『えいごリアン』は、2000年度から2008年度までNHK教育テレビ(現:NHK Eテレ)で放送されていた小学生向けの英語教育番組、および一連のシリーズ番組。この記事では、本シリーズに属する3つの派生番組についても記述する。
2000年度から導入された「総合的な学習の時間(総合学習)」によりニーズの高まる、小学校英語教育および国際理解教育のための学校放送番組。日常的な英語表現や会話に慣れ親しみ、また、諸外国の文化を知ることで、国際社会でのコミュニケーション能力を育んでいくことを目的としている。
各番組には、「えいごリアン」と呼ばれるキノコをモチーフにしたCGキャラクターが登場する。
2003年12月から行われていた地上デジタル放送ではHD非対応のため、画面サイズが16:9の場合には左右に黒枠が入っていた。
2009年3月13日をもって全シリーズの放送を終了。しかし、2005年度以降新規撮影は行っておらず、『えいごリアン』に至っては終了まで2000年あるいは2001年 の再放送を繰り返していた。学校向け教材としてDVD・VHSソフトが販売されているほか、「すくどう」にて動画が配信されている。『えいごリアン』のミュージック・コレクションのCDも販売されている。
現在、NHK for Schoolでは『えいごリアン』と『スーパーえいごリアン』のそれぞれ5回が配信されている。エンディングの一部のスタッフテロップにぼかし加工が取られている。
1999年12月20日にパイロット版を放送した後、2000年4月11日からレギュラー放送を行っていた 小学校中学年向けの番組。2003年夏季に放送されていた「おはなしえいごリアン」は「すくどう」では動画が配信されず、DVD・VHSのみとなっている。2006年4月14日からは『えいごリアン4』と題して放送されていたが(放送内容は同一)、こちらは2008年2月25日の放送を最後に行われていない。シリーズ第1弾。
毎回、ある1つの英語表現をテーマにして、「えいごリアン」の世界に迷い込んでしまった日本人・ユージ(中村有志)が、「えいごリアン」の住人であるジャニカ、マイケルの2人のアメリカ人と遊びながらテーマの表現を理解する・・・という内容のコメディ劇を中心に、ユージが変身して街に出ていろんな所へ行く小学生・ミニ・ユージ(島貫竜馬及び菊谷光)がチャレンジコーナーをしている。アニメ「マヨケチャ」、歌などのいくつかのミニコーナーで構成されている。2001年度からはマンスール(マンスール・ジャーニュ)にセミレギュラーを加えて出演した。ただし、一部の日本語を喋ると可能となる。
出演
外国人の出演
2001年12月25日にパイロット版を放送した後、2002年4月9日からレギュラー放送を行っていた小学校高学年向けの番組。2009年3月13日の放送をもって終了。シリーズ第2弾。本作品の映像ソフトは、VHSビデオでのセル及びレンタルのみで、DVD等でのリリースはされていない。
オーストラリア人・サイモンと3人の子供たちが、日本で生活する外国人の元に訪れ、異文化体験をしたり、英語を介して交流する内容が中心。
出演
小学生(2002年度)
小学生(2003年度)
2004年8月9日にパイロット版『えいごリアンズ3rd』を放送した後、2005年4月4日からレギュラー放送を行っていた小学3年生向けの番組。2009年3月13日の放送をもって終了。タイトルの「3」はシリーズ第3弾というのと3年生向け番組というのを掛けている。「すくどう」では動画が配信されず、DVD・VHSのみとなっている。上述の2番組はそれぞれ2年度分が制作されていたのに対し、本番組は1年度分のみの制作である。
英会話が堪能の母との交流で、ひょんなことから知り合った、英語を喋ることが苦手な米屋の息子・ヒロシ(品川祐)と、ほとんど日本語が分からない謎の外国人・デビッドが、えいごリ町にある「品川米店」を舞台として、言葉の壁に四苦八苦しながらもコミュニケーションを取る・・・という内容のミニドラマを中心に、「カプセル侍」(CGアニメ)等のいくつかのミニコーナーで構成される。上述の2番組と異なり、歓声を上げた時以外でこの番組だけ日本語が多く使用されている。日本人で英会話が出来たのはヒロシの母のみであったが出番は少なく、ヒロシの父に至っては会話どころか交流すら全く出来ず、デビッドとの交流後はリスニングCDを聴いていた。ヒロシなどそれ以外の町人たちは、デビッドの話す中の英単語で日本語混じりだが会話を成立させている。
出演
カプセル侍
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou