週刊ヤングジャンプ


週刊ヤングジャンプ


週刊ヤングジャンプ』(しゅうかんヤングジャンプ、WEEKLY YOUNG JUMP)は、集英社が発行する日本の週刊青年漫画雑誌。1979年(昭和54年)5月に月2回刊誌『ヤングジャンプ』として創刊し、1981年(昭和56年)の週刊化に伴い誌名を変更。毎週木曜日発売。略称は「ヤンジャン」、「YJ」。

概要

1979年5月に創刊。『週刊少年ジャンプ』の二代目編集長であった中野祐介が創刊編集長を務めた。現在刊行中の週刊青年漫画誌として最長の歴史を持つ。集英社は青年漫画誌として1969年(昭和44年)より『ジョーカー』を発行していたが同誌は半年で休刊となっており、10年振りとなる青年漫画誌であった。『ヤングジャンプ』の誌名の由来は、当時の週刊少年ジャンプの新人漫画賞の名称を流用したものである。

創刊時の編集方針は「(性を内包した)愛・暴力・権力(からの解放)」。これは『週刊少年ジャンプ』の三大方針である「友情・努力・勝利」を受け継ぎつつ、少年漫画の枠を取り払った自由度の高い青年誌において何を描くかという視点から生まれたものであり、いずれも想定読者層である10歳代後半から20歳代前半の頃に誰もがぶつかる壁でもあった。

週刊少年ジャンプとは同じジャンプ系列の雑誌であるが、編集部同士の交流はほとんどない。元・週刊少年ジャンプ編集長の西村繁男によると「週刊少年ジャンプと週刊ヤングジャンプは集英社内ではライバル関係であり、基本的に互いの編集方針や宣伝には関与しない」とのことである。

表紙は、創刊からしばらくは松下進によるMac Bearのイラストであったが、その後1980年代後半には掲載作品、1990年代前半より女性アイドルグラビアに変わり、以降2014年現在に至るまで原則としてグラビアが表紙を飾っている。また、まれに表紙に男性が起用される場合もある(桑田佳祐(1993年1号)、trf(1995年18号)、松坂大輔(2000年16号の第2表紙)、腐男塾の一員(2010年40号)、大谷翔平(2015年17号)、フェルナンド・トーレス(2018年47号)など)。2000年代に入り、掲載作品のカラーイラスト中心のデザインが用いられるようになった。『サラリーマン金太郎』(2001年35号)を皮切りに、『ローゼンメイデン』(2013年31号)、『All You Need Is Kill』(2014年15号)、『極黒のブリュンヒルデ』(2014年19号)、『東京喰種』(2017年35号)などがある。

漫画だけでなく、グラビアや袋とじ、ミュージシャンなどへのインタビュー記事なども誌面に盛り込んでいる。また、広末涼子をデビュー直後からグラビアに掲載し、1996年頃から始まる「広末人気」を強く後押しした。その信頼関係から、1998年にマスコミが広末の進学先の大学名に関して取材に躍起になっていた時期に『ヤングジャンプ』のみが、広末自身の心境を吐露した記事を掲載した。

1990年代以降、他メディアで取り上げられる作品を多く輩出し、「サラリーマン金太郎」「スカイハイ」「ホットマン」「ミステリー民俗学者 八雲樹」「夜王」「LIAR GAME」「ハチワンダイバー」などの作品はドラマ化、「エルフェンリート」「カッパの飼い方」「GANTZ」「少年アシベ」「B型H系」「キングダム」「極黒のブリュンヒルデ」などの作品はアニメ化、「ALIVE」「スカイハイ」「GANTZ」などの作品は映画化された。

掲載作は「ヤングジャンプ・コミックス」に収録される。

2018年3月29日発売の17号より電子版の配信を開始した。

2019年に創刊40周年を迎え、それを記念して同年10月19日にヤンジャン文化祭が開催された。

トレードマークキャラ

初代のMac Bearと2代目Buddy Bearがいる。いずれもクマをモチーフとして松下進がデザインを担当している。初代のデザイン時にモチーフがクマとなったのは、松下にデザインを依頼した角南攻副編集長(当時)の依頼に因る。

初代のMac Bearは松下にとって初めてとなるオリジナルキャラクターであり、創刊からよりしばらくは毎号の表紙を飾っていた。

1999年の『YJ』20周年を期に2代目のBuddy Bearに交代。表紙をグラビアが飾る2014年現在においても表紙と裏表紙に必ず描かれている。

歴代編集長

  1. 中野祐介(1979年1巻1号 - 1983年)
  2. 角南攻(1984年 - 1992年) - 創刊スタッフの一人であり、初代副編集長。
  3. 山路則隆(1992年 - 1995年)
  4. 日野義則(1995年 - 2000年)
  5. 古田秀樹(2000年 - 2004年)
  6. 田中純(2004年 - 2009年29号)
  7. 今井孝昭(2009年30号 - 2012年31号)
  8. 嶋智之(2012年32号 - 2013年47号)
  9. 中村泰造(2013年48号 - 2014年)
  10. 嶋智之(2014年 - 2019年)
  11. 板谷智崇(2019年 - 現職)

連載中の作品

以下、2021年6月3日(2021年27号)現在連載中の作品。月1連載作品や不定期連載作品も含む。

休載中

過去の連載作品

映像化作品

アニメ化

実写化

発行部数

  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 1,136,666部
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 1,081,459部
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 1,006,875部
  • 2007年(2006年9月 - 2007年8月) 967,250部
  • 2008年(2007年10月 - 2008年9月) 939,896部

派生誌・増刊号

『YJ』は集英社における青年漫画誌の源流であり、同社の多くの青年漫画誌が『ヤングジャンプ増刊』として始まっている。このため派生誌の単行本もヤングジャンプ・コミックスレーベル下からの発行となっている。

ただし、青年漫画誌の中でも『スーパージャンプ』は『YJ』創刊後に『週刊少年ジャンプ』の増刊号として始まっており、『YJ』からの派生誌ではない。このため単行本もヤングジャンプ・コミックスからではなくジャンプ・コミックスからの発行となっている。

2011年1月13日、休刊した月刊ヤングジャンプに代わり、新たな兄弟誌『ミラクルジャンプ』が創刊された。

増刊号

  • YJ面白増刊→YJおもしろブック→OMO
  • EXPRESS
  • YJ別冊 Green Note→制服コレクションYEAR BOOK
  • YJ1000P増刊→漫太郎→漫革ルーキーズ
  • YJコミックレット
  • ヤングジャンプ30→ヤングジャンプDX
  • 漫革→月刊ヤングジャンプ→ミラクルジャンプ
  • アオハル
  • 増刊ヤングジャンプバトル
  • ヤングジャンプラブ

派生誌

  • ビジネスジャンプ→グランドジャンプ
  • ベアーズクラブ(休刊)
  • ウルトラジャンプ
  • ジャンプ改

webYJ

『webYJ(Web YOUNG JUMP)』は、ヤングジャンプ公式サイトの略称。かつて、サイト内で本誌連載作品の新エピソード連載が行なわれていたが、現在は『となりのヤングジャンプ』にウェブ上での新作発表の場を譲り、webYJの「オンラインマンガ」はもっぱら本誌作品の試し読みおよびMANGAグランプリ入賞作品発表の場として運用されている。

以下は『webYJ』で連載された漫画作品の一覧である。

  • ロンジコーン(吉村拓也)2012年7月26日 - 2012年10月18日(木曜0時更新、隔週掲載)←『週刊ヤングジャンプ』より移籍
  • オキザリスの旗 長宗我部元親外伝(井出圭亮)2011年9月29日 - 2012年7月5日 (木曜0時更新)←『週刊ヤングジャンプ』より移籍
  • カイチュー!(林佑樹)2010年4月22日 - 2012年8月2日(木曜0時更新)←『週刊ヤングジャンプ』より移籍
  • 石影妖漫画譚(河合孝典)2010年12月9日 - 2012年11月22日(木曜0時更新)←『週刊ヤングジャンプ』より移籍

となりのヤングジャンプ

『となりのヤングジャンプ』は、『ヤングジャンプ』のウェブコミック配信サイト。略称は「となジャン」。

連載作品

  • 明日(あけび)ちゃんのセーラー服
  • AIスピーカーと独身サラリーマン
  • 炎上ヒーローアコ
  • こういうのがいい
  • 殺人無罪
  • スーサイドガール
  • 絶対ハッピーエンドになる三角関係
  • DINER ダイナー
  • 民子とヴィジュアル系と。
  • 超人X
  • TIENPO -ティエンポ-
  • 転生ゴブリンだけど質問ある?
  • バトゥーキ
  • BNA ビー・エヌ・エー
  • 服福人々
  • ブラックナイトパレード
  • 僕の未来は魔女の中
  • ボクらは魔法少年
  • 瞬きより迅く!!
  • 疫神のカルテ
  • 憂鬱くんとサキュバスさん
  • 柚子川さんは、察して欲しい。
  • ライカンスロープ冒険保険
  • 竜と勇者と配達人
  • 竜馬がくる
  • 伝説のレベル1勇者
  • ワンパンマン

過去の連載作品

  • 秋田妹!!えびなちゃん
  • 悪徳令嬢5000兆円無双
  • アゼット
  • アナーキー・イン・ザ・JK
  • アルマ
  • 嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい 〜余はパンツが見たいぞ〜
  • ヴァン・ヘルシング Darkness Blood
  • ウイナーズサークルへようこそ
  • 宇宙人プルカ
  • オークが女騎士を育成してみた
  • おかいこぐるみ
  • おじょうさんといっしょ
  • かぐや様は告らせたい 同人版
  • 彼女に合わせる顔が無い
  • ギークサークルクライシス 姫の恋路はバグだらけ
  • きみ諦めることなかれ
  • 今日のテラフォーマーズはお休みです。
  • KILLER☆KILLER GIRLS
  • 空気人形と妹
  • クノイチノイチ!ノ弐
  • グレイのグレ子さんは推しが尊い
  • 剣光妃-日ノ国大帝國軍くれない一騎当千隊-
  • 黒鉄の太陽
  • こっくりマジョ裁判
  • 最高は俺のアヤカ 俺のアヤカは最高
  • THE・GIRLS・SCHOOL
  • 悟りパパ
  • 静さまは初恋である、浪漫斯はまだない。
  • 死神!タヒーちゃん
  • 灼熱の卓球娘
  • 社畜と幽霊
  • 女子高生にムリヤリ恋させてみた
  • 白玉教授のしろねこ
  • しをちゃんとぼく
  • 信号さんはそこにあり
  • しんそつ七不思議
  • 生と死のキョウカイ
  • たちあがれ!オークさん
  • DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
  • たまてばこ
  • ツインドルの箱庭
  • てあそび。
  • 童子軍艦
  • 隣の悪女
  • ねこぐるい美奈子さん
  • はじマン チャレンジ!はじめてのマンガ
  • バスルームのペペン
  • パワハラ美少女カンパニー
  • パンティトラップ
  • ひもうと!うまるちゃんS
  • ひゃくにちかん!!
  • f人魚
  • ほおじょく
  • 僕と宇宙人
  • ぽんしゅ部!
  • 魔界のオッサン
  • 魔風が吹く
  • まくむすび
  • まもりママはお喚びじゃないの!?〜異世界息子反抗記〜
  • 息子がかわいくて仕方がない魔族の母親
  • 文句のつけようがないラブコメ
  • 優良少女ファミリヤン
  • 夜明け後の静
  • ライフル・イズ・ビューティフル
  • リビングデッドキッチン

アニメ化作品

ヤンジャン!

『ヤンジャン!』は、集英社の公式マンガアプリである。『YJ』本誌や『となジャン』連載作の最新話や、過去の人気作品を読むことができる。

新人賞

以下の2賞の新人賞を開催している。新原作大賞の募集は不定期であり、2011年末に締め切られた第6回の応募数は約500作。

  • ヤングジャンプ月例 MANGAグランプリ(漫画部門・GAG部門・プロネーム部門)
  • 新原作大賞 〜プロ漫画人への道〜

グラビア賞

  • グラビアJAPAN - 週刊プレイボーイとの共同の次世代アイドル発掘オーディション。
  • 全国女子高生制服コレクション - 1992年から開催されたコンテスト。高校生世代が対象。2001年から制コレとなった。
  • サキドルエースSURVIVAL - グループアイドル所属者によるグラビアコンテスト。
  • ゲンセキ - グラビアアイドル発掘プロジェクト。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 週刊少年ジャンプ
  • ミラクルジャンプ
  • グランドジャンプ
  • ウルトラジャンプ
  • ジャンプ改
  • 南葛シューターズ

外部リンク

  • 週刊ヤングジャンプ
  • 週刊ヤングジャンプ編集部 (@young_jump) - Twitter
  • となりのヤングジャンプ
  • となりのヤングジャンプ (@tonarinoyj) - Twitter
  • となりのヤンジャン! - ニコニコ静画
  • ヤンジャンTV - YouTubeチャンネル

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