北川 米彦(きたがわ よねひこ、1931年6月9日 - )は、日本の声優、俳優、ナレーター。東京府(現・東京都)出身。青二プロダクション所属で、創立メンバーの1人でもある。旧芸名は北川 国彦。
若い頃から舞台役者志望であり、法政大学入学後は演劇部に所属。そこで劇作家である黒川敏郎脚本の『泥舟』を上演したことが縁で、大学を中退し黒川主宰の劇団『未来座』に参画した。
その後は劇団泉座、浅草東洋劇場などを経て、1969年4月、青二プロダクション(青二プロ)の設立に参加。
1984年、青二プロ内で後進育成のため開校したばかりの青二塾の東京校塾長に就任。長年にわたり数多くの新人を育成した。2018年3月に塾長を退任し、同年4月からは名誉塾長に就任している。
音域はA〜H。独特のしわがれ声が印象的。野太いサビの効いた声を活かし、悪役から父親役まで幅広い役を演じる。
『キン肉マン』では委員長や悪魔将軍など複数の役を兼任。『海のトリトン』ではナレーションを担当。かつては東北電力のラジオCMを約20年間にわたり務めた。
趣味はゴルフ。
青二塾の塾長は、当初務める予定だった久松保夫が開校直前に急逝したため、青二プロ社長(当時)の久保進に頼まれたことで務めることとなった。当初は現役一本にこだわっていたため乗り気でなかったが次第に後進育成を本命と位置づけるようになったといい、後に久保を「生き方を変えるきっかけを作った師」として黒川敏郎と共に挙げている。
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