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ラストアイドル (番組)


ラストアイドル (番組)


『ラストアイドル』は、 テレビ朝日で放送されていたアイドルグループ・ラストアイドルの冠番組。2017年8月、ラストアイドルのメンバーを選出するオーディション番組として放送開始され、2018年10月からは番組サブタイトルに「〜ラスアイ、よろしく!〜」を加え、シングル作品に連動した高難度企画への挑戦、コスプレ、グルメなどのバラエティ企画を放送していた。2022年5月のラストアイドル活動終了に伴い、2022年3月26日をもって放送終了。

概要

オーディション番組としてのスタート

2017年7月、秋元康が総合プロデュースするアイドルグループのオーディション募集が開始された。そのオーディションは、それまでのアイドルオーディションとは大きく異なる特徴を持っていた。

  • 芸歴を持ち、他グループ所属でも応募、兼任が可能である。
  • 当初のオーディションで7名の暫定メンバーを選出する。
  • デビュー曲、衣装、振り付けなどはあらかじめ準備されている。
  • デビュー曲発売直前まで、番組中のパフォーマンスバトルによりメンバーの入れ替えを行う。

番組「ラストアイドル」はそのオーディションを行う番組で、2017年8月12日に放送が開始、7人の暫定メンバーが紹介された。以降、12月16日放映分までパフォーマンスバトルを繰り返して、最終デビューメンバー7人が決定、グループ名「ラストアイドル」としてデビューした。

番組では、パフォーマンスバトルにおける審査員の独断による決着方法や、勝利者・敗退者の悲喜こもごもの様子が話題となった。また、敗退者もセカンドユニットとしてカップリング収録され、ラストアイドルを含めたラストアイドルファミリーとして27名がCDデビュー、デビューイベントの様子まで放送された。

2018年1月からは2ndシーズンとして、バトルに勝ち残ったユニットがラストアイドルとしての2ndシングルを担うプロデューサバトルが放送された。ここで、1stシーズンの勝者であるラストアイドルが敗退し、グループ名の改名を余儀なくされるといった波乱も生じた。

2018年春には、2期生を選出する3rdシーズンが放送開始、並行して1期生25名(2名卒業)5ユニットによるプロデューサバトルがネット番組として配信された。

バラエティ路線とシングル連動企画

3rdシーズンを終え、2期生12名、2期生アンダー18名を加え、ラストアイドルファミリーは52名を数えることとなり、2018年10月からの番組は「ラスアイ、よろしく!」と改名され、一旦オーディションからは離れたバラエティ番組として再スタートを切った。

2019年1月からは、52名による「歩く芸術」への挑戦が放送された。これは6thシングルとも連動し、以降、ラストアイドルが高難度企画に挑戦する姿が番組の中心となっていった。6月からは、高難度ダンス企画として、振付師であるakaneによる7thシングル振り付けへの挑戦が放送された。

10月からは、土曜日深夜の全国ネット放送から水曜日深夜の東京ローカル枠に移動になり、霜降り明星をMCに迎え、コスプレバトル企画が番組の中心となった。

2019年末のコンサートで8thシングル選抜オーディションを開催する発表があり、2020年2月から番組でオーディションの様子が放送され、以降、8thシングル選抜に関する内容が続いた。その後は、コロナ禍の影響もあって、スタジオに霜降り明星を配し、8th選抜メンバー自宅をリモートでつないだ構成が続いた。7月には新企画「殺陣」への挑戦が放送開始され、9thシングル選抜メンバーを決める下剋上バトルが放送された。

2021年は、10thシングルに連動した「ボリウッドダンス」やクイズ「二択の食卓」、11thシングル連動企画が放送された。

2022年3月9日、2022年5月31日にラストアイドルが活動終了することが発表され、それに先立ち、2022年3月26日放送回をもって番組終了となった。

ファーストシーズン (2017年8月 - 12月)

秋元康がプロデュースする「究極のアイドルグループ(仮称)」のメンバーの座を賭けたオーディション番組である。2017年9月24日の放送でグループ名が番組名と同じ「ラストアイドル」であることが発表された。

このグループは第1回目のオーディションで7名の「暫定メンバー」が選出されており、デビュー曲「バンドワゴン」(作詞・秋元康、作曲・白戸佑輔)とそれに伴う衣装や振り付け(担当:CRE8BOY)、さらにはグラビア掲載などの複数の仕事が既にセッティングされているが、メジャーデビュー直前まで番組で行われる「バトル」の結果に応じてメンバーが入れ替わるというルールがとられている。なお、「バンドワゴン」のミュージックビデオは堤幸彦が監督、ジャケット写真は蜷川実花が撮影することが番組中で発表されている。

番組には毎回オーディションで選ばれた「挑戦者」が登場する。挑戦者は暫定メンバーの中から1名を指名して、1対1でのパフォーマンスバトルを行う。審査員は4名だが、勝敗は、合議制や多数決ではなく、4人の中から「天の声」から指名された1名が独断で決定する。敗北した暫定メンバーはその場で即刻退場となり、勝利した挑戦者は破った暫定メンバーの立ち位置をそのまま引継ぎ、新たな暫定メンバーとして加入する。これを繰り返し、最後まで残ったメンバーが「ラストアイドル」としてデビューする。

なお、暫定メンバー・挑戦者ともに「プロアマ不問」の条件で募集され、事務所の許可さえ下りれば他のアイドルグループとの兼任も可能となっている。

12月17日放送分が最終戦となり、正式メンバーが確定した。同月20日「バンドワゴン」でメジャーデビュー。

セカンドユニット

対決に敗れた元暫定メンバーや敗北した挑戦者を対象にセカンドユニットを結成している。これは企画段階で想定されたものではなく、初回の収録(第1回 - 第3回)を見た秋元が、バトルがプロっぽく丁々発止でやりあっているようには見えず、夢を持っている素の女の子の戦いになってしまい、(バトルで敗れることで)「これで落ちたらもう無い」と見えるのはTV的に良くないと感じ急遽設定したとゲスト出演した「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ、2017年12月13日放送)で語っている。

セカンドユニットは合わせて4つ作られ、その最初のグループ“Good Tears”が10月15日(第10回)、続く“シュークリームロケッツ”が11月5日(第13回)、“Someday Somewhere”が12月3日(第17回)にお披露目された。4つ目の“Love Cocchi”は放送スケジュールの都合上、デビュー後の12月24日(第20回)にお披露目された。

“ラストアイドル”および4つのセカンドユニットなど全体を合わせて「ラストアイドルファミリー」と表する。

放送リスト

  • 下線を付した敗者はその後セカンドユニットに参加した。
  • シーズン終了後にダイジェスト - YouTubeが公開されているが、その内容は実際の放送順とは異なり、清原の登場する第15戦と敗者復活戦が連続し、大森が登場する第16戦以降がその後に続く形で編集されている。

記録

2回(戦)以上の場合、「(2)」のようにカッコ付きで表示。

暫定メンバーの変遷

氏名は決定メンバー、氏名は開始時メンバー。

エピソード

  • 当番組は複数のバトルを同日に収録している。このため、メンバーが交代した場合でもパフォーマンスの撮影がすぐに可能になるよう、挑戦者には「バンドワゴン」の事前練習用のビデオが渡されている。司会の進行台本もどちらが勝利しても対応できるように複数用意され、次のバトルの撮影前に敗者が記載された台本を破棄している。挑戦者が勝利した場合、次回の収録時には旧暫定メンバーの衣装をそのまま着用する。
  • Someday Somewhereのデビュー曲は、当初現在のような歌詞や振り付けではなかった。センター間島が骨折しパフォーマンスの披露が危ぶまれた際に、秋元が「人生の一番大事な局面でつまずいた子達が立ち上がる」歌詞に書き直すことを提案し、生まれたのが「Again & Again」である。ダンスもこの変更に伴い作り直され、椅子に座っている間島が立ち上がれるように他のメンバーが応援する内容となった。ミュージックビデオもこのエピソードをヒントに制作されている。
  • 10月15日、22日、29日放送の第10回、11回、12回は9回から全て同じ日に撮影されているため3回連続で暫定メンバーが負けた日となっている
  • 10月22日放送の第11回で、かねてよりファンの間で評価も高く人気もあった長月翠が蒲原令奈に敗れた。この回でジャッジに指名された吉田豪は蒲原を選んだが、他の3人は長月を選んでいた。吉田豪はこの回で蒲原を選んだ理由として、蒲原の佐藤優樹(モーニング娘。)のような野生児的なところに惹かれたと述べており、ハロヲタ(ハロー!プロジェクトのファン)であるぱいぱいでか美や大森靖子、嶺脇育夫は吉田のジャッジに理解を示している(もっとも、大森はそれでも長月勝利の判定を下しただろうと述べている)。一方で、批判的なツイートは坂道(乃木坂46・欅坂46)のファンとわかるものが多く、この層は番組に起こる波乱を求めていないのだろうと分析している。この判定を巡って番組の最後で吉田以外の一部の審査員の批判的なコメントが流された事で、番組の視聴者以外の間でも話題となりこの番組の知名度を上げる事になった。尚、第5回の長月と滝口の対戦時はジャッジ指名された大槻ケンヂのみが長月に入れ、他の3人が滝口を選んでおり長月は第11回とは逆のケースで勝ち残っていた。また長月が出なかった第3回でもほぼ同様のケースが見られたが、これらの回では最後に批判のコメント等はなかった。
  • 吉田豪を時々ネタとして取り上げることのある長月だが、長月自身は蒲原戦で敗れたのは自分の努力の結果であると受け止めており、吉田に対する怒りの感情はなく、むしろ一部のファンが攻撃するのを見るのは悲しかったとコメントしている。

司会

  • 伊集院光(メイン進行)

構成の鮫肌文殊によると、ファーストシーズン司会に伊集院を選んだのは秋元のアイデア。番組の性質上荒れる展開になるところをうまくケアしてくれることを期待しての起用だという。中立を保ち、情が移らないよう、メンバーとは努めて接触しないようにしていたとのこと。伊集院自身は司会を引き受けるにあたって、秋元の仕掛けを中から見てみたかったことを理由に挙げている。収録中は審査員として参加している吉田豪とともに、「秋元康は何をやるんだ?」とスパイのような目で見ていると語っている。

審査員

当シーズンに於いては、審査員は2対決ずつ担当し交代。このため、放送日程により番組中に審査員が入れ替わることがあった。

審査員が4名いながら多数決や合議制になっていなかったが、この理由について秋元は番組開始時に「審査員一同の総合点ではなく、1人が判断を下すことによって、平均的なアイドルではなく、偏ったアイドルが誕生するでしょう」とメッセージを寄せている。演出を担当する田中経一は、多数決を採用したらどうかと提案したところ、秋元から「(多数決では)指原莉乃は生まれない」と返されたという。なお、指名されなかった残りの3名の審査員の判断は放送ではテロップで表示されるが、番組収録中に審査員が表明しているわけではなく、収録終了後の審査員同士の会話や番組ホームページ用のコメント取りで初めて分かるとのこと。

多数決であれば結果が逆になったバトルはシーズン中3回あり、そのうち挑戦者が勝利したことで暫定メンバーの入れ替えが生じた2回は、審査員(8月27日(第3回)はギュウゾウ、10月22日(第11回)は吉田豪)のTwitterが炎上する騒ぎになった。 指名されなかった審査員のコメントについては公式サイトで公開されることはあっても放送されることはほとんどなかったが、吉田がジャッジを下した第11回(挑戦者の蒲原令奈が暫定メンバーの長月翠に勝利)では、番組の最後に長月を選んだマーティ・フリードマンと倉田真由美が吉田を批判するコメントが放送され火に油を注ぐ形となった。

このシステムではジャッジに対する批判が指名された審査員1人に集中することから、伊集院は、司会を引き受けた当初は「審査員のひとりぐらいがよかった」と思っていたが、すぐに「審査員じゃなくてよかった」と語っている。掟ポルシェは審査員のオファーが2度あったがいずれもキャンセルとなり、番組を見ている間に審査員が損な役回りであることに気づき、Twitterで(番組について)ボロクソに書くことでオファーが来なくなると思ったという。

また伊集院は、審査員が男性か女性かによって評価する視点が異なるのではないかという分析もしており、実際にそのような評価の分かれ方をしたバトルも存在する。

セカンドシーズン (2018年1月 - 4月1日)

2017年最後の放送回となった第20回の最後に、2018年における新たなる展開が示された。

ラストアイドルは4つのセカンドユニットと一旦同列とし、各グループ毎に別々の有名音楽プロデューサーが担当する。プロデューサーは楽曲・振付・衣装全てに責任を持ち、担当したグループの良さを引き出していく。

番組のメインとなるのは表題曲争奪バトル(後述)で、5つのユニットが総当たり形式によるパフォーマンスバトルを行い、優勝したユニットの楽曲が「ラストアイドルファミリー」2ndシングルの表題曲になる。パフォーマンスバトルの形式はファーストシーズンと同様であり、勝敗を審査員の独断に委ねるルールも踏襲される。

プロデューサーには秋元のほか、小室哲哉、つんく♂、織田哲郎、指原莉乃が加わることが発表された。組み合わせなど詳細については2018年初回(1月14日)の放送で明らかにされた。

セカンドシーズンの結果を受けて、勝者の「シュークリームロケッツ」が新たに「ラストアイドル」として表題曲を歌うことが決まった。また、ファーストシーズン以来「ラストアイドル」という名称だったユニットは「LaLuce(ラ・ルーチェ)」に改名した。

表題曲争奪バトル

「表題曲争奪バトル」は2段階の戦いで行われることが第1回で発表された。

先ず、5ユニットによる総当たり戦を行い、下位となった2ユニットがここで脱落する。そして、勝ち残った3ユニットが決勝トーナメントに進出。先に総当たり戦の2位と3位が準決勝を戦い、その勝者と総当たり戦1位が決勝戦に臨む。この勝者がラストアイドルファミリーの2ndシングルに於いて表題曲を歌うことができる。これにより、番組の演出手法もドキュメンタリー要素を加えたものになった。

なお第1回では、どのようにして勝敗を決するかについては一切説明されなかった。2回目に、ファーストシーズンのやり方を踏襲することが発表された。

2月18日放送分において、総当たり戦が終了した時点で勝ち星同数で数組が並んでしまう可能性が浮上したことから、視聴者投票を実施し、勝ち星が同一のユニットが複数出た場合、投票数で順位を決定することが発表された。

放送リスト

  • 放送回中の()内は、ファーストシーズンからの通番を表す。以降の記述も同様。
  • なお、セカンドシーズン中の記載における「ラストアイドル」は後に「LaLuce」となるユニットを指す。

ラストアイドルファミリー2ndシングル表題曲争奪バトル勝敗表

総当たり戦勝敗表
  • 視聴者投票による順位の決定は、同一勝率となったユニット同士だけが対象となる。Love CocchiとGood Tearsは1位・2位、ラストアイドルとシュークリームロケッツは3位・4位を、それぞれ決めるために投票結果が使われた。ラストアイドルは得票最少で4位となり総当たり戦敗退の結果に至った。Someday Somewhereは発表時点で既に5位敗退が決まっていたが、得票数は5ユニット中最多となった。
  • 審査員票総数・得票率は参考記録であり、ルール上勝敗とは無関係。ラストアイドルとSomeday Somewhereは審査員票総数に関しては同率2位であるものの、いずれも決勝トーナメントへの進出を逃す形となった。
  • 視聴者投票得票率および審査員票得票率は四捨五入の関係で合計が1にならない。
決勝トーナメント勝敗表
  • 準決勝ではジャッジを務めた柏原によるシュークリームロケッツ勝利は少数意見であったが、決勝ではジャッジを務めた大森はじめ審査員4人全員がシュークリームロケッツ勝利で意見が一致した。

記録

司会

  • ユースケ・サンタマリア(メイン進行)
  • 横山由依(アシスタント、AKB48グループ総監督〈当時〉)

セカンドシーズンの司会およびアシスタントのユースケと横山は、番組構成の都合により2回目からの参加となった。

審査員

当シーズンの審査方法については当初明らかにされていなかったものの、2回目放送の番組表予告において、ファーストシーズンでも審査員を務めていた4人の名前が明記された。審査方法もファーストシーズンから踏襲する旨明らかにされた。これについてMCのユースケは「(そのルールは)番組の肝なので変えられない」と初登場時に発言した。

収録の関係もあり、審査員の交代サイクルがファーストシーズンと異なっている。総当たり戦の第1〜6試合は3試合ごとに交代、第7〜最終(第10)試合までは同じユニットのパフォーマンスを連続して見ないような形がとられ、1試合ごとの入れ替えにより2試合担当する形となった。決勝トーナメントは被指名者は異なるものの同一の審査員が2戦とも担当した。

大槻はラストアイドル公式サイトの第26回、第29回分のコメントでパフォーマンスが初見かどうかによる印象の違いを指摘している。事前に放送でパフォーマンスを見ている可能性はあるが、参考までに総当たり戦においてスタジオでは初見となる審査員が全戦指名されたのは、Someday SomewhereとLove Cocchiの2組であった。Love Cocchiは次の準決勝に進出し敗退するが、その試合もスタジオでは初見となる審査員が指名されている。

総当たり戦中4戦と準決勝1戦の計5戦で、審査員の票が3対1に分かれたが、全て少数派が勝利している。

サードシーズン (2018年4月15日 - 9月30日)

セカンドシーズン期間中の2018年2月25日の放送最後で第2期生を募集することが発表された。これによりサードシーズンが開始されることになった。公式サイトでは、ファーストシーズンの方式を踏襲する一方、事務所所属者でもOKとしていた「第1期生」と異なり、他のアイドルグループのオーディションと同様、“アマチュア”(事務所に所属していない人物)に応募資格を絞り込んだことが明らかにされている。また3月11日の放送で、「新生ラストアイドル」のメンバーは12名となることが、セカンドシーズンの最終回で放送開始日が明らかにされた。なお、このサードシーズンから、朝日放送テレビでは当日時差(30分遅れ)ではない、後日の遅れネットに移行した。9月30日放送分が最終戦となり、正式メンバーが確定した。

ラストアイドル2期生が歌う曲は『愛しか武器がない』(作詞:秋元康、作曲:バグベア、編曲:若田部誠、振付:CRE8BOY)。

放送リスト

記録

暫定メンバーの変遷

氏名は開始時メンバー。氏名は決定メンバー。氏名横の◆はバトル未経験者。

司会

  • カンニング竹山(メイン進行)

審査員

審査方法はセカンドシーズンまでを踏襲している。2人組の音楽ユニットであるバグベアが審査に加わった際、審査員席が5席となった。バグベアが指名される際は2人のうち一方のみとなるが、指名されなかった際に公表されるジャッジは2人がまとめられるなど、変則的な扱いとなっていた。また、このシーズンでは強化合宿が行われ、ここでも入れ替えバトルが実施された。合宿での入れ替えバトルは野外で観客非公開で行われ、審査員は通常より1人少ない3人となっていた。

ラストアイドル in AbemaTV (2018年6月3日 - 8月26日)

サードシーズン期間中の2018年5月13日の放送最後でラストアイドル1期生の新プロジェクトとして、「プロデューサーバトル第2弾」と称し、セカンドシーズン同様、5つのユニットを異なるプロデューサーが担当した上での表題曲バトルを行うことが発表された。結果として、勝利ユニット歌唱曲は4thシングル表題曲、敗退ユニット歌唱曲はカップリング曲となった。

番組タイトルの通り、本シーズンはAbemaTV GOLDchで配信された。モバイルサイトではこのシーズンを「SEASON Abema」とも表記している。

配信開始に先立ち、2018年5月27日(日)19時 - 20時にAbemaTV GOLDchで「ラストアイドル in AbemaTV #0 〜新章スタート直前!総復習SP〜」と題してセカンドシーズンを中心としたダイジェスト版が配信された。また、配信終了後、地上波の2018年10月7日放送分で「プロデューサーバトル第2弾」総集編が放送された。

6月3日第1回から7月8日第6回 (第5戦)まではテレビ朝日本社1階アトリウム内特設ステージからの配信、第7回 (第6戦)配信 以降はテレビ朝日アーク放送センターにステージを移設して配信を行った。

なお、プロデューサバトル第2弾と並行し、SNSバトルとして、5つのユニットが「TikTok」を使っての拡散対決を行うことが2018年7月15日配信で発表された。2018年8月26日配信で結果が発表され、勝利したLove Cocchiには5thシングルの共通カップリング曲を歌う権利が与えられた。

プロデューサーバトル第2弾 対戦方式と審査

セカンドシーズン同様、5ユニットの総当たり戦と上位3ユニットによるステップラダー式の決勝トーナメントを行う。プロデューサーは、織田哲郎と小室哲哉に代わり、新たに後藤次利と近田春夫が加わった。なお、勝敗は審査員の判断だけでなく、視聴者投票数も加味する。テレビ放映版、特に、プロデューサー対決を行ったセカンドシーズンとは以下の点で異なる。

  • 対戦するユニットは、前回配信時に予告されるが、対戦の先攻後攻は、番組開始時にジャンケンで決定される。
  • 勝者は、審査員2名が持つ一票ずつと視聴者投票(AbemaTV GOLDch 視聴者のみ)の投票結果による一票による、計3票の多数決で決まる。
  • 第11回(8月12日配信)の冒頭で総当たり戦の結果勝ち数が同じとなったユニットが複数存在した場合、直接対決時の勝ち負けで優劣をつけることが公表された。しかしながら、同回の対戦の結果、同率2位(2勝2敗)が3ユニット並び、かつ直接対決の勝敗が三すくみとなったため、翌週の第12回(8月19日配信)で行われた準決勝は3ユニットの対決で行われることになった。

配信リスト

  • 正式には表題番組には含まれないが、先行配信された「ラストアイドル in AbemaTV #0 〜新章スタート直前!総復習SP〜」も、この項に記す。

プロデューサーバトル第2弾 勝敗表

総当たり戦勝敗表
決勝トーナメント勝敗表

記録

司会

  • カンニング竹山(メイン進行)
  • 三谷紬(アシスタント、テレビ朝日アナウンサー)

審査員

3ユニット戦になった準決勝を除き、審査方法はテレビ放送版とは異なり多数決制を取っている。生配信中の視聴者投票で多数を得たユニットが1票を獲得。さらに審査員2名が各1票ずつを投じる。これら3票のうち、より多くの票を得たユニットが勝者となる。なお、当番組はAbema GOLD chと臨時GOLD chで同時配信されているが、投票できるチャンネルは前者のみとなる。

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フォースシーズン 〜ラスアイ、よろしく!〜 (2018年10月14日 - 2019年9月29日)

サードシーズン最終回の2018年9月30日の放送最後でフォースシーズン放映が発表された。2018年10月7日の放送最後でフォースシーズンはバラエティ番組『ラスアイ、よろしく!〜ラストアイドル 4th season(フォースシーズン)』として放映されることが発表された。

番組では1期生22名、2期生正式メンバー12名に加え、2期生バトル敗退者から諸事情で参加しなかった2名を除いた18名が2期生のアンダーメンバーとして加わり、総勢52名体制で様々なことに挑む。従前のバトル型式とは全く異なり、全メンバー参加型のバラエティー番組型式に改変された。
2019年1月13日放送回からは、日本体育大学名誉教授の清原伸彦を迎え、「歩く芸術」と言われる団体行動パフォーマンス特訓の模様が放映された。なお、団体行動の演技は、3月23・24日に、神奈川県・川崎市とどろきアリーナで開催された、B.LEAGUEの「川崎ブレイブサンダース対レバンガ北海道」戦のハーフタイムショーで披露された。6月放送分からは、大阪府立登美丘高校ダンス部のコーチであるakaneを迎え、新曲のために、メンバーが3ヶ月間で高難度のダンスをマスターするまでが放送された。

司会

  • おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)(メイン進行)

ゲストMC

  • 大西洋平、林美桜(テレビ朝日アナウンサー)
  • カンニング竹山

ラスアイ、よろしく!の司会のおぎやはぎが2019年1月の「歩く芸術」企画開始以後に登場したのは1回だけであり、実質2人が担当したのは2018年放送分までであった。その後は基本的に司会が置かれず、企画によってはテレビ朝日アナウンサーの大西、林や、サードシーズン・in AbemaTVを担当したカンニング竹山がゲストMCとして参加している。

放送リスト

  • 便宜上、2018年10月7日放送分も、この項に記す。

ラストアイドル 〜ラスアイ、よろしく!〜 (2019年10月3日 - 2022年3月26日)

2019年秋改編でテレビ朝日での放送時間が水曜深夜の「ネオバラ3」枠内に移動。このシーズンからローカルセールス枠に移動となり、系列局は遅れネットもしくは番組終了となった。なお、AbemaTV、テレ朝動画、TELASA、TVerで無料配信を行うため、インターネット環境があれば引き続き全国で視聴することが可能である。AbemaTV版は「アベマオリジナル」と題し、地上波未公開映像が追加されている。2020年10月より、毎週土曜1時20分 - 1時50分(金曜深夜)に枠移動するが、月1回『朝まで生テレビ!』(全国ネット)の放送時には休止が発生するようになった。

水曜深夜枠に移動後、2019年は主にラストアイドルがコスプレに挑戦する「ラスアイドール」、2020年は8thシングル「愛を知る」の選抜オーディションバトル、コロナ影響下を反映したメンバー自宅からのリモート企画、アクション監督の田渕景也を迎えた『ラストアイドル「殺陣プロジェクト」』等が放送された。2021年はボリウッドダンサーの関本恵子を迎えてボリウッドダンスに挑戦した10thシングル関連企画、クイズに正解したメンバーだけが絶品料理を口にすることができる「二択の食卓」、11thシングル関連企画等が放送された。

2022年5月31日をもってラストアイドルがグループ自体の活動を終了するのに伴い、2022年3月26日の放送をもって番組終了。

司会

  • 霜降り明星(せいや、粗品)(メイン進行)

放送リスト

ラスアイドール

メンバーがテーマに沿ったなりきりでお題に挑戦し、MCの霜降り明星・せいやが暫定1位、最下位のメンバーを決めた。また視聴者投票も行い、1位のメンバーが翌週の放送で発表された。

視聴者投票が1位だったメンバーを太字表記とする。

なりきり女王ランキング

ネット局と放送時間

土曜深夜時代

深夜時代(ローカル枠)

※2021年4月現在

過去のネット局

  • 長野朝日放送 (abn)(2019年10月17日 - 2020年9月13日)
  • 秋田朝日放送 (AAB)(2019年10月24日 - 2021年4月1日)

スタッフ

  • 企画・原案:秋元康
  • ナレーション:久保田直子(テレビ朝日アナウンサー)
  • 構成:鮫肌文殊
  • TM:大槻和也(テレビ朝日)
  • CAM:吉武佑祐、青山和広、首藤祥太、掛橋翔太
  • 音声:大日方万梨亜(テレビ朝日)
  • VE:齋藤弘幸(一時離脱→復帰)、瀬尾将太
  • 美術デザイン:森永牧子(テレビ朝日)
  • 美術進行:野口香織
  • メイク:川口カツラ店
  • 編集:田村友里絵、本田純一、高城明宏
  • MA:市川健治、須佐文、大形省一、千田庸子
  • 音効:大久保吉久、古川恵未(2人→ヴェントゥオノ)
  • 宣伝:尾木実愛(テレビ朝日)
  • 編成:新谷拓也(テレビ朝日、一時離脱→復帰)
  • 美術協力:テレビ朝日クリエイト
  • 技術協力:テイクシステムズ、テレテック、TSP、PlPEDOG【毎週】、池田屋(池田屋→一時離脱→復帰)【不定期】
  • アシスタントディレクター:天利彰伸、林田彩
  • ディレクター:川口達也、板倉雄一、福井玄樹、小野恵太、岡部永寛(岡部→一時離脱→復帰)
  • アシスタントプロデューサー:小倉彩子、横田侑子、川本佳乃
  • 演出:田中経一(ホームラン製作所)
  • プロデューサー:髙橋正輝、植岡耕一(植岡→一時離脱→復帰)、水出和樹(水出→以前は編成)(3人→テレビ朝日)、木島森、佐藤祐亮(2人→電通)、小泉美華(ドラゴンエンタテインメント)
  • 協力:Y&N BROTHERS
  • 制作協力:ドラゴンエンタテインメント
  • 制作:テレビ朝日
  • 制作著作:ラストアイドル製作委員会

過去のスタッフ

  • ナレーション:小林清志、山口恵、落合福嗣(落合→フォースシーズン)、小松靖(テレビ朝日アナウンサー)
  • 構成:樅野太紀、水野守啓
  • TM:福元昭彦(テレビ朝日)
  • TD:宮内大翼(テレビ朝日)、桝田茂雄(桝田→以前はTC)
  • CAM:雨森貴之、高橋広、宮本邦慶、樗木真弥、石黒康一
  • 照明:粟屋俊一、高須ちあき、小倉康弘、森口花菜
  • VE:柳内満、柳澤満、木村朋宏
  • 音声:加藤翠、藤本樹恒、江尻和茂、五十嵐暢之
  • PA:宇都宮晋也
  • 美術:井磧伸介(テレビ朝日)
  • 美術デザイン:近藤千春(テレビ朝日)
  • 美術進行:吉居真夏
  • 大道具:畠山豊、津賀裕太、久保里志
  • 電飾:岡村明子、仁平光一
  • モニター:鈴木準司
  • 特効:釜田智志
  • メイク:川口カツラ店、中田有美、大森梨恵
  • CG:南治樹
  • 衣装:オサレカンパニー、片瀬美穂
  • 振付・ダンス指導:CRE8BOY
  • 編集:中西雅照、加藤正朗、阿部芳三、駒井健一郎
  • MA:降籏直人、飯塚雄一、中尾和博、妻藤卓也
  • TK:池田真梨絵
  • リサーチ:田原拓郎、北方克幸
  • 編成:池田邦晃、西岡佐知子、小古山拓矢、山下浩司(山下→以前はプロデューサー担当)、馬渕真太郎(テレビ朝日)
  • 編成戦略:中世古裕美(テレビ朝日)
  • 宣伝:西尾浩太郎(テレビ朝日)
  • カラオケ音源協力:第一興商
  • 美術協力:/tv asahi create
  • 技術協力:イカロス、共立、UlC、東京オフラインセンター、麻布プラザ
  • アシスタントディレクター:冨居亮平、牛之濱誠康、小宮山諒、瀧本蓮、横山雅俊、山下岳典、成田創
  • ディレクター:渡辺剛、三谷三四郎、井上融、益田洋平、菅原朋子、山中豪、伊藤竜太、藤代賢二、今井勘太、渡辺恭三、田島大輔、河野奈津子、余語風香、渡邊麻子、須田基之、浅田大祐、べんべん、浅香拓哉(浅香→以前はアシスタントディレクター)
  • アシスタントプロデューサー:髙越裕之、林茉結子、大野敦子、藤井まり恵
  • プロデューサー:甲斐康道、林雄一郎、荒井祥之、松井正樹(テレビ朝日)、大本慎太郎、森雅史、市岡まさひこ(トップシーン)、井上裕次、渡辺紘子、津田裕子(テレバイダー・エンタテインメント)、永谷真実(美)、村岡真也(電通)、纐纈勇人(ドラゴンエンタテイメント)
  • 制作協力:トップシーン、エヌエックス、テレバイダー・エンタテインメント

脚注

注釈

出典

関連項目

  • ラストアイドル
  • 無料屋

外部リンク

  • ラストアイドル(テレビ番組)公式サイト - ウェイバックマシン(2017年7月24日アーカイブ分)
  • ラストアイドル ファミリー Mobile - ウェイバックマシン(2013年11月26日アーカイブ分)
  • ラストアイドル - UNIVERSAL MUSIC
  • テレビ朝日「ラストアイドル」 × SHOWROOM
  • ラストアイドル - ABEMAビデオ
  • 【ラストアイドルのホンキ。】 - YouTubeプレイリスト
  • ラストアイドル - Spotify
  • ラストアイドル - Apple Music
  • ラストアイドル - LINE MUSIC

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Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ラストアイドル (番組) by Wikipedia (Historical)



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