『ABC座』(エービーシーざ)は、A.B.C-Zの5人が単独で座長を務め、日生劇場にて2012年より毎年行われている舞台。
2020年に第5作となる『ABC座 2016 株式会社応援屋!!〜OH&YEAH!!〜』を原案とした映画『オレたち応援屋!!』が公開された。
2011年12月9日に行われた製作発表会見にて、A.B.C-ZのDVDデビューが発表された。第1幕はジャニー喜多川作・構成・演出の新作ミュージカル『We are the Five Stars!』、第2幕はA.B.C-Zのライブという2幕構成になっている。ストーリーは、橋本演じるリョウスケがタイムスリップして4人の先祖と出会い、夢をかなえてスターになるまでを描くというもの。公演タイトルは「日生」を縦に書くと漢字の「星」になることから劇場名をもじって命名された。演出では星がデザインされた直径4メートル、重さ700キロのモーターの無い大車輪に5人が乗って、5人の人力だけで車輪を動かすオリジナルのアクロバットが披露された。
作、構成、演出はジャニー喜多川。2013年7月24日に制作発表が行われたが、その反響が大きかったため、開場して50年となる日生劇場史上初めての追加公演が決定した。ジャニー喜多川が「僕の青春の思い出」と語るように、ジャニーからA.B.C-Zが聞いたエピソードをもとに台本が作られ、第1幕ではジャニーズのアメリカ武者修行をミュージカルで再現。第2幕ではフォーリーブスや少年隊のナンバーをショー形式で見せた。4人だったA.B.C.が5人でA.B.C-Zになった結成秘話にも触れられている。新技アクロバット「5Rings」がお披露目された。
製作発表にはあおい輝彦から音声メッセージが寄せられ、必要ならいつでも稽古場に駆け付ける用意があると応援の意思が伝えられた。
作・構成・演出はジャニー喜多川。
初演からわずか7ヵ月での再演。第1幕の盲目の少年の夢とともにアメリカへと渡った初代ジャニーズの伝説は前作とほぼ同様。一方、第2幕はA.B.C-Zの伝説をメインにノンストップのソング&ダンスでつづる新作ミュージカルとなっている。
第1部は少年隊の錦織一清が演出・曾我泰久が音楽を担当する芝居「THE PLAY」、第2部ではジャニー喜多川が監修するエンターテインメントショー「THE SHOW」という2部構成で展開された。第1部の新作芝居「サンズ・オブ・ザ・マッシュルーム」は60年代にタイムスリップしてしまったロックバンドの友情や葛藤を笑いや涙を交えながら描く。第2部のタイトルは「We Love A.B.C-Z」。
演出は昨年の1部に続き錦織一清がつとめ、脚本・音楽はその錦織とともにミュージカル『JAM TOWN』を手掛けた西寺郷太が担当する。錦織の依頼により、脚本よりも先にテーマ曲として制作され、ジャニー喜多川からもアドバイスを受けた楽曲「サポーターズ!」は、少年隊の「ABC」をオマージュしたもので、ショータイムで披露された。A.B.C-Zの役柄は西寺が5人それぞれをイメージした当て書きである。
「いつも応援される側のアイドルが応援する側に回る」というコンセプトと「応援屋」というタイトルは錦織によって考えられた。「OH&YEAH!!」という英語表記は西寺のアイデアである。あらゆる人を応援する会社「株式会社応援屋」に集ったメンバーが友情を育んでいく物語で、いしけんがシャチョーと裕美子とともに、ジョー、修也、くりくりを仲間にして桂馬らを応援していく様子が描かれている。
いしけんを敵視する若者たち・デジタルボーイズが駆使する人工知能ロボット・CATANA(キャタナ)と桂馬が将棋の対局をするシーンはダンスと殺陣で表現されている。
JASRAC公式サイトの「作品データベース検索サービス」における「ABC座2016」の検索結果と公式パンフレットをもとに記述。
初代ジャニーズからA.B.C-Zに至るまでのジャニーズの歴史をエンターテインメントショーで描く、2013年・2014年に続くシリーズの3作目。作・構成・演出はジャニー喜多川。初代ジャニーズのレコード「ジャニーズとアメリカ旅行」にインスパイアされて作られ、ジャニー喜多川が命名した新曲「We're ジャニーズ」が冒頭で披露され、そのジャニーを思わせるプロデューサー役を戸塚が演じた。「We're ジャニーズ」には初代ジャニーズからジャニーズWESTまでのデビュー組22組の名前が組み込まれている。新作アクロバット「5BOX」は5つのキューブが合体し、直径6メートル、4トンとABC座史上最大となる装置で、回転するキューブの中で宙づりになったり回ったりといった大技が披露された。
2013年、2014年、2017年に続く4回目の上演となる「ジャニーズ伝説」。初代ジャニーズがスターダムにのし上がる過程や4カ月間の渡米の様子などを、A.B.C-Zの5人が初代ジャニーズメンバーの4人とジャニー喜多川を演じて再現する。オープニングのショーが一新され、A.B.C-Zの新曲「A.B.C-Z with LOVE」と「SHOWTIME!」の2曲がお披露目。第2幕はほぼすべてのジャニーズグループを網羅する31曲のノンストップメドレーが披露された。
8月4日に行われた製作発表会見には、初代ジャニーズに所属していたあおい輝彦がサプライズ登壇してエールを送った。10月20日の公演では日生劇場の開館55周年と、河合郁人の31歳の誕生日が祝われた。
作・構成・演出はジャニー喜多川とされているが、2019年7月9日に逝去したため、演出補佐として滝沢秀明が引き継いだ。そしてこれまで本シリーズは「過去」にスポットを当ててきたが、今回は「未来」をテーマに掲げ、これまで以上にジャニーズJr.が出演している。第1幕では初代ジャニーズのアメリカ武者修行の秘話が描かれるが、今回はより忠実さを追求するため、A.B.C-Zのメンバーはあおいに新たにインタビューを敢行し、当時のディティールをより深く表現した。また、亡きジャニー喜多川が今もどこかで見守ってくれているという思い、そして生前裏方に徹していた在り方を反映させ、今まで戸塚が演じていたマネジャー(ジャニー)役は登場させず、若いJr.に戸塚がストーリーテラーとしてジャニーズの歴史を紹介し、説明するという形式が1幕全体で貫かれた。2幕は歴代ジャニーズのヒット曲メドレーを披露するショー形式で構成され、メンバーと滝沢が同席する場で河合が堂本剛に楽曲制作を依頼し、この舞台のために書き下ろされた新曲「You…」が、ジャニーの死後事務所入りしたジャニーズJr.と一緒にラストで歌唱されている。
映画『オレたち応援屋!!』の前日譚として応援屋の結成が描かれる。
初めて帝国劇場で公演が行われる。“作品に説得力が必要”という理由で、ジャニーズの歴史を作った1人である佐藤アツヒロに出演がオファーされた。また、ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明に指名され、今回からA.B.C-Zの5人が初めて演出を行った。
第1幕では初代ジャニーズ4人の結成から米国武者修行、解散の道を選ぶまでの成長と挫折を描き、第2幕では光GENJIからこの年の11月にデビューしたばかりのなにわ男子の曲までを網羅した全28曲のジャニーズメドレーを披露。選曲は河合郁人が担当している。佐藤が光GENJIパートに登場し、「ガラスの十代」と「Graduation」、そして7 MEN 侍とともにローラースケートを履いて「太陽がいっぱい」を歌唱する場面もみられた。歴代メドレーにA.B.C-Z以外の本人が出演するのは初となる。演出面では7 MEN 侍が現代と1960年代の世界を自由に行き来しながら、若い世代にもジャニーズの伝説とスピリッツが受け継がれていく過程が描かれるようになり、昨年新型コロナ感染対策のため中止していたアクロバット「5STAR」も帝国劇場の舞台機構を使用して復活させた。2019年から採用された「You...」はフィナーレ曲として使用され、誰もいないステージ中央にスポットライトを当てることで、新たな伝説を作るアイドルがこれから生まれることを象徴するかのような演出で幕を閉じた。
「ABC座」10周年記念公演であり、「ジャニーズ伝説」としては通算7度目の公演。昨年に続きA.B.C-Zが主演と演出を手掛ける。コロナ禍を鑑みて1部制になっていた構成は2部構成に戻り、7 MEN 侍のメンバーが社長に出会い、現代と当時を行き来してジャニーズの物語を聞き、社長の想いを受け継ぐというストーリー展開になっている。第1幕にはA.B.C-Zの5人が佐藤に直談判し、佐藤が実際に光GENJIとして経験した話を元に製作した「光GENJI伝説」が盛り込まれ、光GENJIが履いたローラースケートが社会現象になったエピソードも披露された。また、『ウエストサイド物語』の映画のシーンには、オーケストラピットまで使い、菅田率いるジェット団と佐々木率いるシャーク団のダンスバトルにA.B.C-Zと佐藤も加わるという演出で、全員参加の新曲「Make my destiny」が追加された。第2幕では初代ジャニーズからTravis Japanまで28組のナンバー36曲をノンストップで披露。例年通り、選曲は河合が担当したが、中には佐藤すら知らなかったという忍者の「秘・美・子」も入れられている。光GENJIメドレーでは、ローラースケートをはいた佐藤がジャニーズJr.と「STAR LIGHT」を、A.B.C-Zと「微笑みをあずけて」「ガラスの十代」を披露している。その他ジャニーズJr.メドレー、舞台機構「5STAR」を用いたA.B.C-Zメドレーも披露され、最後は堂本剛作詞・作曲の「You…」で幕を下ろした。
帝国劇場が老朽化に伴う建て替え工事を控え2025年をめどに一時閉館するため、建て替え前の帝劇では最後のABC座となる。また、メンバーの河合が本作の千秋楽である12月21日をもって脱退するため、5人体制のA.B.C-Zも見納めとなる。上演決定にあたり、メンバーが帝劇のさまざまな場所で撮影したプロモーションビデオが9月22日午前4時に東宝演劇の公式Xで公開された。全23公演のチケットは全日程即日完売した。
今回もA.B.C-Zの5人が演出・主演をつとめるが、タイトルや内容は一新され、ライブ形式の新しいショーとなった。第一幕はステージの周りに飾られたA.B.C-ZのCDジャケットが順々に照らされて幕が開き、大車輪型機構「5Star」を背負った5人が登場。第一幕は"ActA"と題され、グループの楽曲や事務所の先輩・後輩・外部アーティストまで幅広い楽曲を取り入れたメドレーで計36曲を披露。選曲は河合が担当した。"ActZ"と題され、星型の装置に乗って空中から降りてくる演出で始まる第二幕は、11月29日リリースの1stEP『5 STARS』に収録されたA.B.C-Zの楽曲などをメインにGo!Go!kidsやSpeciaLによるパフォーマンスも加えたメドレー計23曲を披露。客席通路や2階席も使いながら約2時間で同作史上最多の計59曲をパフォーマンスする構成となった。
5人体制ラストステージとなった12月21日の千穐楽公演では、本編終了後30分にわたって特別カーテンコールが行われた。河合も涙ながらに挨拶し、最後には「サポーターズ!」をファンとともに熱唱した。
『オレたち応援屋!!』のタイトルで、舞台第5作『ABC座 2016 株式会社応援屋!!〜OH&YEAH!!〜』を原案とした映画が2020年10月23日に公開された。主演はA.B.C-Z。監督は竹本聡志、脚本は徳尾浩司。舞台作品の世界観はそのままだが、キャラクター設定などは一新され、卒業する生徒たちのために伝統行事を復活させるのを手伝って欲しいという離島の高校教師からの依頼に応援屋の5人が奮闘するストーリーとなっている。
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