八戸工業大学(はちのへこうぎょうだいがく、英語: Hachinohe Institute of Technology)は、青森県八戸市大字妙字大開88-1に本部を置く日本の私立大学。1972年創立、1972年大学設置。大学の略称はH.I.T。
北東北で唯一の私立理工系大学である。
概要
設立は1972年(昭和47年)。開設時は工学部(機械・産業機械・電気)のみだったが、その後改組を進め、建設環境・建築系の学科等を次々と新設し、現在では工学部(機械工学科・電気電子工学科・土木建築工学科・システム情報工学科・生命環境科学科)と全国では珍しい学部名の「感性デザイン学部」の2学部体制となった。在学中の資格取得等を奨励するなど特に就職活動に力を入れている点が特徴のひとつである。
平成26年度、文部科学省の「大学教育再生加速プログラム」(AP:Acceleration Program for University Education Rebuilding)に採択された。
沿革
設立の理念・建学の精神
基本的な教育方針として、人格、徳性の涵養並びに知性の練磨を象徴的に表す『正己以格物(せい・き・い・かく・ぶつ)』(己を正し以て物に格る)を不易の綱領と定め、建学の精神としている。
設置学部及び学科、専攻
工学部2021年度入学生まで
- 機械工学科
- 電気電子工学科
- 土木建築工学科
- システム情報工学科
- 生命環境科学科
工学部2022年度入学生から
- 工学科
- 機械工学コース
- 電気電子通信工学コース
- システム情報工学コース
- 生命環境科学コース
- 建築・土木工学コース
感性デザイン学部 2021年度入学生まで
感性デザイン学部 2022年度入学生から
大学院工学研究科
- 機械・生物化学工学専攻
- 電子電気・情報工学専攻
- 社会基盤工学専攻
JABEE認定
2018年4月現在、八戸工業大学では2学科(コース)が以下の分野で認定を受けている。
- 機械工学科 (創生工学コース) 機械および機械関連分野
- 土木建築工学科 (土木工学コース) 土木および土木関連分野
付属施設
- 地域産業総合研究所
- 工作技術センター
- 自動車工学センター
- 図書館
- メディアセンター
学生生活・サークル
体育会(28団体)
- ソフトテニス部
- 男子バスケットボール部
- レスリング部
- 少林寺拳法部
- アイススケート部
- ボクシング部
- 硬式野球部
- サッカー部
- 男子硬式庭球部
- ソフトボール部
- バドミントン部
- 卓球部
- バレーボール部
- 柔道部
- ラグビー部
- 陸上競技部
- スキー部
- 空手道部
- サンボ部
- アーチェリー部
- 女子硬式庭球部
- 剣道部
- 山岳部
- 女子バスケットボール部
- 軟式野球部
- 弓道部
- 水泳部
- ビリヤード部
文化会(13団体)
- 美術研究部
- 吹奏楽部
- 映像研究部
- 音楽研究部
- 情報科学研究部
- アーツテック研究部
- 動力研究部
- 自動車部
- ゲーム研究部
- 電創部
- 将棋部
- ADL(建築デザイン研究会)
- 合唱部
アクセス
- JR東北新幹線「八戸駅」からJR八戸線に乗り換え「本八戸駅」下車。本八戸駅より大学までバスで約35分、タクシーで約25分。
- JR東北新幹線「八戸駅」よりタクシーで大学直行約40分。
JR東北新幹線
- 東京駅~八戸駅 : 2時間48分
- 仙台駅~八戸駅 : 1時間13分
- 新青森駅~八戸駅 : 23分
- 盛岡駅~八戸駅 : 28分
- バス(大学まで35分)
八戸市営バス
- 本八戸駅から「工業大学」行き、または「八戸学院大学」行き、「工業大学前」で下車。
- 八戸中心街「八日町」から「工業大学」行き、または「八戸学院大学」行き「工業大学前」で下車。
南部バス
- 本八戸駅から「階上(はしかみ)中学校」行き、または「階上庁舎」行き、「工業大学前」で下車。
- ※八戸市営バス、南部バスどちらも八戸駅から八戸中心街間シャトルバス多数運行。
- 所要時間約20分。
日本航空・北海道エアシステム
- 羽田~三沢 : 1時間20分
- 札幌(丘珠)~三沢 : 1時間
- ※三沢空港から八戸中心街まではリムジンバスを利用。
川崎近海汽船旅客フェリー
著名な卒業生
- 前田善成(元群馬県みなかみ町長)
- 坂頂みなみ(フィギュアスケート選手)
- 坂頂達也(フィギュアスケート選手)
- 荒道好貴(プロ野球独立リーグ選手)
- 大石真翔(格闘家)
他大学との協定
- 八戸学院大学とは互換単位が可能であり申請を受ければ八戸学院大学で受けた講義に合格すれば単位認定が可能である。
- 八戸工業高等専門学校(学術交流協定)
- 瀋陽工業大学(学術交流協定)
- 新疆大学(学術交流協定)
- ウェスレー大学(学術交流協定)
- 太平洋国立大学(旧:ハバロフスク州立工科大学)(学術交流協定)
- L.N.グミリョフ・ユーラシア国立大学(学術交流協定)
- カザフスタン建築土木大学(学術交流協定)
系列校
- 八戸工業大学第一高等学校
- 八戸工業大学第二高等学校・附属中学校
- さくら幼稚園
その他
1974年に当時アイスホッケー部として誕生。
以来活動の範囲がホッケー・フィギュア・スピードと拡大し、アイススケート部に名称が変わる。
フィギュア部門では2004年、2006年と学生のオリンピック、ユニバーシアードに出場。
ホッケー部門は1979年に初のインカレ(全国大会)出場を果たす。
その後全国への道のりは遠のくが、2000年、21年振りの出場を皮切りに、
理工系の大学としては珍しいインカレ常連校になり、2014年には遂にインカレベスト8を達成する。
県内では実業団リーグに加盟し、全国トップレベルの社会人チーム相手に経験を重ね、
記録更新に向け切磋琢磨している。
- 八戸工業大学では、地域に根ざした研究活動を行っており、例として、「津軽海峡大橋」や「やませ」の研究などがある。
- システム情報工学科は国家資格の基本情報技術者試験(FE)の午前の部の免除制度の認定校になっており、特定の科目の単位を取得し、修了試験に合格することで、FEの午前の部の受験が1年間免除される。
脚注
外部リンク
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