中世古 祥道(なかせこ しょうどう、1916年 - 2019年1月1日)は、日本の歴史学者、曹洞宗の僧侶(三重県正泉寺14世住職のち東堂)。道元禅師・愛洲氏の研究で知られる。号は興国。
北海道に生まれる。1937年に大連第一中学校(旧制)を卒業後、駒澤大学仏教学部に入学。道憲寮にて衛藤即応博士に師事。1940年に卒業。
大学の舎監を辞して1941年より天津に赴任し、道元の研究を重ねる(「道元禅師の歩み」)。戦中・戦後の中、研究活動は幾度も中断。1948年、度会郡小川郷中学校の教諭となり、以降、1975年まで五ヶ所小学校・中学校で教鞭を取る。研究の方では1967年に小川弘貫博士の「唯識研究会」に参加したのを契機とし、1970年に『道元禅師伝ノート』を刊行。また「伊勢愛洲氏の研究」をはじめ、郷土史の論文が多い。
1954年に三重県度会郡正泉寺に入って14世住職となり、1986年に引退、東堂となる。
その他、三重県文化財・史資料調査委員、南勢町文化財調査委員会会長、南勢町町史研究員・編纂委員、愛洲の館館長を務めた。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou