中村 友哉(なかむら ともや、1997年12月27日 - )は、日本の陸上競技選手。専門は中距離走・長距離走。大阪府東大阪市出身。東大阪市立石切中学校、大阪桐蔭高等学校、青山学院大学国際政治経済学部・国際経済学科各卒業。大阪ガス陸上部に所属。
身長171cm、体重54kg。実兄は同じく青山学院大学陸上部出身で、住友電工陸上競技部に所属する中村祐紀。
経歴
高校時代
- 東大阪市立石切中学校では陸上部に所属。同中学校卒業後は、実兄・祐紀と同じく大阪桐蔭高校へ入学した。
- 高校1年時の全国高校駅伝・大阪府予選では2区で区間賞を獲得し、大阪桐蔭高校を初優勝に導く。この大会では3区を務めた祐紀との兄弟リレーも果たしている。第64回全国高校駅伝では7区区間5位(チーム22位)の成績を残した(祐紀も出場し1区区間6位)。
- 2年時の第20回全国都道府県対抗男子駅伝に出場。4区区間3位と好走する(大阪府チーム総合17位)。
- 3年時の2015年6月、第68回近畿高校総体陸上1500mで自己ベストで優勝。同年7月の全国高校総体2015・1500mでは決勝に進出するも6位に終わった。
- 第21回全国都道府県対抗男子駅伝に2年連続の出場。4区区間29位(大阪府チーム総合21位)。
大学時代
- 高校卒業後は兄と同じ青山学院大学に進学。1年時の関東インカレ男子2部・1500mでは5位入賞を果たす。
- しかし2年から3年時まではケガとスランプが続き、特に目立った好成績を残せなかった。またその頃には選手引退・マネージャーへの転向を原晋監督から勧告されており、中村は後年「(大学の)寮では監督に会うのも嫌だったし、顔さえも見たくなかった」と打ち明けている。
- 4年生になってからようやく結果を残し始め、大学駅伝デビューとなった第31回出雲駅伝ではアンカー6区に抜擢。3位でタスキを受けるも國學院大學・東海大学に逆転され5位でフィニッシュ。区間5位と不本意な成績に終わった。
- 第51回全日本大学駅伝では6区を務め、区間2位の快走で4人を抜いて3位に浮上。チームは7区で首位に浮上するも、8区で逆転を許し2位。
- 2019年11月の関東学連10000m記録挑戦競技会では、従来の記録(29分51秒51)を1分20秒も上回る、28分31秒68の自己ベストを記録。レース後「これからが大事。(箱根駅伝は)どの区間も対応できるよう準備していきたい」と気を引き締めた。
- 第96回箱根駅伝では7区を務め区間4位。首位を危なげなく守り、青学大の総合優勝に貢献した。
実業団時代
- 2020年4月より大阪ガス陸上部に所属。第65回ニューイヤー駅伝では1区を務め区間27位であった。
戦績
主な戦績
大学駅伝戦績
自己記録
- 1500m・・・3分49秒01(2015年6月19日 第68回近畿高校総体陸上)
- 5000m・・・13分45秒76(2020年7月4日 ホクレン・ディスタンスチャレンジ 2020 士別大会)
- 10000m・・・28分31秒68(2019年11月23日 関東学連10000m記録挑戦競技会)
- ハーフマラソン・・・1時間03分08秒(2020年1月19日 第8回公認奥球磨ロードレース)
脚注
外部リンク
- 大阪ガス陸上競技部・選手紹介(長距離【新入社】中村 友哉)
- 中村友哉 (@nakamu1227) - X(旧Twitter)
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