ジャパンラグビートップリーグは、日本における社会人ラグビーユニオン(15人制)の全国リーグである。名称に「リーグ」が含まれるが、13人制のラグビーリーグの競技会ではない。以前の各地域リーグと全国社会人ラグビーフットボール大会が発展解消し、2003-2004シーズンから発足し、2021年シーズンまで行われた。16チームによるリーグ戦、リーグ戦上位4チームによるトーナメントのトップリーグプレーオフからなる。秩父宮ラグビー場、東大阪市花園ラグビー場など全国各地で行なわれていた。
ジャパンラグビートップリーグは、全国の社会人チームの強豪が一堂に会し、高レベルな試合を増やし、日本ラグビーの活性化につなげる事を目的として発足されたものである。2002年5月に日本ラグビーフットボール協会より発表された。
初年度参加チームは、
によって決定された。
1.よりサントリー・ヤマハ発動機・サニックスの3チーム、2.より三洋電機・近鉄・NEC・リコー・東芝府中・神戸製鋼が参戦を決めた。3.については1.のチームがすべて3位以内だったため、サニックスを除く3位であるクボタ・ワールド・セコムの3チームが残りの枠に入った。
そして2003年9月13日、国立競技場におけるサントリーvs神戸製鋼でトップリーグ開幕。
2005-2006シーズンまでは、トップリーグとマイクロソフトカップは別個の大会であったが、2006-2007シーズンからは、トップリーグのプレーオフとしてマイクロソフトカップを開催することとなり(2008-2009シーズンまで)、これまでのトップリーグ、マイクロソフトカップ、日本選手権の3冠から、トップリーグ(マイクロソフトカップ)、日本選手権の2冠となる。2007-2008シーズンからタイムキーパー制が採用された。
ジャパンラグビートップリーグはプロ契約選手が主流だが、まだ会社員選手も多く、完全なプロリーグとは言えない。 しかし、ほとんどのチームはシーズン中は社業に就くことがほとんどなく、ラグビーに専念でき、オフシーズンも社業をしながら練習するチームが多く、ジャパンラグビートップリーグの開催時期がスーパーラグビーのシーズンオフであることから、外国人選手の参加も多い。かつては、移籍する際には元の契約チームから「移籍承諾書」を日本ラグビー協会宛てに発行してもらわない限り、新しいチームでの1年目は出場できかったが、2018年2月にこの規約は撤廃されている。
2020年3月9日、日本ラグビーフットボール協会は、日野レッドドルフィンズ所属選手が違法薬物使用容疑で逮捕され、活動を無期限に自粛することを受け、コンプライアンス教育を徹底して行うため、3月14日-29日間の計24試合を休止することを決めた。23日にはCOVID19 (新型コロナウィルス感染症)の影響でトップリーグ2020大会そのものが中止となり、順位不成立となった。
2017-18シーズンより、トップリーグと地域リーグの中間に、実質的な2部リーグとして「ジャパンラグビートップチャレンジリーグ」が8チームで創設された。
なお2019-20シーズンはラグビーワールドカップ開催のため2020年1月から5月に開催し、2020-21シーズン以降は企業主体のセミプロを維持しつつ、トップチャレンジリーグを含めたリーグ再編(これを「トップリーグネクスト構想」という)を行い、各8クラブずつの実力別3部リーグ制への移行を予定している。またその1部リーグを「トップリーグエイト」とする仮称案もある。
これについて、トップリーグは、実力が拮抗した試合を提供し試合の質を上げることや、日本代表の強化期間を増やし、新たにワールドラグビーが2022年から設ける予定の国際大会「ネーションズチャンピオンシップ」が7-11月に行われること を想定し、それとの重複を避けるという観点もあったが、試合方式の折り合いがつかないため、2022年の創設は断念し、当面の間無期限延期となった。
その後、2019年7月28日に開催されたSPORTS X Conference 2019で日本ラグビーフットボール協会の清宮克幸副会長は、上記のトップリーグの3部制移行とは別に、2021年秋にラグビー新リーグを創設することを明らかにした。JリーグやB.LEAGUEのように地域密着のクラブを中心としたプロチームにしていくことで調整しており、ラグビーワールドカップ2019開催地の12都市を中心にスタートする予定である。また国外からの有力なスター選手が参加しやすくするため、リーグ戦の期間は従前のトップリーグと同様9月~翌年1月を想定し、スーパーラグビーとの重複を避けたいとしている。トップリーグはプロリーグの傘下に置かれるアマチュアカテゴリーとして維持することも検討されている。
さらにその後の2019年12月23日、新リーグ準備委員会の会合で、新リーグの発足を2021-22年シーズンに目指すことと、一部の参加クラブから、完全なプロ化に消極的・反対する意見も多くあったことから、完全プロ化を前提とはしない、従前のプロ・アマ混在型で、リーグ戦のシステムなどについては現リーグ加盟クラブをはじめとする小委員会で検討を始めるとした。
2020年1月15日、日本ラグビー協会の理事会において2021年秋に新リーグを創設することを決定。チーム数は、現行リーグの16チームからは削減される見通しとなり、新リーグの参入要件としてホームエリアの選定やスタジアムの確保などを求めていく方針である。検討されたリーグのプロ化については、岩渕健輔専務理事が「リーグの運営はプロになる」と表明したが、清宮克幸副会長は「チームの法人化は参入要件に入れていない」としたうえで、選手の身分については社員兼務の選手を認めるという。
2020年7月1日、日本ラグビー協会がオンライン会見を行い、トップリーグ全16チームとトップチャレンジリーグ全8チーム、及びトップキュウシュウA所属の中国電力レッドレグリオンズの25チームが新リーグへの参加を申請したと発表。新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初予定していた2021年秋から後ろ倒しされ、2022年1月の開幕を目指す予定。リーグは3部制とし、1部は12チーム、2部は7チーム、3部は6チームで開催する。2021年4月に新リーグ運営法人を発足させ、6月には2021年のトップリーグ最終成績を加味した上で、各チームのディビジョン分け、新リーグの名称を発表する予定。
1部リーグは12チームを前年度の成績などに基づき6チームずつ×2組に分け、ホスト・アンド・ビジター(ホーム・アンド・アウェーと同じ 以下H&Aとする)方式を採用し、同一グループとは2回戦総当たり(H&A各5試合)、グループ別交流戦は1回戦総当たり(HorA各3試合)の36試合で行い、その総合勝ち点をもって順位を決定する。上位チームには国外の強豪チームとの強化試合である「クロスボーダーマッチ」の出場権を与える。また当初は成績面での自動昇・降格とはせず、上部リーグの成績下位と、下部リーグの成績上位の複数のチームが入れ替え戦を行うことも想定している。
しかし、スポーツニッポン紙によると、1部12チームで行う判断基準として挙げた「僅差の試合を増やす」という点を考えた際、スポニチがまとめた統計で、30点差以上の大差がつくワンサイドゲームとなる率は、8チームが7.1%、10チームが11.1%であるのに対し、12チーム参加だと19.7%に跳ね上がり、5試合に1試合のペースでワンサイドゲームとなる可能性が高く、それが強化面で寄与するかという点で疑念が残るとして日本ラグビーフットボール協会が考えたフォーマット決定のポイントの一つである「高質で均衡した試合の醸成」という点のみを考えると、さらにチーム数を減らして8-10チームが適正なチーム数ではないかとする見解が示されている。
その後2021年5月に、コカ・コーラレッドスパークスが2021シーズンを最後に活動を終了し、新リーグ加盟申請を取り下げて事実上休部に入ることが発表された。
2021年7月16日、新リーグ名「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」とディビジョン分けが発表された。
リーグ再編前 最後の大会となるため、トップチャレンジリーグとの一体化を図る。
16チームを大会が成立した2018-19年度シーズンの順位に応じて、2組8チームづつに振り分け、各組内での1回戦総当たり(7試合)を行う。
スケジュール変更により2021年2月20日に開幕したものの、都市部を中心にコロナウィルス感染再拡大中の状況であり、各自治体や国からの要請に伴い全試合が観客数に制限を設けて開催された。第6節の1試合が該当1チームに感染者が出た関係で中止となり規定により該当の両チームに勝点2が付与された。
当初は「セカンドステージ」と題して1次リーグの成績を参考として、さらに下部リーグのチャレンジリーグ2020-21年度シーズンの上位4位までのチームを加え、20チームを5チームづつ4組に分けての1回総当たり(4試合)を行う予定を組んでいた。
各組2位までの8チームがプレーオフに進出するという予定だった。
その後コロナの感染拡大に伴う日程の変更により「セカンドステージ」のグループリーグが割愛され、トップリーグの16チーム+チャレンジリーグ上位4チームの20チームによるトーナメント戦に変更され、リーグ戦同様に全試合が観客数に制限を設けて開催された。トーナメント準々決勝以降の試合日程及び試合会場は当初のプレーオフでの予定と同様に開催されたが準々決勝の1試合(静岡・エコパスタジアム)が出場1チームに感染者が多数発生し試合日にメンバーが揃わなくなり中止となった他(後日相手チームの準決勝進出が発表された)、準決勝の2試合は開催地の大阪府に試合当日緊急事態宣言が発令されており、かつ感染急拡大中であった状況を勘案し無観客にて開催された。
レギュラーシーズンは全チームとの1回総当りである(各チームのホームタウンでの試合もあるが、ホーム・アンド・アウェーという形ではない)。トップリーグのリーグ戦では勝ち点制度が採用されている。(2005-2006シーズンまではリーグ戦のみでその順位で優勝チームを決定)
ボーナスポイント
リーグ戦の上位4チームがプレーオフトーナメントへと進む。 プレーオフでは80分終えた時点で決着が付かない場合、トライ数・ゴール数で勝ち上がりチーム決め、それも並んだ場合は10分ハーフの延長戦を行う(2006-2007シーズン以降)。なお、延長戦を終えても同点の場合は、準決勝では抽選を行い、決勝戦は両者優勝となる。
レギュラーシーズンが下記のような2プール2ステージ制のリーグ戦に変更される。
これまでの全チーム総当たりの方式ではなくなり、2ndステージは1stステージの順位によって組み合わせが変わる形式となった。
2015-16年度は、ラグビー日本代表が9-10月のラグビーワールドカップ、および2016年3月開幕のスーパーラグビーへの参加の関係で日程が短縮されたため、2ndステージ(1stステージの成績を基に組み分けを決定)を廃止し、1stステージ(試合方式、組み分けの決定は前シーズンと同じ)を行った後、その成績を基に上位・下位それぞれ4チームずつの8チームによる決勝・順位決定トーナメントを開催して順位を決める。
日本選手権もこの変則日程のために一発勝負に戻ることになったため、同シーズンのトップリーグ優勝チームが社会人代表として進出する方式に変更となった他、地域1部リーグへの降格についても、通常トップリーグ通算最下位(16位)とトップチャレンジ1の優勝クラブとで行われる自動入れ替えを休止し、トップリーグ13-16位の4クラブと、トップチャレンジ1傘下の4チームによる入れ替え戦を行うことにした。
2015-2016シーズンまで行われていたグループ制、並びにポストシーズンを廃止し、16チーム1回総当たり(全15節)のリーグ戦のみで優勝を決定する。また、当年度はラグビーワールドカップ日本大会の開催が予定されている全国12の自治体と、初開催となる福井県を含め、全国33都道府県の47球場を舞台とし、過去最大級の規模で開催される。
また、競技規則が大幅に改定されている。これはトップリーグを世界基準に合わせて競技レベルの向上を図るとともに、一部ルールをスーパーラグビーのレギュレーションに準じた物を採用することによるもの。
サンウルブズ、並びに日本代表の強化期間・試合日程の都合により、2015-16シーズン以来となる2カンファレンスのリーグ戦およびポストシーズン(総合順位決定トーナメント)で行われる。
2シーズン連続で2カンファレンスのリーグ戦およびポストシーズン(総合順位決定トーナメント)で行われるが、2019年9月に日本でラグビーワールドカップが開催されるため、日本代表選手の強化期間を確保するため、昨シーズン(2017-2018シーズン)より1カ月開催期間を短縮した。
同年度はラグビーワールドカップ2019の日本開催に伴い、2020年1月12日から5月9日の期間での開催とし、2016-2017シーズン以来3年ぶりに16チーム1回総当たりリーグを行って、それをもとに優勝を決定する。日本選手権大会は2020年5月23日、30日にトップリーグ1位~4位のチームでトーナメント戦が開催される それぞれの予定だったが、2019‐2020シーズンは新型コロナの世界的大流行により、2月23日でシーズン打ち切りとなったため、同シーズンは全最終順位なしとなる結果となった。
2020-21年度シーズンのセカンドステージ(トップリーグ16チーム+チャレンジリーグ上位4チームを5チーム×4組に分ける)の総当たりで2位までの合計8チームがプレーオフに進出する。1回戦の組分けは
以後はトーナメント方式で行い、決勝戦を勝利したチームが優勝となる。
2003-2004シーズンから2005-2006シーズンまで行われたカップ戦。冠スポンサーは日本マイクロソフト。トップリーグの終了時点での上位8チームによって争われるトーナメント。対戦カードはトップリーグ終了時に組み合わせ抽選会をして決定する。但し1,2位チームは決勝まで直接対決しないよう組み合わせを配慮している。開催時期などから全国社会人ラグビーフットボール大会の後継大会と言える。(大会自体の継続性はない)。またこの大会はリーグ戦とは別の大会(カップ戦)という位置づけで、優勝チームはリーグ戦とは別個で表彰された。MVPは優勝チームから選ばれる。
上記の通り、リーグ戦とトップ8の優勝が異なったのは第1回だけだった。
2006-2007シーズンより行われたプレーオフ。トップリーグの終了時点での上位4チームによって争われるトーナメント。対戦カードはトップリーグの1位対4位、2位対3位が1回戦を行い、勝者は決勝に進出する。上記「トップ8」と異なるのは、レギュラーシーズンを予選リーグ、プレーオフを順位決定戦として連続したものとしたため、優勝チームがその年のトップリーグ王者となる。
2008-2009シーズンまでは「マイクロソフトカップ」として施行されたが、2009-2010シーズンから2013-2014シーズンまでは同社撤退のため冠なしの「プレーオフトーナメント」として施行、2014-2015シーズンよりLIXILが新たに協賛に入り「プレーオフトーナメント LIXIL CUP」として開催され、優勝チームにはシャーレとLIXILCUPの像が贈呈された。
2015-2016シーズン限りで一度廃止され、総当たりリーグ戦の成績で優勝を決定する方式に変更になったが、2017-2018・2018-2019シーズンは上記詳述の通り2グループ制採用により、これまで別大会として行われていたラグビー日本選手権と兼ねて行われた。2カンファレンス制で行われるリーグ戦の各カンファレンス成績上位2チームの合計4チームが出場。トーナメントで優勝を争い優勝チームがリーグ優勝及びラグビー日本選手権優勝チームとなる。
2019-2020シーズンは2015-2016シーズン以来の総当たり制に戻すためリーグ優勝プレーオフは行われず、日本選手権の開催については当初未定となっていたが後日トップリーグ終了後にリーグ戦上位4チームによるトーナメントで開催される事が発表された。しかし新型コロナウィルスの感染拡大のためリーグ戦の打ち切りに続き日本選手権も取りやめとなった。
2015-2016、2018-2019、2019-2020の各シーズンはラグビーワールドカップの開催に伴う、ラグビー日本代表強化や、スーパーラグビーの日本チームであるヒトコミュニケーションズ・サンウルブズの試合日程の確保の観点から、リーグ戦の日程が変則的となったため、リーグ戦とは別枠のカップ戦を開催している。
上記の通り、2015-16年シーズンは2015年ラグビーワールドカップの開催、並びにスーパーラグビー参加に伴う日程の大幅変更・短縮に伴い、トップリーグ主催の新たな公式戦、かつ開幕前のプレシーズンマッチとする位置づけで「トップリーグ プレシーズンリーグ2015」と題したカップ戦をリーグ開幕前の9月4日-10月11日に実施する
2015-16年シーズンのトップリーグ参加16チームを4チームずつ4組に分けての1回総当たりのプールリーグ(予選リーグ)と、プールリーグの成績を参考に決定する順位決定トーナメントからなる。
プールリーグ終了時点における成績を参考に、
の4つの組に分かれて順位決定トーナメントを行い、各トーナメントの決勝戦勝利チームをそれぞれのカテゴリーの優勝チームとして表彰する。なお総合順位は、それぞれのトーナメントの結果に基づき決定する。
また同点の場合は、サドンデス延長戦(先にトライ、ドロップゴール、ペナルティーゴールのいずれかで得点を挙げたチームの勝利でその場で試合終了)→それで決着がつかない場合はキッキングコンペティションと題したゴールキック合戦 を行い勝者を決定する。
2018-2019シーズンは前述した通り、2019ラグビーワールドカップの開催準備と日本代表強化期間確保の観点から開催期間が短いため、日本代表に選出されなかった選手を中心に11月と1月にジャパンラグビートップリーグカップ2018-2019(仮称)を開催することになった。開催要項及びルールは2015-2016年シーズンに行われた「トップリーグ プレシーズンリーグ2015」と同じである。
プールリーグ終了時点における成績を参考に、
の4つの組に分かれて順位決定トーナメントを行い、各トーナメントの決勝戦勝利チームをそれぞれのカテゴリーの優勝チームとして表彰する。なお総合順位は、それぞれのトーナメントの結果に基づき決定する。
また同点の場合は、サドンデス延長戦(先にトライ、ドロップゴール、ペナルティーゴールのいずれかで得点を挙げたチームの勝利でその場で試合終了)→それで決着がつかない場合はキッキングコンペティションと題したゴールキック合戦を行い勝者を決定する。
2019-2020年シーズンはリーグ戦に先立ち、夏季の6月から8月に、トップリーグカップ2019を開催した。
日本ラグビーフットボール選手権大会には大会開始当初は、トップリーグの優勝から3位までに入ったチームとトップ8トーナメント優勝チームおよび下部リーグの「トップ・チャレンジ」1位グループリーグで優勝したチームに出場権が与えられていた。但し、トップリーグ上位3チームがマイクロソフトカップを制した場合にはトップリーグ4位チームが繰り上げ出場、トップリーグとマイクロソフトカップの2冠を達成した場合には、マイクロソフトカップ優勝枠にトップリーグ2位チームが入るという仕組みであった。2003-2004年度はトップリーグ上位8チームと入替戦プレーオフにコマを進めた下部リーグの6チームが参加できたが、大会のレギュレーション変更で見直しとなった。
2009-10年度から、第4位まで(マイクロソフトカップ・プレーオフ出場チーム)の無条件出場は従来どおりだが、5位から12位までのチームは「ワイルドカードプレーオフ」と題したトーナメントを開催し、そこで勝ち抜いた2チームが出場権を得る。(2011-12年度までは5位から8位までもしくは5位から10位までのチームのみで行われた。)
トップリーグ上位進出チーム(プレーオフ決勝進出の2チーム以外)は2回戦から、プレーオフ決勝進出の2チームは準決勝から登場する。ステップラダートーナメントが採用されている。なお2012-13年度まで出場できたトップチャレンジ1位グループ優勝チームは1回戦から出場していたが、全国大学ラグビー選手権大会の上位出場枠の拡大のため廃止された。
2015-2016年度は日本選手権が19季ぶりに社会人 VS 大学によるワンマッチシステムで行われるためトップリーグ優勝チームのみの出場だった。2016-2017年度はトップリーグから3チームの出場となる。2017年度以降はトップリーグ順位決定トーナメントの準決勝以降の3試合を日本選手権と兼ねる形として開催された。(2019年度は開催中止)
トップリーグとジャパンラグビートップチャレンジリーグ(2016-2017シーズンまでは各地域リーグ)間の入れ替えは自動昇降格と入れ替え戦によるものだが、シーズンによって形式が異なる。
トップチャレンジリーグへ降格
地域リーグへ降格
トップリーグ規程の表彰懲罰規則によって各種タイトルが表彰される。
2007-2008年度まではオールスターゲームと言えるものは行っていなかったが、2008-2009年度の初頭に、『ラグビーによる社会貢献』を旗印にトップリーグ所属各チームの選手代表者が集まって「トップリーグキャプテン会議」が発足。その活動の一環として、2009年3月8日に近鉄花園ラグビー場においてトップリーグ初のオールスターゲームである「トップリーグオールスター FOR ALLチャリティーマッチ」が開催された。
2014-15年度までは、原則としてトップリーグのホームタウン別、あるいは順位別、年齢別、レギュラーシーズンのグループ別などによって構成された2チームの対戦だったが、2015-16年度からは2016-17年度、スーパーラグビーに参加するサンウルブズの壮行試合を兼ねて、サンウルブズとトップリーグ全16球団の選抜チームの対戦として開催されていた。2018-2019年度はバローグループ presents 日仏ラグビーチャリティマッチ2019〜FOR ALL 復興〜としてトップリーグ選抜対トップ14ASMクレルモン・オーヴェルニュが行われた。
NHKや民放主要ネットワークは、初年度の開幕戦を除き全国放送を行っていない。
一方、BSスポーツ専門局J SPORTSは、開幕当初から、注目カードの生中継を中心に毎節4試合以上、開幕節・プレーオフは全試合中継を行っていた。
2006-2007シーズンはJ SPORTSにて開幕戦および最終戦、マイクロソフトカップは全試合、それ以外は毎節2試合以上中継。マイクロソフトカップ決勝戦はテレビ朝日やBS朝日で録画中継された。なお、関西ローカルのみでABCラジオでも中継されたが、こちらは生中継であった。
2013-14シーズンはプレーオフではアフリカを放送地域とするスポーツ専門局Supersportと中東に放送地域とするOrbit Showtime Networkで生中継された。
2016-17シーズンはNHKがBS1で初年度以来、開幕戦パナソニックワイルドナイツ対ヤマハ発動機ジュビロを生中継した。また、J SPORTSが全120試合を中継し、毎節ハイライト番組も放送する。更に当シーズンよりスポーツライブストリーミングサービスDAZN(ダ・ゾーン)にて全120試合ライブ配信される。内容は、JSPORTSと同様の映像が使用される。
ヤマハ発動機ジュビロ戦は静岡放送で適宜中継。2007-2008シーズンからは主に九州電力キューデンヴォルテクス戦を福岡放送が福岡ローカルで録画中継を行っている。また神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦は毎日放送とABCテレビが関西ローカルで録画中継を行っている。
テレビ神奈川(tvk)は「tvkラグビー中継」として、神奈川・東京での試合の一部を放送。
2019-20シーズンは、BS日テレとBSテレ東でも試合の一部を放送する。
2021シーズンはAbemaTVでも毎節中継がある。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou