GLP投資法人(ジーエルピーとうしほうじん)は、東京都港区に本部を置く投資法人。東証上場(J-REIT)の物流特化型リート。総資産7,000億円を超える国内最大級のJ-REITで、2021年7月21日時点で、時価総額は8,600億円を超える。
物流施設の開発・運営等の国際的大手であるGLPの日本法人である日本GLP株式会社をスポンサーとする物流施設特化型J-REIT。資産運用会社は日本GLP子会社の「GLPジャパン・アドバイザーズ株式会社」である。
GLPが開発した「GLP」ブランドの先進的物流施設に重点投資している。
2005年上場の日本ロジスティクスファンド投資法人に続き、2012年に日本で2番目に物流リートとして上場した。その後、日本プロロジスリート投資法人など物流リートの上場が相次ぐことになる。
日本プロロジスリート投資法人と並び、物流リートとして最大級の資産規模・時価総額を誇る。2018年9月3日時点の資産規模は6,000億円と、物流施設特化型の中では最大規模となった(2021年6月30日時点で7,387億円)。
JCRから「AA」という高格付を取得しており、日本銀行が投資口5%以上を保有している銘柄の一つでもある。旗艦物件は「GLP東京Ⅱ」。
2021年6月30日時点で、物件数82物件、取得価格合計7,387億円である。
地域別で見ると関東圏が約57%、関西圏約27%、残りその他地域という構成である。
投資比率上位5物件(取得価格ベース)
■目標ポートフォリオ
投資対象用途:物流施設特化型、目標用途比率:物流施設100%、投資対象地域:全国主要都市
目標地域比率: ▼関東圏 50-70% ▼関西圏 20-40% ▼その他 5-20%
物流施設の中でも希少性が高く、今後の需要の拡大が期待される、大規模(延床面積10,000㎡以上)かつ機能的な設計を備えた「先進的物流施設」と位置付け、「延床面積の過半につき、天井高5.5m以上かつ床荷重1.5t/㎡以上」の物流施設に重点的に投資を行う方針。
その他、十分な柱間隔と天井高の倉庫内部、余裕を持った車路、各階アクセス可能なランプウェイ、垂直搬送機、人と荷物の安全性を確保する免震ピット、防災センター、環境に配慮したソーラーパネル、カフェテリア、売店などにも着目している。
ポートフォリオのテナント上位(2021年6月30日現在)
不動産セクターの会社・ファンド単位のESG測定ツールの「GRESBリアルエステート評価」において、2020年も最高の「5 Star」を取得。上場物流不動産セクターの順位では、世界22社中4位。
環境認証不動産の認証制度である「CASBEE」「BELS」などを始め、2024年までに環境認証の取得割合を80%以上とすることを目指している。
2020年9月にJ-REIT初となるサステナビリティボンドを発行。2021年3月にも3度目のサステナビリティボンドを発行している。
2014年に設立した「サステナビリティタスクフォース」を2021年4月に「ESG委員会」として新たに組織化。
決算は年2回で、2月/8月。
GLP投資法人の分配金の推移
GLP投資法人のポートフォリオ一覧(2021年7月15日現在)
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