月26日に藤浪晋太郎が数日前から嗅覚異常を訴えていたとしてPCR検査の受診を発表し、その結果新型コロナウイルスへの感染が判明、球界初の感染者となった。27日には、濃厚接触者に認定された長坂拳弥、伊藤隼太の2人もPCR検査を受け、同じく新型コロナウイルスへの感染が判明した。
また、シーズン中の9月24日には、浜地真澄が頭痛や倦怠感を訴え同日夕方にPCR検査を受診し、翌25日に陽性反応が出た。併せて実施した選手、首脳陣、チームスタッフ全員を対象にしたPCR検査の結果、糸原健斗、陽川尚将、馬場皐輔、岩貞祐太、スタッフ2名が感染していることが分かった。また、浜地と食事をした小川一平、岩崎優は保健所から濃厚接触者に指定された他、糸原らと会食した福留孝介、江越大賀、木浪聖也、小林慶祐の4人を球団が独自に濃厚接触者に指定したことで、計10名の選手を登録抹消する事態となった。
この一連の事態を受け、揚塩健治球団社長がシーズン終了後の12月1日付で引責辞任することとなった。
本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの支配下選手・育成選手の登録・抹消について記述する。なお、抹消の去就は、球団職員又はスポーツ関係・芸能関係の職業に転身した場合等、去就が公のものとして扱われるもののみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。また、退団区分は自由契約・任意引退・詳細不明である場合については、記載しない。
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou